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カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

カエルの目は千里眼! でも、、、

2006-11-13 18:53:07 | カエルいろは川柳
ー  ロンパリの   所為? 目が合った   試し無し  ー


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私庭の「カエル笑む庭」で、生まれて初めて撮った2枚目のカエル写真です。 この時点から私がカエルにノメリ込んだ、という記念すべき写真です。その時の1枚目は、いま私のパーソナル画像になっています。

ヒキガエルは餌に焦点を合わせても、人間の目線に焦点を合わせることが無いみたいです。目と目が合った経験がありません。「こっちの方を見ているな」と感じるだけです。カエルには首が無いので、目玉を動かすだけだからでしょうか?

ヒキガエルの目が千里眼なら、耳は地獄耳みたいです。「茶色ゴミ虫ダマシ」の幼虫を地面に放り投げると、着地時の人間には聞こえない音を捉え、素早くその方角に体の向きを変えるという動作を、幾度なく目撃しています。

鼻は、幾kmも離れた先を嗅ぎ分ける嗅覚力と記憶力を備えていて、生まれた池に正確に戻るという高性能を備え、イボだらけの皮膚は水の在り処や湿気を察知する(らしい)、という優秀なセンサーを持っているようです。

優れた視覚・聴覚・嗅覚・触覚を持っていたので、今まで生き延びて来られたのでしょう。でも空を飛べない、木に登れない多くの種類のカエル達が、利潤追求型人間共の犠牲になりつつあります。絶滅寸前の種類もいるのです。

蛇に睨まれたら動けなくなる、人間に捕らえられても暫くのあいだ大人しくしている、という外敵に対して無防備なアズマヒキガエルは天才的な五感を持って生まれています。都会の中で細々と暮らしている野生生物を、皆で保護しましょう!



カエル観察から学ぶ自然

2006-11-08 22:09:13 | カエルいろは川柳
カエルいろは川柳 (2)

  一年は  土壌の虫たべ  成長す


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今年の5月半ば、私の「カエル笑む庭」の地面に埋めた睡蓮鉢から、変態
上陸しかかっているカエル達です。ピョンピョンと元気よく跳んで庭の何処
かへ行ってしまいました。その後はどうなったのでしょうか?

幾日かしたら、土の中の土壌生物を食べ始めると言われています。
もっと、カエルのことが知りたくなって、土壌生物について調べました。

「生きた土壌では、ミミズ、線虫、ダニなどの動物、変形菌などの原生生物、
カビ、放線菌、バクテリアなど様々な土壌生物が関連し合い、土壌中に複雑な
生態系を作り上げている。多様な土壌バクテリアや虫が腐植をゆっくりと分解
し、植物の生長に必要な栄養素(アミノ酸、拡散、ビタミン、ホルモン)を作り
出している。腐植は動物や植物の遺骸の分解しかかった有機物。例えば落ち
葉や麦わら、牛や鶏の糞などを混ぜて発酵させて作る堆肥は土に腐植を補給
する役割を持つ。腐植の分解過程でできる土壌は、団粒構造を持ったふかふか
の土で、保水性と同時に排水性があり通気性もよく、多様なバクテリアや虫が
活動しやすい環境をつくり出している」 (参考文献より抜粋)

カエルは枯木が腐植して出来た地中の穴とか.落ち葉に覆われた柔らかい
土壌に隠れて冬眠します。上陸したての子ガエル(幼体)も、豊かな土壌を
好むに相違ありません。カエルの為にすることは。人間の為、自然の為、
そして地球の為になるのです。

カエル達が安全に生きられる環境づくりを目指して、私なりに懸命に努力
しています。 カエルを好きな方々、是非ご協力を御願い申し上げます。