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カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>とても不思議な体験</big>

2009-11-17 14:20:56 | 幻影
☆生前お会いしたことが無い方の、魂にお遇いしました

Imgp1374Imgp1362Imgp13631911年7月横浜生まれで2009年8月に他界された熊田千佳慕画伯を偲ぶ会に参加しました。11月4日のことでした。

お生まれも、お育ちも、亡くなられたのも、偲ぶ会も、ヨコハマでした。

会場に飾られた24歳の時の御写真に魅了されました。

古い御写真を正面から、斜めから写しました。やや面長の御顔も素敵です。

媚びず、奢らず、爽やかで自然な、ほほえみ!

誠実で清らかな御人柄が伺えます。心友だった土門拳さんが撮影された写真です。

千佳慕先生は美しい細密画を、ひたすら90年以上も描き続けられたのです。


Imgp1373Imgp1359_2Imgp1376カマキリを、見て、見極めていらっしゃる目の眼光は鋭いけれど、お優しいこと!

愛情に溢れています。

偲ぶ会の会場には色とりどりの花に埋まった先生の遺影が飾られてありました。



窓がない大広間の天井から六基の立派なシャンデリア、遺影の上にも小振りの二基、そして壁にも。

白熱灯の灯りに彩られた豪華なシャンデリアは、目を楽しませ、心を和ませるものがあります。

暖かい光をキラキラと反射するクリスタルガラスの花細工を見上げ眺めながら、私は半ば夢心地の境地に浸っていました。

幾重にも反射される暖かそうな光は、花細工のまわりを浮遊して、まるで愉しく踊っているかのように見えました。

シャンデリアの光の乱舞に私の目は釘づけになり、人々のざわめきも周りの景色も消え失せて、しばらく我を忘れていました。

そのとき「ハッ」、と気がつきました。千佳慕先生の魂が嬉しそうに、光の中を飛翔遊泳していらしたのです。

何秒間だったか? 何分間だったか?

予想も期待もしていなかった出来ごと! 

会場で幻を見たのは、恐らく私だけだったでしょう。(だって私は、普通では目に見えないものを見ようとしている、ヘンチクリン人間ですから)

生前お目もじ叶わなかった先生の魂に、お遇い出来るなんて!

魂って、ある種のエネルギーみたいでした。

実体は掴めないけれど、心を暖め胸を熱くする好ましい陽性の活力です。 

とても不思議な体験に、怖さが少し交じった嬉しさイッパイで、私は会場を後にしました。


     *      *      *      *       *       *


私が見た幻は、アンデルセンの『マッチ売りの少女』が最後に擦ったマッチの束の灯りで見た幻想現象に似ています。

私は今も生きていますが、天上(天井でした)から大きな贈り物を頂いたのです。

『先生にお会いして、握手をしたかった』と強く強く願っていたことが、異なるかたちで実現しました。

熊田千佳慕さんを偲ぶ会を企画して実行に移されたstaffの方々に、厚く御礼を申し上げます。