Sempre Attacco

JBCF JapanProTour 現:eNShare Racing Teamアテンダントのちゃりんこ日記

石川、チーム運営

2014年07月03日 | チーム運営
今回は前回に引き続き若手に宿を取らせた。(全て訓練の一環として。)
結果としては、既に他チームに先行されてしまい。予定の宿の予約は取れず、少々高い宿になった。
お金が無いと言っている若手にとっては自業自得である。
弊チームは連盟締切1週間前に締切&調整としているが、宿の調整はその後で小生が発信して手配していた。
なかなか自発的なチーム運営を引き受けてくれるメンバーが居ない事もある。ここは監督代表として反省すべき点である。
何故なら小生の事故や転勤で直接的に運営に関われなくなった場合のリスクヘッジを考えている人間はミノルさんとチョーサクさん、その他一部の選手しかいない。
ワカオ君も考えてくれてはいるが、私生活の方でそれどころではないはず。
若手選手達は殆んどがおんぶに抱っこである。

こういうチームなので、レースレポートの指名も反故にされる(指名選手より提出された示しが一切無い!)し、
レース開催要項を読まずにトンチンカンな質問をしてくる選手も多く、自分で考えて練習し目的意識を持って活動している選手が居るのか?という疑問も湧く。
きちんと考えて練習し行動している選手は殆どがJPT選手として結果を残している。
先ずはシーズン全体を見た練習計画。レース開催カレンダーによる特定レースのピックアップ。それに対応したテーパリング。レース毎の綿密なレース計画も必要だ。
要は自分自身のマネジメントに取り組んでいるか否か。
遠征車内でレース計画を良く若手に問うが、その場でハッキリした意見を述べる選手は正直居ない。
これがここ2-3年のチーム若手の入賞が少なく、低迷している原因の一つだろう。

下位カテゴリーの選手も実生活と連動するように目的意識を持って活動すれば、実業も学業も選手活動もきっと上手く行く筈だ。
チーム契約関係なんていうものは、弊チームには存在しないと言って良いに等しい。チーム運営での約束事はあるが、所詮自己責任だ。
よって、こういうチームなので、スポンサー獲得も躊躇する。
若手はスポンサーは「やって貰える物」と大きな勘違いをしている。
じゃあ、例えばスポンサー獲得するとしよう。その対応は誰がやるの?監督が全部おんぶに抱っこ?
対応すべきなのは選手自身なのだ。ここが全てに於いて甘い部分。
小生が自転車メーカーのスポンサー自身とする。要求事項は多岐に及ぶ。
先ずは成績。成績を残せない選手が殆どなのに。
チーム、選手のレース毎のレポート。選手が疲れていようが、私生活が忙しいだろうが、スポンサーにとっては関係ない。
レース会場での製品PRの手応え。練習時の製品レポート。新規開発要望。数え上げたらキリが無い。

また、チームとしてはスポンサーだけに尻尾を振って対応しても駄目だ。
チームとしての地域社会への貢献活動の方が遥かに重要だ。
自己の勝手だけでレース活動を行っているチームは、そのうち社会から阻害される。
この部分は地域社会が監視している。
よって、弊チームもダテバイク1周年記念イベント、仙台ハイランドのダテフェス、TDさくらんぼ伴走、キッズバイクスクールの活動を手伝った。
結局のところ、社会の一員として、地域に根ざしたチーム活動を行わないと活動自体が継続しない。

こういう全体像を描いている自転車乗りが、どれだけ居るだろうか?


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