高倉健さんを偲んでVol.9

・駅「STATION」 (1981年公開)
・遙かなる山の呼び声 (1980年公開)


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■ 駅「STATION」。 1981年公開。

駅「STATION」

【ストーリー】[日本映画専門チャンネル他より]
「北の国から」の脚本家・倉本聰が高倉健のために書き下ろしたというオリジナルシナリオをもとに映画化。
北海道警察の刑事で、オリンピックの射撃選手に選ばれるほど射撃に関して優秀な刑事・三上英次(高倉)。
刑事としてのプライドと責任感を持ちながら孤独に生きる一人の刑事の10年余にわたる軌跡を、三人の女たち(いしだ、倍賞、烏丸せつこ)の出会いと別れを通して描く。

駅「STATION」

高倉健の魅力が満載された作品。


■ 遙かなる山の呼び声。 1980年公開。


遙かなる山の呼び声

【ストーリー】[日本映画専門チャンネル他より]
北海道東部に広がる根釧原野のまっただなかにある酪農の町、中標津。
風見民子(倍賞千恵子)は、一人息子の武志(吉岡)を育てながら亡夫の残した土地で牛飼いをしている。  
春…激しい雨が降る夜、一夜の宿を求めて一人の男が民子の家を訪ねてきた。民子は男を納屋に泊めた。その夜、牛のお産があった。 
男はそれを手助けし、翌朝、去って行った。 
夏…隣家の娘ひとみが手伝いはしてくれるが、牛飼いの仕事と家事と、民子には忙しい日々が続いた。
そんなある日、男が再び訪ねてきた。「働かせてくれ」という男。突然の思いがけない男の言葉に民子はためらったが、人手不足もあって雇うことにした。
田島耕作(高倉健)と名乗る男は、納屋に寝泊まりして働き続けた。 過去はいっさい語ろうとせず、無駄なことも言わない耕作に民子は無気味なものを感じるが…。

物置で生活しながら、男はよく働き、奥さんを助けた。小学生の子どもも男になついた。祭りの時、村で馬のレースがあり、牧場の馬をあやつって、男は優勝した。
警察の手が迫ってきた。男は、田島耕作という二年前の函館の殺人事件の容疑者だった。妻がサラ金から金をかりて、追い立てられて自殺し、その葬式の時、そのサラ金業者がきて「自殺で保険がおりない」どの暴言を言ったので、男が殴ったら死んでしまったのだ。
祭りの日、男の服を買って、もう物置ではなく、家族の一員として二階で寝てほしいと言った時、警察に気付いた男は、出てゆくことを伝える。しかし、牛が病気になったりして、その世話をしていたら、ついに警察につかまった。

そして冬が訪れ、網走に向う列車の中に四年の刑を言い渡された耕作の姿があった。
美幌の駅で耕作は虻田(ハナ肇)と民子の姿を見る。民子が町に出て、耕作の出所を待つため武志と新しい生活を始めたことを告げる虻田。

遙かなる山の呼び声

夕陽に染まる雪原に、耕作を乗せた列車の姿が次第に小さくなっていった。


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高倉健さんを偲んでVol.8


・南極物語 (1983年公開)
・海峡 (1982年公開)


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■ 南極物語。 1983年公開。

南極物語

【ストーリー】[日本映画専門チャンネル他より]
昭和33年2月、例年にない悪天候という事態に南極観測第一次越冬隊はやむなく15匹のカラフト犬を南極の地に置き去りにした。
そのうちの2匹の兄弟犬、タロとジロの生存が約1年後の昭和34年1月、第三次越冬隊によって生きて発見された。
この"奇跡の生存"は世界中を感動の渦に巻き込んだ。
南極の雄大な風景を背景に、食料もない厳寒の地でひと冬を乗り切った2匹の犬の過酷なサバイバル生活と、置き去りにせざるを得なかった越冬隊員たちの苦悩のドラマを交錯させながら感動的に描いた超ヒット作。


■ 海峡。 1982年公開。

海峡

【ストーリー】[日本映画専門チャンネル他より]
「八甲田山」「動乱」に続く森谷司郎作品 高倉健主演作。
日本の四季を織り交ぜて描いた壮大な人間ドラマ。
東宝創立50周年記念映画  青函トンネル開通工事という巨大プロジェクトに関わった人々の生き様を描く群像巨編。
青函トンネル作りに執念を燃やす国鉄の技術調査員・阿久津剛(高倉)、昭和29年青函連絡洞爺丸が台風のため遭難し母と死に別れた成瀬仙太(三浦)、そして、関門、深沢、倶利伽羅と日本中のトンネルを掘り続けて来た明治生まれの岸田源助(森繁)。
世代の違う三人の男たちが、津軽から北海道へ、津軽海峡の底に"道"を築き出して行く。


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鎮魂と我が命守るために

4年前の3月11日、東北を中心とする東日本は激しく揺れ、広く太平洋岸を襲った大津波は多くの人をのんだ。東日本大震災による死者・行方不明者は1万8千人を超える。肉親や友人、知人を亡くしたその何倍もの人々が、今も悲しみ、苦しんでいる。

改めてこの日を鎮魂の日と心に刻み、犠牲者の冥福を祈りたい。歳月が気持ちを癒やすとはかぎらない。より孤独感、孤立感を強めている被災者もいる。被災地は忘れられている。そう思えてならないのだと多くの被災者が話す。

彼らのためにも、自分のためにも、あの日を忘れてはならない。「3・11」は、記憶を喚起するための日でもある。

復興の歩みは遅いと実感せざるを得ない。

人口流出による減少に歯止めがきかない。

福島第一原子力発電所の復旧作業ては、まだまだ問題が山積されている。

行政主導の復興事業と住民のニーズの乖離が解消されない。

東海、東南海、南海地震の予測もあるなか、地震国日本の沿岸部全域に住む人が自らの命を守るため、心に刻むべき記憶である。それを被災地が発信している。

地震が来たら各自で逃げろという「津波てんでんこ」の教えが徹底された釜石では、震災時に小中学校に登校していた約3千人の児童生徒全員が生存した。「釜石の奇跡」として広く国内外に報じられ、語り継ぐべき事実である。

揺れたら高台に逃げる。

本来、被災者はつらい記憶を忘れようにも忘れられない。震災時のできごとや被災地への思いを忘れぬよう努力するのは、被災を免れた人々の側であろう。

今もなお、約22万9千人が避難生活を送っている。約8万人が暮らす仮設住宅の東北の冬は寒い。災害公営住宅への入居や自宅再建も順調に進んでいるとはいえない。原発事故の影響を受けた福島県では復興の緒にすらつけない地域がある。被災地で震災は、今も進行形の惨事である。

復興や防災に政府や自治体が全力を挙げるのは当然のこと、国民一人一人が何をできるか、常に考える必要がある。震災の記憶を風化させるわけにはいかない。
【主張:産経ニュース等】


再び、このCMが放映されているのを観て、涙しそうになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=uurPy8Vuk1s

第8話 トヨタ ReBORN CM 木村拓哉 北野武 「石巻」篇

海の「バカヤロー!」。


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高倉健さんを偲んでVol.7

・海へ 〜See you〜 (1988年公開)
・むかし男ありけり <ドキュメンタリー> (1984年放映)

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■ 海へ 〜See you〜。 1989年公開。

海へ 〜See you〜

【ストーリー】[日本映画専門チャンネル他より]
パリ・ダカール・ラリーを控えて、チーム・DANKAIはスポンサーから人気スター・吉井竜一をメンバーに加えるよう指示された。
リーダーの水木はそのためにはラリー車パジェロにサポート車・カミオン併走させることが絶対条件と考えた。
1月1日、ラリー車はパリをスタート。
DANKAIには吉井の他に高度な技術を持つ本間英次が参加し、サポートすることになった彼は今はラリーには出ず、砂漠でリタイヤした車の弔い屋をしていたが、駆り出されたのだ。
ラリーには、本間の前妻ケイも今の夫で闘牛士のアントニオと共に参加した。
また本間のサポート車には、日本から吉井を追って来た人気歌手の竹井夕子も乗り込んでいた。しかし、わがままな吉井とチームの仲はうまくいかず、喧嘩が起きた。
本間が取りもって、なんとかレースは続けられた。やがて吉井とチームの息も合ってきて、完走。
だが、不幸にもケイとアントニオの車は砂漠で事故を起こした。本間は再び弔い屋となり、砂漠にマシンの残骸で十字架を立てるのだった。


■ むかし男ありけり <ドキュメンタリー>。 (1984年放映)。

むかし男ありけり

作家・檀一雄が晩年を過ごしたサンタクルスを高倉健がたずねる。サンタクルスは檀にとってどんな土地だったのか。
高倉健の目を通して、檀の作家としての苦悩、孤独、愛を描く。
◆彼は晩年の1年4カ月を、ポルトガルの海浜の町サンタクルスで過ごした。そしてこの生活を「生涯でこれほどの至福の期間はなかった」とエッセイで述懐している。


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高倉健さんを偲んでVol.6

・ブラック・レイン (1989年公開)

・ブラック・レイン[吹替え] (1989年公開)


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■ ブラック・レイン。 1989年公開。

ブラック・レイン

【ストーリー】[日本映画専門チャンネル他より]
NY市警の刑事ニックと同僚のチャーリーは、NYで逮捕したマフィアのボス佐藤を日本まで護送するが、大阪空港で警察に偽装した佐藤の手下に引き渡してしまう。
2人は強引に大阪府警の捜査に加わろうとするが、銃を取り上げられた上、府警の松本警部補を監視役に付けられてしまい…。

大阪を舞台にした活劇で、ナンバや梅田も紹介されていました。
ブラック・レイン
[梅田、阪急百貨店・阪急電鉄梅田駅]


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