片田舎にある寂れたホテル「寿」。
先代の社長が急死し、後を継いだ若社長の経営方針には多くの従業員が反発し辞めてしまった。人手不足、多くの負債。そんな経営危機のホテルに銀行の監査員が来るという。本日唯一のイベント、結婚式を盛り上げホテルの存続をアピールしようとするが……。
いつも3LDKの舞台美術は綺麗に作り込まれているが、今回は特に凝っていた。正にホテルの受付とロビーが舞台上にあり、ミレーのレプリカの隣に掛け軸がある様や木彫りの動物、壁の落ちない汚れなど、暗にここが流行ってない様子が窺える。開演まで、すげぇな~と眺めてた。
始まってしばらくはオーバーアクト気味に感じ、少し引いて観てしまったが物語の展開に従い違和感もなくなってきた。これは慣れてきたというよりはコメディーと演技の質が噛合ってきたからかな。こうなると俄然面白い。勘違いから始まるドタバタはこの劇団の得意分野なのだろう。王道だからこそ、ストーリー、キャラクター共にしっかり作られていて楽しめた。
先代の社長が急死し、後を継いだ若社長の経営方針には多くの従業員が反発し辞めてしまった。人手不足、多くの負債。そんな経営危機のホテルに銀行の監査員が来るという。本日唯一のイベント、結婚式を盛り上げホテルの存続をアピールしようとするが……。
いつも3LDKの舞台美術は綺麗に作り込まれているが、今回は特に凝っていた。正にホテルの受付とロビーが舞台上にあり、ミレーのレプリカの隣に掛け軸がある様や木彫りの動物、壁の落ちない汚れなど、暗にここが流行ってない様子が窺える。開演まで、すげぇな~と眺めてた。
始まってしばらくはオーバーアクト気味に感じ、少し引いて観てしまったが物語の展開に従い違和感もなくなってきた。これは慣れてきたというよりはコメディーと演技の質が噛合ってきたからかな。こうなると俄然面白い。勘違いから始まるドタバタはこの劇団の得意分野なのだろう。王道だからこそ、ストーリー、キャラクター共にしっかり作られていて楽しめた。