「お客さん、冷やし?」
最近、昼食は立食いそば。早い、ウマい、安い、みたいな。もはや通っている。
そこで、『かけ』の食券を買ってオヤジさんに「そばで。」と言ったところ返ってきた言葉だ。
暑いんだ。
そんな気はしてたけど。やっぱりね。冷やし勧めてくるんだもんね。バイト着は長袖だけどその下はタンクトップ着ちゃってるからね今日は。暑いんだよ。夏だ、夏!
「いや、熱いほうで。」
え?反射的に口走った。何言ってんのお前、と自分に文句。言い直すか?いや、無理。そんな素直なら友達100人できてるよ。
違う。いつものヤツが食べたいんだ。熱々の蕎麦をふーふー言いながら食べるのがいいんだ。そんな気持ちでお冷を2杯飲む。
そして出された熱々のかけ蕎麦に、いつものようにねぎと七味を加え、いつものように啜る。うん、やはり美味い。全身から噴き出す汗を感じながらつゆを飲み干す頃、隣に客が入ってきた。
「そば。冷たいので。」
今日暑いねえ。暑いっすね。そんなやり取りを尻目に「ごちそう様。」と店を出た。
最近、昼食は立食いそば。早い、ウマい、安い、みたいな。もはや通っている。
そこで、『かけ』の食券を買ってオヤジさんに「そばで。」と言ったところ返ってきた言葉だ。
暑いんだ。
そんな気はしてたけど。やっぱりね。冷やし勧めてくるんだもんね。バイト着は長袖だけどその下はタンクトップ着ちゃってるからね今日は。暑いんだよ。夏だ、夏!
「いや、熱いほうで。」
え?反射的に口走った。何言ってんのお前、と自分に文句。言い直すか?いや、無理。そんな素直なら友達100人できてるよ。
違う。いつものヤツが食べたいんだ。熱々の蕎麦をふーふー言いながら食べるのがいいんだ。そんな気持ちでお冷を2杯飲む。
そして出された熱々のかけ蕎麦に、いつものようにねぎと七味を加え、いつものように啜る。うん、やはり美味い。全身から噴き出す汗を感じながらつゆを飲み干す頃、隣に客が入ってきた。
「そば。冷たいので。」
今日暑いねえ。暑いっすね。そんなやり取りを尻目に「ごちそう様。」と店を出た。