昨日、日曜の狙いのレースの荒れ具合を探る予備作業として前日土曜のレース予想をするなどと書いてしまいましたが、そんな大それた?ことをすると「鬼が笑う」というか「馬の神様に叱られる」でしょうから、個別のレースを出走メンバーに即して予想してみます。実際、東京のメインレースは日曜よりも土曜の方が堅い気がするもので…。
土曜11Rの早春Sは芝2400のハンデ戦ですが、過去10年で1番人気の馬が3着以内に8回来ている平穏なレースです。今年の出走予定馬を見渡しても、前走中山の芝2200で2着の4歳馬サンストックトンの他は、3歳時に桜花賞・オークスに出走した経験のある5歳牝馬ククナ、オーソリティが勝った青葉賞で3着の実績もあるフィリオアレグロくらいしか勝てそうな馬が見当たらず(おそらくこの3頭が1~3番人気になるでしょう)、去年3着の6歳牝馬エドノフェリーチェや、前走1月7日に中京2200を勝ち上がったばかりの5歳チャックネイトがこれら3頭にどこまで迫れるかという構図で、現状で穴を開けそうな馬はいない気がします。これは本命党の方は厚く勝負でしょうけれど、穴党の方は、前の9・10Rに着目すべきかも知れません。
東京の10Rテレビ山梨杯もハンデ戦ですが、こちらは距離が1400です。通常のレースでも東京の芝1400は荒れることの多い距離ですから、波乱が期待できます。ここは現級2着の実績のある5歳牝馬のベッラノーヴァか、夏の札幌を連勝してきた4歳牝馬のルージュエクレールあたりが上位人気になりそうですが、当てにはなりません。51㌔のエンブレムコードのような軽ハンデ馬が穴を開ける可能性は十分あります。ここはよく検討したいところです。
個人的な興味で言うと、今年の3歳、特に牡馬勢は、よく言えば実力拮抗の世代なので、9Rの3歳1勝クラス(500万条件)の春菜賞は狙っておもしろいと思っています。人気になりそうなのは、赤松賞、菜の花賞で4・5着のメインクーン、前走中京・つわぶき賞5着のユリーシャ、ダリア賞4着・アスター賞2着のシルヴァーゴースト、未勝利戦に勝ったばかりのトレブランシュとトーセンローリエなどでしょうか。その他、秋にGⅡ京王杯2歳Sに参戦した馬が三頭います。いずれも二桁着順に終わったので、正直なところあまり評価はできませんが、同レース7番人気10着だったアンタノバラードは、前走GⅢフェアリーSで6着なので、おそらく人気を下げるこの馬だけは穴で一考の余地があると思います。
3歳が「実力拮抗世代」かどうかは、日曜中京11Rのきさらぎ賞に現れるかも知れませんので、明日は、このきさらぎ賞を検討してみます。今日もお読みいただきありがとうございました。