▲リバティアイランドと川田騎手
今日は日本馬の出走が予定される日曜の香港チャンピオンズデーからクイーンエリザベスⅡ世Cを検討してみます。ここにはゴリアットという一頭強いのがいますが、日本勢のリバティアイランド、タスティエーラ、プログノーシスの3頭で十分好勝負になると見込んでいます。
1) 勢力図
実績的には、去年の凱旋門賞場ブルーストッキングに勝ったことのあるゴリアットが上位ですが、去年秋のジャパンカップではドウデュースに0.5秒差をつけられての6着。欧州の芝でないので、抜けて強いこともないでしょう。日本馬といい勝負になると思います。日本馬では、このレース2年連続で2着のプログノーシスに、暮れの香港Cで2・3着のリバティアイランドとタスティエーラが挑みます。甲乙つけがたい3頭です。あとは、合田直弘さんも挙げている、ニュージーランドのエルヴェンセドールと3月の香港ダービーを制したキャップフェラに未知の魅力がありそうです。このあたりを押さえておけばいいのではないかと思います。
2) 血統評価
去年までロマンチックウォリアーが3連勝したレースですし、過去の血統傾向からは、まずノーザンダンサー系に目を奪われますが、プログノーシス(父ディープインパクト)も連続2着しているように、日本の芝で活躍する血統がけっこうやれるレースでもあります。むしろ着目点は、近年は母系に強く出ていますが、ミスプロ系が父・母系ともにわりと良好ということではないかと思っています。該当する馬は以下のとおりです。
〇プログノーシス :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Observatory(Distant View)
〇エンスード :父Lemon Drop Kid(Kingmambo)/母父Danehill Dancer(Danzig系)
〇モーメンツインタイム :父Lookin at Lucky(Smart Strike)/母父ロックオブジブラルタル(Danzig系)
〇ルビーロット :父Rubic(Fairy King)/母父Dubawi(Seeking the Gold系) 〇リバティアイランド :父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父All American(Red Ransom)
3) 宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムがよさげな馬の名前も挙げておきます。
・ゴリアット 6・2・0・3
・タスティエーラ 3・3・1・4
・リバティアイランド 5・3・1・2
4) 結 論
ゴリアットは△までとし、日本馬を中軸に据えたいところです。3頭ともよく言えば魅力的、悪く言えば決め手を欠くといったところですが、前走のドバイターフで8着に敗れてちょっとだけ人気を下げそうな(下げてほしい 笑)リバティアイランドが軸馬でしょうか。前走の敗因はよくわかりませんが、流れが向かなかったんでしょうかねぇ。気持ちが切れていると心配ですが、川田くんが何とか立て直してくれると期待します。相手は日本馬2頭ではタスティエーラを上にとり、プログノーシスは7歳だけにその次とします。この3頭のボックス勝負でもいいくらいですが、あとはゴリアット、エンスード、ストレートアロンくらいまででしょうか。エルヴェンセドールは合田さんが血統背景を強調しているので気になりますが、どうでしょう。
まとめると、
◎リバティアイランド 〇タスティエーラ ▲プログノーシス △エンスード……
で狙ってみようと思います。日本馬が3頭とも圏外に消えるというのは、ちょっと考えづらいところです。
他にもチャンピオンズマイルなど、レースがありますが、ここまでとしておきます。
本日もお読みいただきありがとうございました。GWも間近に迫ってきました。もう少しです。