Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

7/18(木) 土曜のレースより

2024-07-18 | 分析
 土曜に入っていた仕事が急になくなってしまったので、何か朝から競馬ができそうで、これはあちこち手を出して結局マイナスみたいなことにならないように(笑)、レースを絞りたいところですが、土曜の特別戦はどこも施行時期や条件変わりばかりで、過去データに頼れそうなレースが少ないのが難点です。福島のTUF杯とか白河特別などは長く芝1200で施行されたレースなのに、ダートになったり距離が変更になったりで、ほんと調子が狂います。今日は過去のデータを度外視して、特別戦から馬券的におもしろそうなレースをいくつかピックアップしてみようかと思います。
 
福島11R TUF杯 3勝クラス ダート1150 ハンデ
 ダートの短距離でしかもハンデ戦となれば馬券的妙味が出て来ます。福島コースですから先行有利でしょうけど、意外に差しが決まったりするので、メンバー次第で波乱含みです。実績上はサザンエルフが優位ですが、牝馬で56㌔ですので、勝つのは別馬と見るのが「正解」と思います。エティエンヌも有力な一頭ですが、勢いだったら3歳のエスカルでしょう。ハンデ54㌔は微妙ですが、馬場が湿っていれば2頭にひけはとらないと思います。あとは差し脚のいいミレヴィーナスと53㌔のエレガントムーンあたり。穴で一考がグリュースゴッドミラバーグマンルクルトでしょうか。まとめると、
 エスカル 〇サザンエルフ ▲ミレヴィーナス △エレガントムーン……
 
福島10R 白河特別 2勝クラス 芝1800
 4歳牝馬のニシノコウフクと5歳牡馬のモンタナアゲートに3歳のレガーロデルシエロがどこまで迫れるかという構図だと思いますが、いずれも人気になりそうです。去年は同じ施行条件で1~3着が⑪①⑨人気で決まりましたので、人気薄の突っ込みも警戒しておくべきでしょう。ソワドリヨンピンキープロミスは近走の成績から人気を落としそうですが、特に前者は福島で勝ち鞍もあるので侮れません。福島で勝っているという点では、2勝しているマスキュリンも要注意でしょう。あとは現級3着で頭打ちの7歳のメタルスパークもいますが、これは△まででしょう。怖いのはサクセスドレークの一変でしょうか。まとめると、
 ニシノコウフク 〇ソワドリヨン ▲サクセスドレーク △マスキュリン……
 
小倉11R テレQ杯 3勝クラス 芝2000
 シェイクユアハートセブンマジシャンの再戦です。これにヴェローナシチーを加えた三つ巴という構図でしょうか。あとはマイネルメモリーマテンロウアレスがどこまで割っては入れるか。小倉との相性で言えば、ウインリブルマングランデサラスの両エピファネイア産駒も加勢してきそうです。大穴はロワンディシーでしょうか。ということで、まとめると、
 シェイクユアハート 〇ヴェローナシチー ▲ウインリブルマン △ロワンディシー……
 
 あと、小倉は、9Rに九州産馬によるユニークな2歳戦、ひまわり賞が組まれていますが、これは人気馬同士の決着の可能性が高いと見ています。
 
 明日は金曜なので、中京記念に出走する各馬の調教具合を確かめてみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今日からまた暑くなりそうです。無事な一日でありますように。
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7/16(火) 中京記念の展望

2024-07-16 | 分析
 最近またコロナ感染者が増えてきているようです。マスクをしている人も一頃よりはだいぶ減りましたし、世間の警戒感が薄れているのは確かなんで、気をつけないといけないなあと思います。
 
 今日は日曜の中京記念を検討してみます。2年ぶりの小倉開催となり、過去のデータがどこまで活きるかわかりませんが、ハンデ戦なので波乱要素はあります。一応過去10年の3着以内馬のデータを振り返ってみますが、2021・22年の小倉開催は別格(赤数字)としておきます。
 
 
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬 
 ・58㌔     1頭
 ・57.5㌔   
 ・57㌔     4頭 1頭
 56.5㌔   1頭
 ・56㌔     9頭 2頭アスクワイルドモア アナゴサン エスコーラ
 ・55.5㌔   1頭
 ・55㌔     5頭 1頭テーオーシリウス ワールドリバイバル
 ・54㌔     3頭 1頭
 53㌔     2頭 
 ・52㌔     4頭 1頭
 
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 〇米子S     5頭    アナゴサン⑩3着 エスコーラ⑦9着
 〇パラダイスS  4頭   
 〇ヴィクトリアM 3頭   
 〇安田記念    2頭 2頭エルトンバローズ⑭8着 カテドラル⑱16着
 〇NHKマイルC 2頭   
 〇マイラーズC  2頭 1頭 
 〇京王杯SC   2頭   
 〇マーメイドS  2頭 2頭タガノパッション⑤15着
 〇谷川岳S    2頭 1頭 
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳:2頭  〇4歳:6頭1頭  5歳:17頭4頭 〇6歳:4頭1頭  〇7歳:1頭
/〇牝馬:6頭2頭 〇騸馬:0頭
    
4)血統
 全体としてはサンデー系ですが、小倉の芝1800ということならば、ロベルト系のエピファネイアやモーリスの産駒も台頭してくる印象です(サンデーもロベルトも遡れば同系ですが、個人的には別立てで考えています)。ここでは、父ロベルト系の血統を挙げておきます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・アルナシーム   :モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ディープインパクト
 ・エピファニー   :エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父ディープインパクト
 ・セルバーグ    :エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父キンシャサノキセキ(フジキセキ)
 ・ソレイユヴィータ :スクリーンヒーロー(グラスワンダー)/母父カーネギー(Sadler's Wells)
 ・ワールドリバイバル:エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父アグネスタキオン
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①伏兵が活躍:過去10年で⑥人気以下が13連対
 ②前走オープン特別組が中心:過去10年3着内馬の14/30頭が該当
 ③ヘイルトゥリーズン系(サンデー・ロベルト系)が活躍
  :キングカメハメハなどミスプロ系は不振か
 ④5歳以下。前走より斤量が軽くなる馬に着目。
 
 ②はほとんどの馬が該当します。③ではエピファニーエルトンバローズカテドラルセオあたりの実績馬が浮上してきます。④だと、セルバーグニホンピロキーフでしょうか。
 
6)宮田式バイオリズム 
 ・アナゴサン       4・7・4・16 
 ・エスコーラ       4・0・1・3
 ・カテドラル       4・6・1・24
 ・タガノパッション    2・2・8・13
 ・ボーデン        4・4・1・10
 ・ワールドリバイバル   2・3・1・11
 
7)結 論  
 前走GⅠ組の3頭が能力上位と見れば、平地で決め脚が冴えるカテドラルを狙いたいところですが、さすがに8歳馬ですしねぇ。エルトンバローズも強いと思いますが、59㌔だと連に絡むのが精一杯と見ます。あとエピファニーもいますが、ハンデ戦ですので、ここは思い切って軽量馬を軸馬に据えようと思います。勝つまではどうかと思いますが、狙いはハンデ55㌔のワールドリバイバルです。去年の8月小倉日経opで2着があるように、この時期の小倉1800はこの馬にはぴったりです。GⅠ・GⅡクラスでは能力的に太刀打ちできませんが、GⅢのハンデ戦ならば、3歳時に福島ラジオNIKKEI賞2着があるように、ぎりぎり粘りこめる感じです。ここ2走二桁着順が続いて今回人気を下げそうなのも好都合でしょう。相手は、上記3頭とセオに、カテドラルを物差しにして一緒に走って好走している馬から、アルナシームセルバーグロングラン、穴馬でニホンピロキーフまで加えて、三連勝負がおもしろいと思います。
 
 ワールドリバイバル 〇エルトンバローズ ▲エピファニー △カテドラル 
 
で今日はまとめておきます
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。週の後半からまた猛暑になるようです。無事にお過ごしくださいませ。
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7/ 9(火) 函館記念の展望

2024-07-09 | 分析
 今日は日曜の函館記念を検討してみます。夏の函館競馬の名物レースですね。ここ最近は①人気が馬券になっていますが、かつては2011年から2018年まで8年間も①人気がとんでしまうレースでした。二桁人気が勝つこともあるハンデ戦だけに、一筋縄ではいかず、今年はどうなるか楽しみです。早速、過去10年の3着以内馬のデータを振り返りながら、ねらい馬を探していきましょう。
 
 
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬 
 ・58㌔     1頭
 ・57.5㌔   2頭
 ・57㌔     2
 56.5㌔   1頭
 ・56㌔     7頭アケルナルスター グランディア グリューネグリーン
                デビットバローズ マイネルクリソーラ
 ・55㌔     8頭サンストックトン ショウナンバシット プラチナトレジャー
 ・54㌔     5頭アウスヴァール エミュー
 53㌔     3頭 
 ・52㌔     1頭   
 
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 〇巴賞      6ホウオウビスケッツ②1着 デビットバローズ①2着
                アケルナルスター⑤3着 オニャンコポン④4着
                サンストックトン③6着 ショウナンバシット⑨8着
                グリューネグリーン⑦10着)
 〇目黒記念    4頭*該当なし
 〇天皇賞・春   3頭サヴォーナ⑩6着 チャックネイト⑨14着
 〇エプソムC   3頭グランディア⑤6着
 〇新潟大賞典   3頭マイネルクリソーラ④7着
 〇鳴尾記念    2頭アウスヴァール⑪13着
 
 前走との間隔(ローテーション)では、最多が中1週(すべて巴賞)で、これに①中6週と②中9週、③中4週が続くといったところで、今回①は該当なし、②は キャプテンシーマイネルクリソーラ、③は グランディア が該当しています。
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 〇3歳:1頭  〇4歳:6頭  5歳:8頭 〇6歳:10頭  〇7歳:5頭
/〇牝馬:2頭 〇騸馬:0頭
    
4)血統
 道悪になった場合はロベルト系が台頭しそうですが、総じて父サンデー系が強く、ディープインパクトハーツクライステイゴールドの血脈が適合的な印象です。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・アケルナルスター :トーセンラー(ディープインパクト)/母父タイキシャトル(Halo)
 ・サンストックトン :ワールドエース(ディープインパクト)/母父キングカメハメハ(Kingmambo)
 ・サヴォーナ    :キズナ(ディープインパクト)/母父スニッツェル(Danzig)
 ・ショウナンバシット:シルバーステート(ディープインパクト)/母父Medaglia d'Oro(Sadlers Wells)
 ・チャックネイト  :ハーツクライ/母父Dynaformer(Robert)
 ・リカンカブール  :シルバーステート(ディープインパクト)/母父Zoffany(Danzig)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①前年以降、右回りコースで3000m未満のGⅠ・Ⅱで11着以内
 ②前走頭数14頭以上:13頭以下の複勝率7.4%
 ③近年は外枠劣勢:6~8枠の複勝率10%(過去5年は6.7%)
 ④近年は前走との間隔が中5週以上の馬が好走
 ⑤過去7年の勝ち馬傾向より6歳以下、前走4角通過順3⃣番手以下
 
 数が多いですが、条件に該当するのは、サヴォーナチャックネイトトップナイフプラチナトレジャーマイネルクリソーラの計5頭です。
 
6)宮田式バイオリズム 
 ・エンパイアウエスト   4・0・2・7 
 ・カネフラ        3・1・2・5
 ・キャプテンシー     2・3・0・2
 ・プラチナトレジャー   4・1・1・17
 ・マイネルクリソーラ   4・5・4・10
 ・リカンカブール     5・1・0・5
 
7)結 論  
 webを眺めていたら、同じようなことを書いている記事があったので、ちょっと気が引けますが、
斤量56㌔のマイネルクリソーラが中心かなと見ています。前走の新潟大賞典は④人気で7着。若干力及ばずの感じはしますが、直線の長い新潟を意識しすぎて、後ろから行きすぎたものと解釈しています。本来はもう少し前でも競馬のできる馬です。函館の適性については、去年の夏、2勝クラスを走って1・1・0・0ですから、悪くありません。馬場が荒れるとどうかなという気はしますが、週末の函館の天気は良さそうなので、差し脚を伸ばしてくれると期待します。実績馬が多くて迷いますが、相手の一番手は、新潟大賞典でマイネルクリソーラに先着したデビットバローズがいいと思います。好調期が長続きするタイプですので、ここも好走以上の逆転まで望めそうです。そのほか、これが復帰戦のトップナイフや巴賞勝ちのホウオウビスケッツサヴォーナなど、4歳の実力馬がいますが、おもしろそうなのは、穴人気になりそうなプラチナトレジャーで、斤量55㌔でどこまでやれますか。あとは、5歳のグランディアとサンストックトンに入り込む余地があるかどうかでしょう。ハンデの重い馬は評価を下げて、
 
 マイネルクリソーラ 〇デビットバローズ ▲プラチナトレジャー △サヴォーナ 
 
で今日はまとめておきます
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。関東はもう一日猛暑だそうですが、無理なく無事に過ごせるように祈ります。
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7/ 2(火) 七夕賞の展望

2024-07-02 | 分析
 夏の福島の名物レース「七夕賞」を迎える頃となりました。今年は5年ぶりに7月7日のレースとなります。ハンデ戦ながらこのレースについては、軽量馬優位と見て飛びつかない方がいいと思うのですが、昔、軽量馬を主軸にして高配当を当てた記憶があるので、それに引きずられて何となく軽量馬に目が向いてしまいます。でも、ハンデの「山」は、以下に見るとおり、57㌔、54・55㌔と2つありますから、斤量以上に福島巧者を判別できるかどうかがポイントのように思います。早速、過去10年の3着以内馬のデータを振り返りながら、ねらい馬を絞り込んでいきましょう。
 
 
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬 
 ・58㌔     2頭
 ・57.5㌔   1頭
 ・57㌔     8カレンルシェルブル キングズパレス ダンディズム
               バビット リフレーミング レッドラディエンス
 56.5㌔   1頭
 ・56㌔     2頭
 ・55㌔     6頭セイウンプラチナ ダンテスビュー ノースザワールド
 ・54㌔     5頭アサマノイタズラ
 53㌔     3頭 
 ・52㌔     1頭 
 ・51㌔     
 ・50㌔     1頭  
 
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 〇鳴尾記念    4バビット⑦7着
 〇福島民報杯   4頭ボーンディスウェイ⑤2着 カレンルシェルブル③5着
                ダンテスビュー⑩7着
 〇エプソムC   3頭ノースザワールド⑭14着 レッドランメルト⑮17着
 〇新潟大賞典   3頭キングズパレス③2着 リフレーミング⑤5着
               ノッキングポイント⑧8着
 〇天皇賞・春   2頭*該当なし
 
 前走との間隔(ローテーション)では、中3・4週がやや目立つくらいです。該当するのは、前走鳴尾記念エプソムCの3頭です。
 
3)性齢 ※頭数は延べ数
 〇4歳:5頭  5歳:11頭 〇6歳:12頭  〇7歳以上:2頭
/〇牝馬:3頭 〇騸馬:2頭
    
4)血統
 以前はサンデー系とノーザンダンサー系のクロスが強い傾向でしたが、近年はミスプロ系Kingmambo ― キングカメハメハの血脈)が強く出ています。あとは母系のディープインパクトでしょうか(今回のメンバーにはいません)。ここでは、キングカメハメハ産駒の三頭を挙げておきます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・アラタ      :キングカメハメハ/母父ハーツクライ(サンデーサイレンス)
 ・キングズパレス  キングカメハメハ/母父Dubawi(Seeking the Gold)
 ・ダンテスビュー  :キングカメハメハ/母父フレンチデピュティ(Vice Legent)
 
5)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①前走好走馬が堅実:前走3着以内馬の複勝率31.5%
 ②前走単勝人気⑧人気以上:複勝率29.1%
 ③年明け以降で3着以内の成績必要
 ④近年は通算22戦以上の馬が不振
 ⑤過去10年の勝ち馬は前走2400未満・斤量53㌔超
 
 条件を満たして浮上するのは、キングズパレスボーンディスウェイの2頭で、レッドラディエンスバビットがこれに続くといった感じです。
 
6)宮田式バイオリズム 
 ・ダンディズム      5・9・3・18 
 ・フェーングロッテン   3・3・4・7
 ・レッドラディエンス   4・5・1・1
 
7)結 論  
 人気になりそうですが、中心はキングズパレスでしょうか。昇級初戦の前走はハンデが軽かったとはいえ、ヨーホーレイクやヤマニンサルバムに混ざっての2着ですから、能力上位は明らかです。斤量57㌔の人気馬がわりと好走する傾向にも合致している感じです。福島コースは初めてですが、近年の血統傾向からはむしろ好勝負が見込めるのではないでしょうか。相手としては、リフレーミングレッドラディエンスなど、同斤量の57㌔をあてがわれた馬たちが強敵ですが、中でもダンディズムは要注意と思います。あとは、56㌔からボーンディスウェイと、去年5着のレッドランメルト、軽量55㌔からはノースザワールドの大駆けまで。58㌔の馬たちはその次あたりではないかと見ています。最軽量のアサマノイタズラはどうでしょう。いつも穴でマークしている馬ですが、鞍上も乗り慣れた嶋田くんに戻り、さして「起爆剤」になるような材料が見当たりませんのでねぇ……。
 ということで、
 
 キングズパレス 〇リフレーミング ▲ダンディズム △ノースザワールド 
 
で今日はまとめておきます
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。各地の大雨被害がひどくならないことを祈ります。一日がんばりましょう。
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7/ 1(月) プロキオンSの展望

2024-07-01 | 分析
 昨日は午後に来客があり、帰ったのが3:30過ぎだったので、小倉の北九州記念は馬券を買えずじまいでした。3着のモズメイメイはハナから「圏外」と見ていたので、もし普通に馬券を買っていたとしても、三連は当たらなかったと思いますが、反省点は2着のヨシノイースターですね。このレースは258枠が枠人気上位5つに収まるパターンでしたから、「理論」(「枠人気下位作戦」)どおりならば、8枠に入っていた同馬は絶好のねらいめだったわけですが、実は同枠のバースクライと単勝人気の上下を繰り返していて、オッズを確かめるたびに人気順(ウラ・オモテ)が入れ替わっていたので、どちらを採るか決めかねていたわけです。もちろん、ヨシノイースターがウラ人気になったとしても、中軸に据えればいいだけの話ですが、ハンデの57㌔が微妙に重い感じがどうしても抜けきれませんでした。勝てないまでも3着なら、と考えて、ここは勝負すべきだったと思います。なお「枠人気下位作戦」については、以下を参照してください。
 
 他方、福島のラジオNIKKEI賞の方は、考えている余裕もなかったので、朝予想で中軸にしたヤマニンアドホックから三連馬券を買いましたが、朝の段階では切ることにしたオフトレイルを相手に加えたので、これは何とか的中させることができました。「先行馬の後ろを進んで直線でいい上がり脚を使える馬に利がある」と昨日のブログに書きましたが、これに最も当てはまるのがオフトレイルですから、やはり買っておこうと思い直したわけです。こういうわずかな判断の差が勝負を分けるとつくづく思いますね。「荘厳から滑稽まではわずか一歩に過ぎない」――馬券が当たって「荘厳」ってこともないですけど、まあナポレオンの言葉どおりです。
 
 さて、今日は次の日曜の重賞レースを展望してみます。福島恒例の七夕賞はハンデがまだ発表されていないので、先に小倉のプロキオンSを検討してみます。こちらは元々は阪神で施行されていたレースですが、開催場所や時期に加え、距離までいじり回されて、過去のデータが役に立たないレースにされている状況はとても残念です。今回の7月小倉、距離1700は、過去2021・22年の二度開催があります。これではあまり参考になりませんが、他のデータも集めながら検討してみます。
 
 
1)前走(ステップ) ※〇数字は単勝人気順
 小倉開催の過去2回に限れば、3着以内の馬の前走からの間隔(ローテーション)は、中2・4・4・6・11週ですが、前走opで5着以内か重賞で大敗(二桁着順)の馬が含まれていることが留意点かと思います。一応これに該当する馬を拾ってみると、
 〇op5着以内  デシエルト②3着 ブラックアーメット③1着 ブルーサン④2着
          ラインオブソウル⑨2着
 〇重賞大敗    スレイマン①10着 テンカハル⑬13着 リキサントライ⑯16着        
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 世代の偏りは見出せません。牝馬は一頭も来ていませんが、今回牝馬の出走はありません。
 
3)血統
 21年が重、22年が稍重でした。時節柄、晴・良馬場のレースになる見込は薄いので、重のダートで好走できそうな血統構成が望まれます。となると、個人的には、父系にミスタープロスペクター系、母系はノーザンダンサー系がいい感じがします。このクロスで該当するのは以下の馬です。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
  ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 ・ゲンパチルシファー :トゥザグローリー(キングカメハメハ)/母父クロフネ(Vice Regent)
 ・スレイマン     キングカメハメハ(Kingmambo)/母父Bertolini(Danzig)
 ・テンカハル     :キングカメハメハ(Kingmambo)/母父Awesome Again(Vice Regent)
 
あと一頭、ラインオブソウルも追加しておきます。
 ・ラインオブソウル  :シニスターミニスター(A.P.Indy)/母父スマートボーイ(アサティス)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析も難儀している感じを受けますが、強調している点は以下のとおりです。
 
 ①前走JRA重賞で大敗している馬の巻き返しに注意
 ②前走4角3番手以内の馬の好走率高い:追い込み馬は不振
 ③サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が苦戦
 
 グロリアムンディ、スレイマン、デシエルト、ブルーサンあたりが条件的に浮上しますが、小倉の実績をふまえると、一番適合的なのはスレイマンです。
 
5)宮田式バイオリズム 
 ・ゲンパチルシファー   5・5・9・20 
 ・スレイマン       5・3・3・6
 ・ブルーサン       3・3・0・5
 ・メイショウダジン    5・1・4・24
 ・リキサントライ     4・1・3・18
 ・リプレーザ       3・1・2・13
 
6)結 論  
 前走で重賞に大敗した実力馬が巻き返すとすれば、スレイマンが主役になりますが、それほど人気を落とす感じはしません。それから、3歳のブルーサンが古馬勢と3~4キロ差の斤量54㌔どこまでやれるか見てみたい気はしますし、4勝無敗で臨むヤマニンウルスが勢いでここを突破できるかどうかも見どころです。実績馬が何頭か散見され、手堅いところでは、ヴァンヤールグロリアムンディハピですが、バスラットレオンはどうでしょうか。ちょっとだけ距離が長いかもしれません。過去小倉開催では2回続けて波乱となっていますので、穴馬を考えておく必要もあります。その候補は、宮田式バイオリズムで名前の挙がっている馬たちで、スレイマンとブルーサン以外はみな人気薄でしょうから、このうちどれかが馬券になれば波乱必至です。個人的には、2年前にこのレースを勝ったゲンパチルシファーは要注意と思っています。中心はスレイマンでいいかなと思っていますが、相手には、上に名前の出て来た実績馬よりも、ブラックアーメットを上にとりたいと思います。去年8月の阿蘇Sではスレイマンと一緒に走って、スレイマン2着、ブラックアーメット4着でしたが、時計は0.1秒差でしたし、当時は斤量で1キロ重かったので、同斤量の今回は逆転まで可能と見ています。ということで、
 
 スレイマン 〇ブラックアーメット ▲テンカハル △グロリアムンディ 
 
でまとめてみます。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。今日から7月。梅雨明けはまだ先です。蒸し暑い日が続きますが、今日もまた一日がんばりましょう。
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