Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

中山師走の名物ステイヤーズS

2022-11-30 | 予想

 今日で11月も終わりで、明日から師走です。師走の風物詩は、何と言っても暮れの有馬記念ですが、ファンにとって中山競馬場の師走の名物レースと言えば、芝の最長距離3600mのステイヤーズSです。これは菊花賞や天皇賞のようにステイヤー血統であれば絶対有利とも言い切れないおもしろいレースだと思っています。

 一般にステイヤーと呼ばれる馬たちを一緒くたに考えるのはたぶんまちがいで、3000mで好成績を残した馬だからといって、3600mが得意とは言い切れず、「ステイヤー」にも浅いのと深いのがいるのが露わになるのがこのレースだと思います。それは中短距離のレースでわずか100mか200mの距離のちがいが、競走馬の適性や命運を分けるのと同じだと思います。

 最近は長距離競馬であっても瞬発力勝負になりがちなのも、ますますこの傾向を助長しています。その他、中山のコース形態や、騎手の駆け引きなどもあるでしょうし、初冬で急に寒くなり、馬の調整に微妙な影響が出るという時期的な問題もあるかもしれません。とにかく、不確定な要素が意外な結果につながるレースだと思います。

 今年の出走予定馬を眺めると、去年の上位3頭をはじめ、長距離自慢が集まった印象ですが、まずは去年と今年の春の天皇賞に出走した組から検討するのが筋でしょう。

 ・アイアンバローズ :22春天 5着  21ステS 2着

 ・シルヴァーソニック:22春天 中止  21ステS 3着  

 ・ディアスティマ  :21春天 6着

 ・ディバインフォース:22春天12着  21ステS 1着 

 ・メロディーレーン :22春天 9着

 ・ユーキャンスマイル:22春天13着

 春の天皇賞は振るいませんでしたが、実績で断然上位なのはユーキャンSです。メンバーを考えても、7歳馬とはいえ、3600mの距離がもてば、大負けする感じはしません。ただ、中山の成績が、有馬記念のときだけとはいえ、2020年11着、21年9着ですから、そんなに強気になれないのも確かです。

 そうなると、やはり去年の上位馬が強いのかなと思うのですが、それではおもしろみがないので、オープンに上がった馬で考えてみると、私はあまり血統に通じていませんが、個人的な好みとして、母系にノーザンダンサーのクロスが入ってる馬には惹かれるものがあり、レース後にわかって「ああ、やっぱり」と思う人間なので、3勝クラスを勝ったばかりとはいえ、プリュムドールに少し期待を寄せています。上に挙げたなかでは、メロディーレーンもその血脈ですが、春の天皇賞を3回走って、11・11・9着で、やや底が見えた感じがありますので。

 二桁人気の馬が割り込んできたのは、過去10年では、19年の逃げたエイシンクリックの3着だけですから、おそらく上・中位人気馬で決まって、大きくは荒れないと思っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜GⅠチャンピオンズCの予想

2022-11-29 | 競馬日記

 日曜に中京でダート1800mのGⅠがありますが、2ヶ月後に東京でもダート1600mのGⅠがあります。12月の初めに無理してGⅠレースをやらなくてもいい気がしますけれども、本来はジャパンカップの前日、東京2100ダートでやっていたジャパンカップ・ダートが、時期的にアメリカのブリーダーズ・カップが終わって間がないために、外国のいい馬があまり集まらず、扱いに困って、阪神、中京へと押しやられて現在に至った経緯があります。距離も時期も中途半端な上に、アメリカの馬たちも来ないとなると、やる意味があるんかなあと思ってしまいます。GⅠレースだけに注目はされますけど、勝ってGⅠ馬って言われてもねえ。2月のフェブラリーSもそうですけど、格落ち感は否めません。それでも馬券的妙味があるレースとなれば、少しはやる気も出てきますが、どうなのでしょうか。

 出走予定馬をざっと見渡すと、「GⅠの有資格馬」っぽいのが3、4頭いる感じがします。3歳ではクラウンプライドとノットゥルノ、4歳ではグロリアムンディ、5歳ではテーオーケインズで、この中では去年勝っているTケインズがたぶん1番人気だと思いますが、勝ち馬はこの中にいそうです。

 これに去年のAトゥルースみたいに前残りしたり、あるいは、後ろから突っ込んでくるような意外性のある馬がいるかどうか。今のところその候補は、前残り馬がレッドS、突っ込み馬が外国人騎手が乗ってくれたときのスマッシングHでしょうか? けれど、もうひとひねりという感じもします。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

穴人気のわたり 01

2022-11-28 | 馬券作戦

 あまり偉そうに書けるほどのこともないのですが、昨日の阪神12R・京阪杯で人気薄のキルロードが2着に入って、穴馬券を演出した件の補足です。

 キルロードは10番人気の馬だったのですが、この日の阪神では11Rまでで三連複が万馬券になったレースは1Rと4Rと8Rの3件ありました。

 ・1R:6番人気・3番人気・9番人気で決まり、三連複の配当は21,230円。

 ・4R:12番人気・1番人気・9番人気で決まり、同配当は56,140円。

 ・8R:1番人気・16番人気・7番人気で決まり、同配当は169,070円。

 それぞれの最低人気に着目すると、順に9番人気12番人気16番人気です。もう少し、綺麗に目が出ている方が説明に都合がよいのですが、今回は1Rの9番人気をあえて無視すれば、12番人気と16番人気の偶数人気が並んでいます。こういうケースでは、次の三連複万馬券は、経験上、偶数人気の馬が演出するケースがわりとあります。つまり、目星を付けて狙いたい穴馬は、8番人気・10番人気・12番人気・14番人気・16番人気の馬たちです。とはいえ、資金に余裕がないのに5頭を機械的に買うわけにもいかないので、それぞれを吟味することになりますが、これまた不思議なことに、12番人気→16番人気と来たので、次は、8番人気か10番人気、14番人気当たりが狙い目です。実際、京阪杯で穴を開けたキルロードは、締め切り直前に偶然そうなったのですが、10番人気の馬でした。私は、これを「わたり」と呼んでいます。

 何をバカなことを言ってるというのは普通の反応で、そう思われる方は別にそれでいいのですが、これがはまるとけっこう大きな配当になります。これは宮田比呂志さんの本を読んでから、自分で一覧表を作ってレース結果を記入し、集めた膨大なデータをめくっていて気がついたもので、レースで試してみたら、これが意外に当たるのです。ですから、何で?と理由を訊かれても、統計上そうなってますとしか言いようがないのですが……。

 もちろんそんなにいつもこれが当てはまるわけではありません。現にこの日の阪神の1Rの三連複万馬券は9番人気の馬が演出したわけですから、当てはまらないじゃないか、都合のいいことを言うな、と言われればそれまでなのですが、敵(神?)さんも、そんなに単純に手の内を見せてくれるわけではないと思うので、これは「目くらまし」の一種と思っています。いずれにしても、予想の上ではかなりのアシストになること受け合いですので、もし興味がある方は一度試してみてはいかがでしょうか、という話です。

 もっとも、前回指摘したとおり、人気は刻々と変化しますから、10番人気だと思って買ったら、レース後に11番人気になっていたということはよくあります。それで外れるのではなく、かえって当たることもあるから、嬉しいけれど困りますが。そういうときは、ご勘弁ください。

 では、今週末のレースでもよい配当を。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月27日JCの反省

2022-11-27 | 競馬日記

 小春日和のジャパンカップはヴェラアズールが勝ちました。狭いところをよく抜けて来たと思います。これはライアン・ムーアの腕でしょうね。上位人気馬が強かったですが、日本の人気馬に乗った外国人騎手たちの腕っ節が最後にものを言ったという印象です。

 馬券の狙いは、前の記事にも書いたように、当初は147枠で最も人気薄だった4枠から入ろうと思っていましたが、今日の東京競馬は本命デーで、荒れない雰囲気が強く、4枠に執着するのは危険な感じがしてきました。11Rまでの枠人気ごとの3着以内の馬の頭数は以下のようでした。

 ・1番人気枠:13頭

 ・2番人気枠: 9頭

 ・3番人気枠: 7頭  小計 29/33頭 

 ・4番人気枠: 1頭

 ・5番人気枠: 2頭

 ・6番人気枠: 0頭

 ・7番人気枠: 0頭

 ・8番人気枠: 1頭

 3着以内に入った馬33頭うち29頭(87・8%)が1~3番人気の上位人気枠の馬たちという「本命」の日です。これで4番人気枠の馬に手を出すのは「天の意思」に逆らうと思い、軸馬選びは1番人気枠の15番シャフリヤールに変更しました。おかげで馬券はとれましたが、配当に妙味はなかったですね。まあ、でもこれは想定内です。勝負は次の阪神12Rと決めていましたから。

 その阪神12R京阪杯は、下位人気馬の人気順が激しく入れ替わる展開で、みんな悩んでいることを想像しました。当初の予定どおり2番人気枠の5枠の「裏人気馬」(6番人気)エイティーンガールから入りましたが、相手の人気薄馬を何にするかは考えどころでした。これも別の機会に詳しく書こうと思いますが、今日の阪神のレースで3連複が万馬券になったレースは11Rまでで2つありましたが、その「荒れ」を演出した最低人気馬は4Rが12番人気、8Rが16番人気の馬だったので、これは10・12・14番人気のラインに穴馬がいると「決め打ち」したのです。ところが、よくあることなのですが、締め切り直前になって、それまで9番人気だったキルロードが10番人気に下がってしまい、終わってみれば、その10番人気が2着に来ました。これにはうーむと唸ってしまいました。軸馬の選定を間違えたので、そもそも馬券は外していますが、この人気薄馬の「決め打ち」術は、使いでのある作戦ですが、ギリギリまでオッズを見はっていないといけないので、心穏やかに予想できず、あとから「ああ……」と思うことが多いのがネックです。

 京阪杯を当てた方々、おめでとうございます。今日はJCはともかく勝負レースを外してマイナスになってしまいましたが、来週から東の開催が中山に移り、中京開催も始まるので、また出直しです。ダートGⅠもありますしね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月26日 今日の反省と明日の展望

2022-11-26 | 競馬日記

今日の東京メインのキャピタルSは予想以上に荒れました。8枠から入るところまではよかったのですが、18番ではなくて隣の17番でした。確かに、ひとつ前の10Rで7番が3着に来ていたので、例の「±10作戦」を使えば、17番も考えないではなかったのですが、さすがに軸馬にはできませんでしたねぇ。2着に入った6枠11番は直前に買い足したのですが、17番までは買えませんでした。もうひとひねりでした。残念。

 さて、明日のJPはいつもの11Rではなく、第12Rですんで、主催者でもないですが、みなさんどうかご注意を。

 17:00時点の枠人気と有力馬は以下のとおりです。

 ・1番人気7枠 Dベルーガ シャフリヤール

 ・2番人気:3枠 ヴェラアズール

 ・3番人気1枠 オネスト シムカミル

 ・4番人気4枠 デアリングT テュネス

 ・5番人気:2枠 ヴェルトR

 ・6番人気:8枠 ボッケリーニ ユーバーL

 ・7番人気:5枠 Hイストワール

 ・8番人気:6枠 カラテ

 147枠が3つとも5番人気以内なので、例の「枠人気作戦01」にしたがって、今のところ最低の4枠から入ろうかと考えています。狙っている海外馬テュネスも入っていますし、様子を見ながら、デアリングTに切り替えてもいいし。明日が楽しみです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする