Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

6/30(金) CBC賞出走馬 追い切り情報メモ

2023-06-30 | 調教

 宝塚記念が終わってもう一週間になろうとしています。今週からは東は福島、西は中京に舞台が移り、夏競馬もいよいよ本番といったところです。関東は昨晩は熱帯夜になりましたし……。

 金曜日の今日は、ずっと恒例化していますが、今度の日曜メインレースの出走馬の追い切り情報を集めて寸評をつけてみようと思います。拝見させていただいた記事や動画の作成者、運営者のみなさんには、いつもながら感謝申し上げます。

 日曜中京11R GⅢCBC賞 出走馬 追い切り まとめ 

・アビエルト:坂路55.8-39.1-24.9-12.3。出来はまずまず。中京はわりと得意。軽ハンデをいかせれば

・エイシンスポッター:坂路52.9-38.1-25.1-12.4。抑えた調教で出来は決して悪くない。追い込み脚は非凡。

・サンキューユウガ:坂路52.9-37.3-23.9-11.8。時計は速いが、併走遅れは気になる。ハンデ差をいかせれば。

サンライズオネスト:坂路51.9-37.1-23.9-11.9。脚さばきが良く、鋭さが増してきた印象。好勝負期待。

ジャスパークローネ:前走函館SSは16着だが、坂路で50.1-11.5の時計は卓越。ハンデも軽く、もしやの期待。

・スマートクラージュ:坂路52.6-38.2-24.8-12.2。坂路は動くタイプだが、好調は確か。狙っておもしろい。

・タイセイアベニール:坂路で53.2-11.9の時計はまずまず。8歳馬だが、まだまだ衰え知らずの好状態。

・ディヴィナシオン:坂路で52.3-12.4。前走函館SSは13人気の6着。穴馬の資格は十分にある出来。

・テイエムスパーダ:坂路53.4-38.6-24.7-12.2。昨年は軽ハンデを利して勝ったが、今年はどうか。

・トゥラヴェスーラ:坂路55.1-39.0-25.0-12.1。終いだけの軽めの内容。実績上ここでは一枚上だが。

マッドクール:坂路53.3-37.4-24.2-11.6。全体的に抑えているが好気合いで登坂。問題はハンデ58.5㌔のみ。

ヨシノイースター坂路52.2-37.4-23.9-11.9。頭はやや高いが力強い走り。56㌔ならけっこうやれるのでは。

 出来だけを問題にすれば、マッドクールが一番手なのですが、さすがに58.5㌔の斤量は応えると思いますので、あまり人気がないと予想される方から、ジャスパークローネサンライズオネストヨシノイースターの順で3頭名前を挙げておきたいと思います。マッドクールはそのあと、ということで。トゥラヴェスーラやエイシンスポッターら、重量を背負う他の実力馬たちも、決して調子が悪いわけではないようなので、ここは大混戦です。馬場が悪くなればさらに予想が難しくなるのではないでしょうか。

 日曜福島のラジオNIKKEI賞の方は今日は省略します。

 本日もお読みいただきありがとうございました。土日に向けてあと一日がんばりましょう。

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宮田式馬券術のエッセンス⑦

2023-06-29 | 馬券作戦

[国内GⅠにはついに手が届かなかったが、引退レースで国際GⅠ香港バーズを制したステイゴールド=2001年 web Sportivaより]

【競馬】追悼ステイゴールド。ドラマの続きは産駒に託して|競馬|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva (shueisha.co.jp)

 宮田比呂志さんの馬券術を紹介させてもらって今日で7回目ですが、いくら勉強のためとはいっても、自分の著作でもないものを勝手に引用させていただいているわけで、そろそろ終わりにしないといけないと思っています。

 ここ数回は、当日予想のポイントの話になっていますが、宮田さんは【枠連法則】、【枠人気法則】、【枠の強弱】の3つを挙げています。前回は【枠人気法則】:馬の人気ではなく枠番の人気順をもとに、本命サイドのレースになるか、中穴・大穴(波乱)のレースになるかを予測するというものでした。今日は、3つめの【枠の強弱】です。

奇数の場合はまだ動く ――

 【枠の強弱】

 中央競馬の馬番は抽選によって決められており、各馬番が決定してのち1枠から8枠までの枠番が切られます。人気があろうがなかろうが無作為に決定されるわけですから、理論上では各枠は均等に出てもいいのですが、そうはならないんですね。

 日によって頻繁に出る枠もあれば、ちっとも出ない枠もある。(枠番連勝の)枠の出現傾向を10レースまでの動きから数運を先取りして、メインと最終レースに活用しようというのが【枠の強弱】です。

 <強目枠> 頻繁に出る枠を強目枠といい、4回がボーダーラインです。これ以上出る突出枠は、東京・中山・京都・阪神の中央競馬場では上限6回、その他のローカル競馬場では上限9回出るというのが私のデータです。その確率は46%となっています。

 08年1月19日の京都競馬場では8枠が8回も出て驚かされましたが、これは特異なケースですわ。どんなデータでも必ず突出した数字が現れますが、それは例外と捉えたほうがいいようです。基礎データはあくまで積み重ねの平均値をものさしにすべきで、でないとブレが生じて武器として用をなさなくなるからです。

 <弱目枠> まったく出ないか、出ても1回という枠を弱目枠という。10レースまでの枠の出現回数を調べ、弱目枠が3つあった場合、11レースか12レースではその3つの弱目枠のどれかが出ます。その確率は43%ですから、覚えておくべきです。

 この他、……均等な出現をしているのに、取り残されたようにまったく出ない枠があった場合も、そのあと出る確率が高いので、出るまで追いかけるのも有効な手段です。

 出現回数の数字では、回数が偶数の場合はおさまっており、奇数の場合はまだこれから動くエネルギーを持っている、とみるべきです。私の長年の統計では、そう表れています。2・4・6よりか、1・3・5の回数の枠に注意を払うべきでしょう。

……以下、本文のデータが古いので、4日前の6/25(日)の阪神競馬場の場合でみてみます。10レース終了までの枠の回数はこうなっていました。

 1枠   0回

 2枠   2回

 3枠   0回

 4枠   3回

 5枠   3回

 6枠   3回

 7枠   3回

 8枠   6回

 強め枠の8枠はすでに6回と偶数になったことでおさまったと見ていいわけで、狙い枠を奇数回の4・5・6・7枠から見立てるか、あるいは、0回の1枠と3枠のどちらかを選ぶという手もあります。実際、11Rがどうなったかというと、枠連3-3(1番人気-10番人気)で決まり、0回だった3枠がぞろ目で出現しました。

 もうひとつ、その前日6/24(土)の東京競馬場の場合をみると、同じく10レース終了までの枠の回数は以下のとおりです。

 1枠   0回

 2枠   1回

 3枠   3回

 4枠   4回

 5枠   1回

 6枠   5回

 7枠   3回

 8枠   3回

 注目すべきは強め枠5回の6枠と弱目枠0回の1枠です。6枠の6回目に期待したいところですが、6枠は枠人気では7番人気の大穴枠で、枠連法則でいえば、3枠に単勝1.9倍の人気馬ドゥラドーレスがいるので、36枠から狙うとすれば、3枠も3回ですので、こちらを軸にする方が妥当なメンバー構成です。他方、出現0回の1枠の方は枠人気で5番人気の中穴枠ですから、6枠の6回目にこだわるのだったら、こちらの出目を警戒するべきところでしょう。実際、11Rがどうなったかというと、3枠のドゥラドーレスが1着、2着は1枠のリフレーミングの逃げ残りで、枠連は1-3で決着しました。ちなみに、6枠の6回目は、1つあとの12レース(枠連6-6)で出現しました。

10レースまでに熱くならない ――

 10レースまでの【枠連法則】【枠人気法則】【枠の強弱】を調べて流れから数運を読み取り、メイン、最終の11・12レースに活かすのが宮田宇宙流です。

 ただし、3つの方法論の一つだけにこだわってはいけません。ゆったりとした気持ちで高見から見ているつもりで、その日、もっとも特徴的なものはどれかを見極めて、方法論を柔軟に選択していくことをぜひ身につけてください。

 そのためには10レースまでに馬券で熱くなってしまったり、直前になって枠人気や枠の出現回数をあわててチェックしたりするようでは、とても冷静に「数運」を読むことはできません。私たちが狙う2レースの資金は別途にしておき、それまで「今日はどんな数運が発信されるのだろう?」と流れを探る程度に控えて、静かなところに場所を移し3つの法則を検討するといった態度で臨んでほしいものです。

(宮田比呂志『「数運」をつかむ技術』 64-70頁)

<続 ※次回了

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先週土曜 6/24阪神競馬のふり返り

2023-06-28 | 馬券作戦

 土曜日は個人的には阪神11R天王山Sで久しぶりに大きな馬券が当たりました。自慢話をするつもりがなくても、頬が緩んでしまうのですが、宮田式馬券術をふまえてあらためて考えてみると、実は枠番の筋を読み違えていた感じもありますし、たまたま当たって、そのまま結果オーライで済ませてしまうと、今後スタンスが乱れたときに「冬の時代」に逆戻りということになるかも知れませんので、今日はこの日の流れをふりかえってみたいと思います。

 まず、この日の枠番の出目と枠人気(小さな数字)、馬人気(〇数字=単勝人気)を、1Rから順に並べてみると、11Rの天保山Sを迎える前の10Rまでの経過は以下のようでした。Rの太字は三連複万馬券のレース、下線はウラ人気馬(同枠の人気のない方の馬)が出た枠人気です。ちょっと見づらくてすみません。

 〇 1R  51・74   ③・・⑤  三連複26,940円  三連単145,960円

 〇 2R  35・82   ②・④・①

 〇 3R  24・47   ⑥・⑤・  三連複39,150円  三連単172,430

 〇 4R  2345   ⑤・④・⑦

 〇 5R  53・37   ④・③・  三連複12,220円  三連単 70,000円

 〇 6R  5・83・51   ⑤・③・①

 〇 7R  81・222   ①・②・③  

 〇 8R  1・53・46   ・④・⑤  三連複55,640円  三連単568,640円

 〇 9R  15・13   ②・・④  三連複26,410円  三連単105,550

 〇10R  32・14   ・②・④  三連複14,270円  三連単102,120円

 この日、10Rまでの枠番の流れをどう読むかは、難解だったと思います。前半戦は147枠が強く出ていましたが、中盤になって途切れましたし、それでは、36枠の方が強く出ていたかというと、それも微妙なところでした。11Rを迎える前の心境としては、途中で途切れた147枠よりも連続している36枠の方が無難かなぁ、という読みで、6枠3枠に狙い定めることにしたわけですが、12Rが枠連4-7で決まったところからすると、147枠の方が強勢と見る方が正解だったのかも知れません。

 147枠で軸馬を選ぶとなると、枠の1番人気だった7枠にはサトノテンペストがいて、ふつうの日なら軸馬としてふさわしい1番人気の馬でしたが(結果は4着)、あとは波乱枠である7・8番人気の1枠4枠の馬です。この日は、10レースまでで三連複万馬券が6回出現する波乱の日でしたから、サトノテンペストを軸にするのは逆に危ない感じがしていましたが、かといって4枠メイショウダジンは、穴馬候補として意識はしていましたが、2021年以降連絡みのない、単勝10番人気の馬ですから、軸馬とするには少々勇気のいるところです(この日の「わたり」=馬人気の緑〇数字を追うと、⑥⑦⑧⑩⑩⑧ですから、これに後押しされて思い切って10番人気の同馬を軸に据えるべきだったのでしょうが)。

 結局、メイショウダジンは相手までで、36枠の人気のない方の3枠ベルダーイメル(7番人気)から入ることにしました。結果、11Rはご承知のとおり、1着メイショウダジン、2着ワルツフォーラン、3着ベルダーイメルとなり、

 〇11R  8・85・36   ・⑧・⑦  三連複119,110  三連単1,211,280円

の高配当馬券となりました。なお、このレースは258枠が枠人気ですべて5番人気以内に収まるケースでしたので、「例の法則」に従って(こだわって)一番人気のない枠(今回は8枠が該当)の馬から入るというのも結果的には「正解」でしたが、この日の阪神競馬は258枠を強勢とは見なせない日でしたので、この手を使って馬券が獲れても、やはり結果オーライの域を出ないかも知れません。「正解」は何通りかあると思えば、まあ別によいのですが、今後の馬券術向上のためには、1番人気のなかった4枠のメイショウダジンをビシッと中心馬に据えられる胆力が必要だったのでは、と振り返っているところです。

 さて、早くも水曜。日曜は東西ともにメインレースにハンデ戦が組まれているので楽しみです。また、大きな馬券を獲りたいものです。本日もお読みいただきありがとうございました。週末に向けて今日もがんばりましょう。

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CBC賞の展望

2023-06-27 | 予想

 夏の中京に4年ぶりにCBC賞が戻ってきます。去年は京都競馬場改修中の調整のため、小倉競馬場で施行されましたが、まだデビューしたばかりの今村聖奈さんが、テイエムスパーダで鮮やかに逃げ切りを決めたことがまだ記憶に新しいです。本来の中京に戻って今年はどうなるでしょうか。

CBC賞【2023年7月2日中京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

CBC賞の過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月2日中京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 JRAのホームページを眺めてレース傾向を探っていたら、興味深いことが書いてあります。「過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち16頭は5歳馬……その次に多いのが6歳馬の8頭」と。ここまではいいのですが、「4歳馬は2014年以降3着以内に入っていない」というのです。

データ分析:CBC賞 今週の注目レース JRA

確かに調べてみると、「大魔神」佐々木主浩さんの持ち馬マジンプロスパーが勝った2013年の2・3着に4歳馬が入ってから9年間、延べ17頭が走って一頭も3着以内に入っていません。こういうのを「丸呑み」するのもどうかと思いますが、頭の片隅にはおいておくべきレース傾向だと思います。今年の4歳馬は、エイシンスポッター57.5㌔、ジャスパークローネ55㌔、ダノンスコーピオン59㌔、テイエムスパーダ55㌔、マッドクール58.5㌔の5頭ですが、けっこう重い斤量を課された実力馬たちが揃っています。中でもエイシンスポッターは、人気になりそうな馬の中では、個人的に狙っていた馬の一頭ですが、この馬まで「4歳馬のジンクス」なる呪縛で来ないとなると、これは波乱のレースになるような感じがしてきます。

 では、どうやって中心馬の「目星」をつけたらよいか。手順としては、ハンデ戦ですから、まずは過去10年で3着以内に入った馬の斤量を調べてみるのが「常道」かも知れません。

 ・58㌔     2頭

 ・57.5㌔    2頭

 ・57㌔     3頭

 ・56㌔     7頭 

 ・55.5㌔    3頭

 ・55㌔     2頭

 ・54㌔     3頭

 ・53㌔     2頭

 ・52㌔     2頭

 ・51㌔     1頭

 ・50㌔     1頭

 ・49㌔     1頭

 ・48㌔     1頭

 同じハンデ戦でも、昨日のブログで書いた福島ラジオNIKKEI賞に比べると、意外に斤量の幅が広く、59・60㌔の超重量ハンデの馬はともかく、比較的どの馬にもチャンスはあると見ていい感じがしますが、それでも56㌔の馬には特に注意しないといけないようです。今回56㌔を背負うのは、タイセイアベニール牡8、ディヴィナシオン牡6、ヨシノイースター牡5の3頭です。

 持ち時計も比べた方がいいのですが、1200のハンデ戦ですので、1分8秒前後で走ったことがあればOKということにして(だいたいの馬がそうです)、最後に宮田式バイオリズムの馬2頭を挙げておきます。

 ・ダノンスコーピオン  4・0・2・5  

 ・ヨシノイースター   4・5・2・8

 ダノンスコーピオンは言わずもがなの実力馬ですが、初距離ですし、さすがに59㌔は厳しい気がします。他方、ヨシノイースターは中京の芝1200は初めてで(芝1400の成績は0・1・0・1です)、やや不安はありますが、今回のメンバーで言えば、エイシンスポッターには去年暮れの阪神・ファイナルSでアタマ差の2着(前走は不良の京都・鞍馬Sで同馬に0.4秒差の4着)、マッドクールには去年小倉の大牟田特別で0.2秒差の2着です。今回はハンデ差があるので、両馬との差はけっこう縮まるように思います。前走のようにあまりに道悪だとどうかという気はしますが、稍重までなら何とかしてくれるのでは、と思っています。

 ということで、現段階ではヨシノイースターに目星をつけておくことにして、週中の調教具合を確かめてみたいと思います。

 本日もお読みいただきありがとうございました。沖縄や奄美は梅雨明けして、本州もいよいよ梅雨本番です。蒸し暑い日が続きますが、今日も一日がんばりましょう。

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週明けの展望 GⅢラジオNIKKEI賞

2023-06-26 | 予想

 

 4月からロングラン開催だった春の東京競馬が昨日で終わり、東の舞台は福島に移ります。7月に入りますし、いよいよ本格的な夏競馬のシーズン到来というところです。

 今度の日曜には、福島でラジオNIKKEI賞、中京でCBC賞と、GⅢの重賞競走が組まれています。ともにハンデ戦で好配当も期待できそうなレースです。今日は3歳戦のラジオNIKKEI賞から検討してみたいと思います。

 その前に、昨日の予想について。GⅠ宝塚記念は単勝1.3倍の支持を受けたイクイノックスが勝ちましたが、2着馬に猛然と追い込まれてのクビ差勝ちで、道中の位置取りや直線の伸び脚などなど、有馬記念のときとちがって、意外に手こずった感じをもちました。それでも何でも勝ってくれたので、ファンとしては一安心ですが。調教で快時計を出して状態がいいと言われていたスルーセブンシーズが2着と好走して、一際光る存在となりました。

 それよりもよかったのは、これに先だって行われた東京11RのパラダイスSです。上位3着が水曜日のブログで挙げていたビューティフルデイ、メイショウチタン、テンハッピーローズの3頭で決まったのは痛快でした。前日土曜の阪神11Rで穴を開けたのはメイショウダジンでしたし、改めてメイショウの人気薄は要警戒と思いました。個人的に二日続けての高配当に上機嫌です。

 さて、では、本論の福島ラジオNIKKEI賞にいきましょう。3歳のハンデ戦ですが、まだ斤量が定まらず、個別の評価が難しいのですが、過去10年の傾向を見ておきたいと思います。

ラジオNIKKEI賞【2023年7月2日福島11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ラジオNIKKEI賞の過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月2日福島11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 まず、ハンデ戦ですので、過去10年で3着以内に入った馬たちの斤量別の頭数を見てみます。

 ・56.5㌔   1頭

 ・56㌔     2頭

 ・55㌔     6頭

 ・54㌔    11頭 

 ・53㌔     9頭

 ・52㌔     1頭

 昔ラジオを聞いていたら、3歳馬のこの時期にハンデ戦をやる意味がわからないと、毎年怒りのコメントをしている競馬解説者がいましたが、まあこれはJRAの興行以外の何ものでもないでしょう。それはともかく、このレースはデータ的に斤量が重すぎても軽すぎてもダメで、54㌔前後の馬を軸に据えるのがいいようです。しかし負担重量がわからないので、これ以降は「保留」です。

 つづいて前走のステップです。

 ・1勝クラス   6頭 

 ・プリンシパルS 5頭

 ・白百合S    3頭

 ・NHKマイルC  3頭

 ・皐月賞     2頭

 ・青葉賞     2頭

 ・早苗賞     2頭

 「1勝クラス」は同一レースとはかぎりませんが、まだ重賞はおろか特別戦を経験していない馬でも入着できるというのがこのレースの特徴です。以下に、1勝クラスを勝った馬と、白百合S、皐月賞まで、今回の出走予定馬で該当する馬を並べてみます(プリンシパルS組は今回該当馬がいません)。

 〇「1勝クラス」勝ち上がり組:エルトンバローズ、シルトホルン、マイネルモーメント、レーベンスティールの4頭。

 〇白百合S組:バルサムノート、アイスグリーン、セオ、スズカハービンの4頭。

 〇皐月賞組:グラニット

 最後に出走メンバーの宮田式バイオリズムの馬をピックアップしてみます。

 ・ウヴァロヴァイト  2・1・1・1 (※今回1着で3=1+1+1で等式成立。以下省略)

 ・エマヌエーレ    1・1・1・4

 ・シルトホルン    2・2・0・5

 ・シーウィザード   2・0・1・4

 ・スズカハービン   2・2・0・5

 ・バルサムノート   2・1・1・1

 名前が重なるのが、シルトホルン、スズカハービン、バルサムノートの3頭です。バルサムノートは白百合Sを勝っていて、斤量が重くなりそうですので、ここは同レースで5番人気6着だったスズカハービンがねらっておもしろい気がします。雨が降って道悪にでもなればなおよしです。シルトホルンは斤量次第というところでしょうか。もし、ハンデ戦でなければ、スィートピーSを勝ったウヴァロヴァイトが実力的に上位だと思いますが、牝馬でもたぶん55㌔以上背負わされる感じがしますんで……。

 本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。

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