Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

10/ 2(月) 週明け 回顧と展望

2023-10-02 | 回顧

 秋のGⅠシリーズが開幕しました。何回かGⅠ休止の週がありますが、暮れの有馬記念(とホープフルS)まで約3ヶ月、楽しみな週末が続いていきます。まあ、あっという間だと思いますけども……。

 今日はまず、昨日のレース回顧から。中山のスプリンターズSはソダシの妹ママコチャが勝ちました。川田くん、相変わらず無駄のない騎乗で見事でしたね。1番人気のナムラクレアは残念ながら3着。1枠がわざわいして、思ったように外に出せなかったのと、やはり見立てどおり、この馬には中山コースの急坂がマイナスに作用しているように思いました。2着のマッドクールは、朝のねらいで挙げた馬ですが、内からしぶとく抜けて来て、勝ったと思いましたが、惜しくもハナ差及びませんでした。ママコチャやナムラクレアよりも前で仕掛けられる分有利と踏んでいたのですが、逃げ馬3頭が意外に競り合わず、ハナを譲られたかたちでジャスパークローネが楽逃げし、ペースが抑えられて、ママコチャやナムラクレアらに早めに来られてしまったからかな、と思います。ジャスパークローネもよく4着に頑張りました。平地のレースだったら、勝てないまでも、おそらく馬券にはなっていたでしょう。

 肝心の馬券の方ですが、この日の中山はどう考えても147枠が強勢の日で、8Rで一度途切れた以外はずっと147枠が枠連に絡んでいました。朝推奨したマッドクールは5枠でしたので、枠連法則上、258枠を三連の軸に据えるわけにいかなくなり、泣く泣く(……笑)1枠のナムラクレアを軸に組み替えました。マッドクールが前に出かけたときには、内心しまった!と思いましたが、ナムラクレアも3着を死守してくれましたので、三連の配当は何とか確保できました。ほぼ本命決着ですんで、負けずに済んだというのが実際で、嬉しさも中くらいなりといったところです。

 おかげで俄然力が入ったのは夜の凱旋門賞です。近年の凱旋門賞としては珍しく芝が乾いて稍重でしたが、こちらは無敗のエースインパクトが末脚が冴えて快勝し、2着のウエストオーバー、3着のオネストと、フランケル産駒とその孫たちが上位を独占する結果となりました。朝のブログに書いたとおり、サドラーズウェルズ系の馬が強いレースで、父系で名前を挙げた4頭のうち何と3頭が3着以内に入ることになり、血統の力を改めて実感したところです。日本からただ一頭参戦したスルーセブンシーズは4着とよく頑張りました。凱旋門賞に勝つことを悲願とする日本の競馬界にとって、ステイゴールドの血脈は改めて貴重だということがよくわかったように思います。

 馬券の方は、エースインパクトを軸に、朝挙げた馬たちを相手に三連複で勝負しましたが、3着のオネストが13番人気だったので、三連複が好配当となりラッキーでした。労せずとは申しませんが、こんな当てずっぽうでも的中してしまうところが血統馬券の怖いところです。いずれにしても、10月も上々のスタートが切れてまずまず満足しています。

 さて、JRAは次の開催から舞台が東京・京都に替わり、いきなり三日間開催です。GⅠは一週お休みとなりますが、土日月の三日間に重賞レースが3つ組まれていて、週明けの今日は個別に検討を加えたいところですが、今日はちょっと時間の関係で、ざっと見た範囲内の粗い見立てだけにして、詳細は後日に回します。

 まず、10/7(土)。東京で2歳馬のGⅢサウジアラビアRCが組まれていますが、ここは持ちタイム(上がり脚)上位の牝馬ボンドガールが強く、これにゴンバテガーブースらがどこまで迫れるかといった構図だと思います。例年、1・2番人気の馬が両方とも連を外すことがないので、これは勝負をしないで見るレースかも知れません。

 翌日の10/8(日)は、東京メインがGⅡ毎日王冠です。ここは春のマイルGⅠを連勝した牝馬のソングラインが1800mに距離が伸びてどうなるかが最大の焦点です。もし、ここも勝つようなら、秋の天皇賞へ向けて展望が開けますが、どうでしょうか。この日は京都のメイン、オパールSがハンデ戦でおもしろい感じがします。今朝の時点ではまだ斤量がわかりませんが、3歳の桜花賞組よりも、個人的には4歳のジャングロカルネアサーダの方に注目しています。

 あとひとつ、10/9(月)のGⅡ京都大賞典は、昨年のJPを勝ったヴェラアズールが59㌔で出てきますが、57㌔で出走できるディープボンドの方が断然有利でしょう。ボッケリーニらがどこまでこれに迫れますか。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。夏の暑さが長引いて、秋が一段と短くなりそうですんで、今月は周りの情景の変化を気に止めていこうと思います。今週もがんばっていきましょう。

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