Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

11/30(木) 今週のハンデ戦

2023-11-30 | 予想

 日曜の特別戦はハンデ戦が目白押しです。今まで別定戦だったものまでハンデ戦にしていただいて、JRAの「サービス精神」には敬意を表したいところですが、過去のデータが使えなくなるので、うれしさも「中くらい」なり、です。阪神メインのギャラクシーSもねらいのレースとしておもしろいところですが、データが使えるという点では、中山9Rの南総Sに一番食指が動きます。芝1200ですし、「紛れ」も大きいでしょうから、今日はこのレースをとりあげて「予習」してみようと思います。

南総ステークス【2023年12月3日中山9R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

南総ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月3日中山9R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 過去10年、2020年だけが定量戦であとはハンデ戦ですが、2014・15年は該当レースがありませんので、この3年を除く2012から去年までの11年8回分のレース結果より3着以内の馬から傾向をさぐってみます。

 

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・57㌔     2頭

 ・56㌔     4頭

 ・55㌔     4頭

 54㌔     8頭(インテグリフォリア ウィリン サンティーテソーロ バースクライ

 ・53㌔     3

 ・52㌔     1頭

 ・51㌔     1頭

 ・50㌔     1頭

 一番多いのは54㌔で、人気はどうあれ、中位のハンデ馬がねらいごろのようです。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇白秋S    4頭 (インテグリフォリア⑧4着)

 〇桂川S    3頭 (※該当なし

 〇みちのくS  2頭 (※該当なし

 〇浜松S    2頭 (※該当なし

 今回醍醐S組が4頭、キビタキS組が4頭参戦していますが、わりと新設のレースで過去のデータに乏しいので、これらの組にも注意が必要かも知れません。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 〇3歳 4頭   〇4歳 10頭   〇5歳 6頭   〇6歳 1頭  〇7歳 3頭

/〇牝馬 9頭(3歳=4 4歳=2 5歳=3 6歳=1  〇騸馬 4頭(4歳=1 5歳=1 7歳=2)

 全体として4歳馬が強いようですが、牝馬の三連対率が比較的高い傾向です。今回も出走馬の半数超は牝馬ですので、どれか1頭くらいは来る確率が高いように思います。騸馬の4頭も他のレースとの比較上、意外に多い感じです。

 

4)血統

 多様で難しいですが、ダイワメジャー、ネオユニヴァースのサンデーサイレンス系か、ノーザンダンサーの血脈がある馬の頻度が高い感じを受けます。今回、ダイワとネオの産駒はいませんが、サンデー系ならキズナ、ジャスタウェイ、ハーツクライの産駒がいます。ここでは、後者のノーザンダンサー系の父・母父をもつ馬を挙げてみます。

母父 ノーザンダンサー系

 エイシンエイト父エイシントップはノーザンダンサーの曾孫/母父はハーツクライ=サンデー系

 ブルースピリット父Invincible Spiritノーザンダンサーの曾孫/母父はGalileo=ノーザンダンサー系

 プレスレスリー父アメリカンペイトリオットノーザンダンサーの曾孫/母父はHush=ノーザンダンサー系


 ・グッドマックス母父クロフネはノーザンダンサーの玄孫。/父はジャスタウェイ=サンデー系

 ・ブッシュガーデン母父Galileoはノーザンダンサーの孫。/父はリオンディーズ=キンカメ(ミスプロ)系

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・アネゴハダ       3・1・4・9

 ・ウィリン        3・1・1・4

 ・エイシンエイト     3・2・2・10

 ・タリア         3・2・2・4

 ・バースクライ      3・1・1・2

 ・ブルースピリット    3・3・1・8

 ・ユキノファラオ     3・0・4・16

 

 来週まで降雨はなさそうなので、開幕週の良馬場でレースが行われるとなると、1分7秒台の速い時計になるかも知れません。ここはトップハンデ58㌔のブルースピリットが実力上位ですが、ハンデ戦だけに中位ハンデの馬からねらった方がいい感じです。上掲の条件から浮上してくるのはエイシンエイトで、3歳牝馬の伸びしろに期待したいところですが、前走・福島のキビタキSでは、馬場が渋っていたとはいえ、伸び脚あと一歩の4着でしたので、中山の坂がやや気がかかりです。同じ3歳牝馬なら中山得意のサンティーテソーロが斤量54㌔ですので、こちらの方が有利に見えますし、他に3歳世代では実力馬の56㌔ブーケファロス、連勝で臨む上がり馬の54㌔バースクライもいて、なかなか難解です。軸馬は、当日の枠連の動きを見ながら、この中から選ぶことになると思います。穴候補で期待したいのは、55㌔アネゴハダ、54㌔インテグリフォリア、53㌔シュア-ヴアリアあたりでしょうか。

 ということで、他のハンデ戦まで手が回らなくなってしまいましたが、日曜はじっくりねらいを定めて、中京のGⅠまでに資金を蓄えられれば、と思います。本日もお読みいただきありがとうございました。明日は、今週の重賞競走に出走予定の各馬の追い切り情報を集めてみます。今日も一日無事でありますように。

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