4月も終わりですねぇ。今日は土曜のユニコーンSを検討してみます。去年から施行場所・時期・条件ともに変更され、まったく「別のレース」になってしまったので、過去データが使えませんが、3歳ダートの新進気鋭が集まりました。去年の1着はラムジェット、3着はミッキーファイトですから、今年も世代のダート界を代表するような馬が出て来るかも知れません。
1)持ち時計上位
去年のラムジェットの勝ち時計は1分58秒6(上がり37.6)で、3歳馬としては好時計決着だったと思います(単純に距離1800におきかえれば1分52秒3ですし)。金曜に雨が降ったりすると、さらに時計が速くなるかもしれません。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりですが、距離1800ならば良で1分53秒台くらいの持ち時計は必要です(※は重複馬、〇数字は単勝人気順)。
<1800>
テスティモーネ 04/06阪神 1勝クラス ④1着 1分52秒7 37.6
クレーキング 01/25中山 1勝クラス ①1着 1分52秒9 37.2
ベルベルコンパス 01/18中京 1勝クラス ⑦1着 1分53秒0 37.2
メイショウズイウン 03/29中山 伏竜S ④2着 1分53秒0 36.6 稍
ベリタバグス 04/06阪神 1勝クラス ①3着 1分53秒2 38.0
ゴッドエスパーダ 04/06中山 1勝クラス ③1着 1分53秒3 39.0 稍
ヴィリアリート 12/28京都 1勝クラス ②1着 1分53秒4 37.7
メイショウハチロー 03/15中京 1勝クラス ④5着 1分53秒4 37.9
カナルビーグル 03/23阪神 1勝クラス ①1着 1分53秒4 38.5
参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ラムジェット 02/18東京 ヒヤシンスS ⑤1着 1分36秒3 36.1
2⃣サトノエピック 03/10中山 1勝クラス ②1着 1分54秒1 38.9
3⃣ミッキーファイト 12/10中山 1勝クラス ①1着 1分52秒5 37.6
一番時計はテスティモーネですが、去年のミッキーファイトの前走時計からすると、クレーキングの時計はまずまず優秀そうです。あとはベルベルコンパスもいますが、1800ですでに2敗しているので、それならば5連対中のメイショウズイウンの方が上かも知れません。あとは黒竹賞でルクソールカフェの2着があるベリタバグスあたりまで。
2)前走(ステップ)と間隔
去年が「第1回」なので、これは省きます。
3)血統
競馬ラボによると、京都ダート1900の傾向では、父系はドレフォン、ホッコータルマエ、ジャスタウェイの産駒がベスト3です。
下位条件まで含めてのデータなので、全幅の信頼はおけませんが、合致するのは、以下の3頭です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・テスティモーネ :父ドレフォン(トーセンホマレボシ)/母父サウスヴィグラス(Forty Niner系)
・メイショウズイウン :父ホッコータルマエ(キングカメハメハ)/母父エンパイアメーカー(Fappiano系)
・ルヴァンユニベール :父ホッコータルマエ(キングカメハメハ)/母父ストロングリターン(シンボリクリスエス)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 最内枠の好走率高い:1⃣番枠の連対率20.9%、複勝率31.9%
② 前走コースに着目:複勝率30%を超えるのは以下のコース
・京都ダート1900/・阪神ダート2000/・中京ダート1900
・小倉ダート1700/・東京ダート1600
③ 前走先行した馬が優勢
:4角通過4番手以内の複勝率36.2% 同11番手以下は8.6%
浮上するのはヴィリアリートとレッドボブです。
5)結 論
過去データがないので、傾向がつかみづらいですが、大物感があるのはクレーキングでしょうか。人気になってもこの馬中心が無難なところです。相手は、JRAの分析で浮上するヴィアリートとレッドボブの2頭に妙味がありそうです。あとは前走伏竜S上位のメイショウズイウンとルヴァンユニベールの2頭に、ドレフォン産駒のテスティモーネ、もう一頭穴でチュウジョウあたりにもチャンスがあると思います。クレーキングが前を掃除するような展開になると、JRAの言う先行有利に反しますが、後ろから来る人気薄が一頭絡んでくるような感じもします。まとめてみると、
◎クレーキング 〇ヴィアリート ▲レッドボブ △メイショウズイウン……
で、クレーキングが強い競馬を見せてくれるものと期待します。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。GW後半の連休まで3日ありますが、今日も何とか乗り切りましょう。