Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

11/ 9(木) 今週のハンデ戦 日曜東京・オーロC

2023-11-09 | 予想

 日曜はGⅠエリザベス女王杯が控えていますが、その「裏番組」というか、発走順は先だと思いますが、東京11RのオーロCは「穴党」注目のレースです。東京の芝1400のハンデ戦というだけで、荒れる気配が充満しています。実際、ここ10年の勝ち馬の単勝人気は、去年こそ①人気のウインシャーロットが勝ちましたが、それまでの9年は新しい順に、⑪②⑧⑥⑤⑦②⑬⑪人気で、その前から通算すると、①人気馬が13連敗でした。関東は金曜からの雨が長引いて、日曜も天候が回復しないという予報があるので、良馬場のレースにもならないとすれば、到底人気どおりの決着というわけにはいかないでしょう。GⅠ直前のこのレースを獲って勢いに乗りたいところです。早速、過去10年で3着以内に入った馬の傾向を探ってみます。

オーロカップ【2023年11月12日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

オーロカップの過去10年データ、好走馬一覧(2023年11月12日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・57㌔     4頭

 ・56㌔     3頭

 ・55㌔     1頭

 54㌔      11頭(サマートゥリスト フォワードアゲン   

 ・53㌔     7(アルーリングウェイ カルリーノ メイショウホシアイ)

 ・52㌔     3頭

 ・51㌔     1頭

 53・54㌔の軽量馬が全体の6割を占めています。ねらいはこのあたりでしょう。57㌔も意外に走っています。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇信越S       8頭 (グランデマーレ⑫2着 アルーリングウェイ④3着 ルプリュフォール⑥3着

               メイショウチタン⑧5着 カルリーノ⑪9着 ホープフルサイン⑦10着

               グレイイングリーン③12着)*アルリーングウェイとルプリュフォールは同着

 〇朱鷺S       2頭 (サマートゥリスト⑧5着 メイショウホシアイ⑦8着 ペイシャフェスタ⑫15着

 〇富士S       2頭 (※該当なし

 〇オパールS     2頭 (ムーンプローヴ⑧8着 タイセイアベニール⑯9着

 〇中京記念      2頭 (※該当なし

 〇スワンS      2頭 (ミッキーブリランテ⑯18着

 〇白秋S       2頭 (※該当なし

 〇ポートアイランドS 2頭 (※該当なし 

 去年はありませんでしたが、それまでは前走・信越S組が6年連続で三連に絡んでいましたので、この組には要注意です。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 3歳 8頭   〇4歳 6頭   〇5歳 10頭   〇6歳 3頭  〇7歳 1頭  〇8歳 2頭

 / 〇牝馬12頭(3歳=5 4歳=4 5歳=1 6歳=2)  〇騸馬 2頭

 全体として5歳馬が強いのですが、去年まで牝馬が4年続けて勝っているように、牝馬が高頻度で三連に絡む傾向です。年齢を加味すれば、3・4歳の牝馬です。3歳牝馬の軽量にはとりわけ注意が必要と思います(今回で言えば、52㌔のムーンプローヴ)。

 

4)血統

 多様ですが、もし、馬場が良で施行できないとすると、パワー型に台頭の余地が出てくるかもしれません。稍重で施行されたのは過去10年で1度、過去20年にさかのぼっても2度しかありませんが、2度ともノーザンダンサー系の血統が来ています。偶然と思いつつも、該当する馬を拾い上げると、

父ノーザンダンサー系

 ・コンバスチョン:父ディスクリートキャットはノーザンダンサーの玄孫

 ・タイセイアベニール:父ベーカバドはノーザンダンサーの玄孫

母父ノーザンダンサー系

 ・アルーリングウェイ:母父フレンチデピュティはノーザンダンサーの曾孫。/父はジャスタウェイ。

 ・ミッキーブリランテ:母父Dansiliはノーザンダンサーの曾孫。/父はディープブリランテ。

 ・レイモンドバローズ:母父Medaglia d'Oroはノーザンダンサーの曾孫。/父はヴィクトワールピサ。

 ・ワーケア:母父Oratorioはノーザンダンサーの曾孫。/父はハーツクライ。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・アルーリングウェイ   3・1・2・8

 ・オールパルフェ     2・1・0・4

 ・ハギノメーテル     3・0・1・10

 ・レイモンドバローズ   4・1・2・8

 ・ワーケア        2・1・1・10

 

 牡馬の中でねらいたいのは、久々でも走る5歳のレイモンドバローズです。春の京王杯SCの5着がフロックでないとすれば、ここでも上位に来られると思いますし、東京コースも得意です。しかし、上のデータから浮上するのは牝馬のアルーリングウェイの方でしょう。前走信越S④人気3着、4歳牝馬で斤量53㌔、距離実績1・1・2・2です。あまり馬場が悪くなると心配ですが、稍重くらいまでならこなせると思います。あと、経験上、メイショウ勢が混戦で穴を開けるので、メイショウチタンメイショウホシアイの2頭には注意を怠れません。

 ということで、日曜のハンデ戦をねらうなら福島記念だろう、というお叱りを覚悟で、重賞ではないオーロCの方を長々述べてきました。これに応えて波乱となってくれることを期待したいと思います。明日はエリザベス女王杯に出走する各馬の追い切り情報を集めてみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日無事でありますように。

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