Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

11/27(月) チャンピオンズCの展望

2023-11-27 | 予想

 イクイノックス(リバティアイランドも)、強かったですねぇ。ルメールさんもびっくりの走りで文句なしです。「無事是名馬」は、すでに「名馬」のこの馬には不適当ですが、このまま「無事」であってほしいものです。

【ジャパンC】(東京)イクイノックスが世界一の走りでGI6連勝|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI (radionikkei.jp)

 さて、週末からは12月。いよいよ今年の競馬も大詰めです。秋のGⅠは上位人気馬が強くて堅い決着が多かったのですが、舞台が替わってそろそろ流れが変わるかもしれません。

 次の日曜には、中京でダートGⅠチャンピオンズカップがあります。2月にフェブラリーSがあるので、わずか2ヶ月半前にダートのGⅠ競走をやる意味があるのか。元々ジャパンカップに合わせて設置された東京のジャパンカップダートが、その後扱いに困って、阪神を経由して中京に移されたものと解釈しているので、関係者には申し訳ないけど、最初から何か「お荷物」的です。さらに、フェブラリーSの方も、サウジアラビアの国際GⅠの時期と重なって、出走馬を持って行かれている現状では、ますますレースの「質」が問われてきます。今回の出走メンバーを眺めると、わりと「良質」な好メンバーが揃いましたが、今後、地方のダート重賞を見ながら、時期や施行条件などを調整する余地はあると思っています。

 とはいえ、中京で開催されるようになって今年で10年。毎年荒れて万馬券頻出となると、穴党には馬券的妙味の大きいレースでしょう。個人的にも秋はトリガミ続きでだいぶ資金が目減りしてきましたので、ここは「反撃」する絶好のチャンスです。過去9年の3着以内馬のデータを見ながら、今年の構図を「予習」しておこうと思います。

チャンピオンズカップ【2023年12月3日中京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

チャンピオンズカップの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月3日中京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇JBCクラシック 9 (ノットゥルノ2着 テーオーケインズ3着 メイショウハリオ4着 ウィルソンテソーロ5着

 〇みやこS     6 (セラフィックコール①1着 メイクアリープ⑥2着

 〇南部杯      5頭 (レモンポップ1着

 〇武蔵野S     2頭 (ケイアイシェルビー⑫4着)

 

2)性齢 ※頭数は延べ数

 〇3歳 5頭   〇4歳 3頭   〇5歳 8頭   〇6歳 8頭  〇7歳 1頭

/◇牝馬1頭   ◇騸馬 4頭

 やや高齢馬が優勢です。牝馬は2015年⑫人気で勝ったサンビスタ(当時牝6 前走JBCレディスクラシック2着)1頭です。今年参戦する牝5アイコンテーラーや牝4アーテルアストレアはどうでしょうか。

 

3)血統

 父系・母系ともにキングカメハメハの血統がいい感じです。

 父キンカメ系

 ・アイコンテーラー:父ドゥラメンテ(キンカメの子)/母父ケイムホーム(Mr.Prospectorの孫)

 ・グロリアムンディ:父キングカメハメハ/母父ロベルト系

 ・ドゥラエレーデ:父ドゥラメンテ/母父オルフェーヴル(ステイゴールドの子)

 ・パンサラッサ:父ロードカナロア(キンカメの子)/母父Montjeu(サドラーズウェルズの子)

 母父キンカメ系

 ・クラウンプライド:父リーチザクラウン/母父キングカメハメハ  

 ・ジオグリフ:父ドレフォン/母父キングカメハメハ  

 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析から傾向を拾ってみると、以下の諸点となります。

データ分析:チャンピオンズカップ 今週の注目レース JRA

  ①前走単勝人気⑤番人気以内

  ②前走4角通過順7番手以内

  ③前走の格付けGⅡ・JpnⅡ以上 or 中京の1800以上重賞かフェブラリーS3着以内

  ④前走5着以内でないと勝てない

 地方競馬の重賞レースに通じていないので、やや情報不足ですが、一応上の条件をクリアしていそうなのは、アイコンテーラーウィルソンテソーロテーオーケインズノットゥルノプロミストウォーリアメイショウハリオレモンポップあたりでしょうか。全部で7頭もいるので、もう少し絞らないといけませんが……。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を見ておきましょう。

 ・ケイアイシェルビー   4・1・3・9

 ・ドゥラエレーデ     2・2・0・5

 ・ノットゥルノ      3・4・0・8

 ・メイショウハリオ    9・2・4・8

  

 実力伯仲で難しいですが、5戦無敗で臨む3歳セラフィックコールは1頭別格として、上のデータから浮上してくるのは6歳のメイショウハリオかなあと思います。今年2月のフェブラリーSはレモンポップに完敗の④人気3着でしたが、距離が200m伸びますし、JBCクラシックを叩いてここに臨むローテは理想的です。血統だけが気がかりですが、現段階では一応主軸候補としてマークしておきます。それから、去年①人気で4着だったテーオーケインズも、ここでは実績上位で外せませんし、距離がもてばレモンポップも当然格上です。その他、中京を得意にしているハギノアレグリアスも軽視禁物ですが、若干距離不足の感じはします。あとは、モレイラが乗る牝馬のアイコンテーラー、去年2着のクラウンプライドに、まだ昨日JCで大逃げをしたばかりのパンサラッサ(本当に出るんでしょうか!?)などなど。……調教具合も見ながら、慎重に検討していこうと思います。

 明日は、ファンにとっての中山競馬の冬の“風物詩”・ステイヤーズSを考えてみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。師走の入りが間近となりました。どうか暖かくしてお過ごしください。

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