今日はダービーの最終便、京都新聞杯を検討してみます。実際のところ、ここを勝って本番で好走する馬は少ないですが、ひょっとしたら2019年のロジャーバローズのような「伏兵」的ダービー馬が隠れているかもしれないので要チェックです。過去10年の傾向などから考えてみます。
1)持ち時計上位
去年勝ったジューンテイクの勝ち時計は2分11秒2(上がり33.6)で、良馬場のレースとしては水準級でした。例年スローで流れて、上がりの勝負になる傾向がありますが、今年も同様だとすれば、33秒台の上がり脚が必要です。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(※は重複馬、〇数字は単勝人気順)。
<2000>
※キングスコール 04/20中山 皐月賞 ⑨7着 1分57秒7 33.9
トッピボーン 04/19阪神 1勝クラス ①1着 1分57秒9 34.5
リアライズオーラム 04/19阪神 1勝クラス ②2着 1分58秒6 35.6
※デルアヴァー 04/19福島 ひめさゆり賞 ①1着 1分58秒8 34.1
ナグルファル 12/07阪神 エリカ賞 ①1着 2分00秒6 34.0
ネブラディスク 03/29阪神 毎日杯 ⑤3着 1分46秒2 33.1
※デルアヴァー 11/16東京 東スポ2歳S ⑤5着 1分47秒3 33.3
※キングスコール 07/21札幌 新馬 ②1着 1分47秒8 34.8
参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ジューンテイク 03/16阪神 若葉S ④5着 2分00秒3 34.8
2⃣ウエストナウ 04/07阪神 未勝利 ⑦1着 1分45秒4 34.0
3⃣ヴェローチェエラ 03/09阪神 ゆきやなぎ賞 ②2着 2分28秒0 33.5
芝2000の一番時計はキングスコールです。皐月賞では内から外に出すロスもあり、前の勝負には加われませんでしたが、まずまずの走りを見せました。前走1800ですが、ネブラディスクもファンダムの3着で、相応の実力馬と見てよいと思います。あとはデルアヴァーと、新味のあるところではトッピボーンでしょうか。時計的にはこの4頭がよさそうです。
2)前走(ステップ)と間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇毎日杯 4頭(ネブラディスク⑤3着)
〇ゆきやなぎ賞 4頭(コーチェラバレー③3着 オーシンエス⑪6着)
〇若葉S 3頭(※該当なし)
〇はなみずき賞 3頭(※該当なし)
ヴォラヴィア⑥5着)
〇きさらぎ賞 2頭(ショウヘイ②4着)
〇大寒桜賞 2頭(エムズ②1着 ロットブラータ③3着)
ローテーション的には、77%が中1~2ヶ月内で、3月・4月に一度使っている馬の方が優勢です。
3)血統
父ディープインパクト系が強く、近7年連続で3着以内馬を輩出しています。今回該当するのは以下の3頭です。今回から父父と母父父の( )は必要な場合のみとします。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・コーチェラバレー :父キズナ/母父Myboycharlie(Danzig系)
・トッピボーン :父リアルスティール/母父ハービンジャー(Danzig系)
・ブリヤディアマンテ :父サトノダイヤモンド//母父シンボリクリスエス
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 下位人気馬も侮れず:⑥人気以下複勝率12.8%
② キャリアは3戦から8戦以内:GⅠ経験があればなおよし
③ 前走2400の馬はねらい目:特にゆきやなぎ賞
項目が少ないですが、しいて合致する馬を探せば、キングスコール、デルアヴァー、リアライズオーラム、オーシンエスあたりでしょうか。
5)結 論
皐月賞から間隔が短い点に不安はありますが、実績的にキングスコールが中軸馬にふさわしいと思います。相手は新興勢力からトッピボーン、距離延長がよさげなネブラディスクあたりが強敵で、人気を下げるようならデルアヴァーとナグルファルも見限れません。あとはゆきやなぎ賞3着のコーチェラバレーまでで、川田くんが騎乗予定のショウヘイまではどうでしょうか。まとめると、
◎キングスコール 〇トッピボーン ▲ネブラディスク……
で、人気薄にも目配りが必要かもしれません。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。GW最終日。全国的に雨模様のようです。無事な一日でありますように。
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