日曜の注目レースは、もちろんジャパンカップですが、馬券的には、その後に行われる(はず)の京都12R京阪杯です。過去10年で二桁人気が馬券に絡んだケースが7回ですから、穴党のみなさんには待望のレースです。今日は、こちらを検討してみます。
京阪杯【2023年11月26日京都12R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
京阪杯の過去10年データ、好走馬一覧(2023年11月26日京都12R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
3年ぶりに京都に舞台が戻り、傾向が変わってくるかどうか――これは何とも言えませんが、2010~2019年の京都開催10年間と、ここ3年の阪神開催を加えた計13年間で3着以内に入った馬たち、延べ39頭の傾向をおさえてみます。
1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇オパールS 6頭 (ジングザットソング⑤2着 ビッグシーザー①12着 )
〇スワンS 6頭 (ルガル③4着 トウシンマカオ④9着 エクセトラ⑤11着 スマートリアン⑬15着)
〇スプリンターズS 5頭 (キミワクイーン⑩11着 エイシンスポッター⑭11着 ジュビリーヘッド⑮15着)
〇京洛S 5頭 (*該当レースなし)
〇桂川S 3頭 (※該当馬なし)
2)性齢
〇3歳 5頭 〇4歳 11頭 〇5歳 15頭 〇6歳 6頭 〇7歳 2頭
◇牝馬 11頭 ◇騸馬 1頭
3)血統
阪神開催のここ3年はロードカナロア産駒が絡んでいますが、それ以前の京都開催では父系にノーザンダンサーの血脈がある馬がきている印象があります。この線で、該当馬を挙げてみると、
〇父ロードカナロア
・キミワクイーン:母父ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
・グルーヴィット:母父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス系)
・ジュビリーヘッド:母父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
〇父ノーザンダンサー系
・エクセトラ:父Danehill(ノーザンダンサーの孫)
・シュバルツカイザー:父Dark Angel(ノーザンダンサーの来孫=玄孫の下)
・ショウナンハクラク:父Frankel(ノーザンダンサーの曾孫)
・ジャスパージャック:父Declaration of War(ノーザンダンサーの曾孫)
あと、時折「顔を出す」サクラバクシンオーというのもありますが、バクシンオーの子・ビッグアーサー産駒のトウシンマカオとビッグシーザーは今回どうでしょうか。
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析では、以下の点が挙げられています。
①ねらうならスプリンターズS組10着以下
②サンデー系よりもノーザンダンサー系種牡馬の産駒
③関西ベテランジョッキーへの乗り替わり
3つとも条件を満たす馬はいませんが、②血統と③乗り替わりの2つが重なるのは、ジャスパージャックです。スプリンターズSのときに北村友騎手に乗り替わっているので、正確には③に当てはまりませんが、ジュビリーヘッドの名前も一応出しておきます。
5)宮田式バイオリズム
最後に、今回宮田式バイオリズムのよい馬を見ておきます。
◎ビッグシーザー 4・1・2・2
モズメイメイ 4・0・1・4
〇キミワクイーン 5・2・0・6
グレイトゲイナー 5・4・2・23
コムストックロード 2・3・1・15
シングザットソング 2・1・1・4
トウシンマカオ 4・1・2・7
ルガル 2・3・1・3
これはかなり難解です。前走GⅠ組から軸馬を選ぶとすれば、キミワクイーンかジュビリーヘッドでしょうか。去年3歳で勝ったトウシンマカオも、実績を考えれば斤量58㌔でもここでは力上位でしょう。ただ、人気薄が突っ込んでくる可能性の大きいレースです。穴で期待したいのは、3歳のビッグシーザーの復活です。デビュー時からずっと①人気で途中4連勝もしましたが、前走オパールSが①12着では、さすがに今回は見切られて人気を下げるでしょうから、逆に狙い目です。あとは、グレイトゲイナーも6歳にして本格化した感じがあり、侮れない感じがします(ハンデ戦なら中心馬に抜擢したいくらいです)。名前を挙げたら、キリがないので、あとは調教具合を見ながら考えることにします。
というわけで、日曜はJCよりも、こちらの京阪杯を勝負レースにして下準備をしていくつもりでいますす。秋の京都開催を笑顔で終われるとよいのですが。
本日もお読みいただきありがとうございました。関東は今日も朝から好天です。一日がんばっていきましょう。