1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2284話目】檀家若者が会社を辞める、と。理由は直属上司。「辞める覚悟があるなら、東京本社の社長に直談判を」と。結果、社長が神対応。

2021-10-29 17:59:56 | 法話

人材が育たたない会社の社長が拙僧に「幹部クラスに向けて何か話を」と依頼が。その講演で「犬に『ワン』と鳴くな、と。猫に『ニャー』と鳴くな、と。牛に『モー』と鳴くな、と。赤ちゃんに『オギャー』と泣くな、と。では、彼らは、どうやって意思表示を。その鳴き声で彼らの意思を読み取れるが、上役の器量」と。

【追伸】
この講演で、幹部クラスに「昨今の日本は、人を育てる、という一手間を面倒臭がる傾向が目立ちます。苗を植えて、水を与え、夏草と戦い、八十八夜経たんと、米は実らん。ノーベル賞クラスの人材は皆、研究にお金を惜しまない外国へ。拙僧の知人医師も、米国へ行って、日本には帰る気はないと。人材を育てないで、将来、この国をどう維持していく。ここが、思案どころ。武田信玄公が『人は城、人は石垣、人は堀』と。この考え方は非常に大事」と。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿