独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

四つ葉のクローバー

2009-05-17 | きもの

子供の頃、家の周りの野原や空き地にはたくさんクローバーが生えていた。で結構中学生くらいまでも、なにかの折に友達と真面目に四つ葉のクローバーを探して遊んだ記憶があるのですが、不思議に見つけたという記憶がない。だから「タクシー運転手さんが四つ葉のクローバーを7,000本配った」という番組を見たとき、7,000本も見つける人がいるんだと単純に驚いてしまった。最初は客待ち時間に運転手仲間と探し、偶然この運転手さんだけが見つけ、数日後失恋した女性が乗車した時に、元気付けようと手帖に挿んであった四つ葉のクローバーをあげたところ、とても喜ばれたことがきっかけで、それほど喜んでくれるなら、と思い立ったそうです。しかしこの運転手さんの半端じゃないところは、探すだけでなく、自宅で自己流で栽培し、3,4本に1本の確率で四つ葉のクローバーが出来るようにしてしまったこと。これが7,000本も配れる秘密なのですが、2004年から始め、いまや倍の14,000本、14,000人に「幸せの四つ葉のクローバー」を上げた計算になるそうですから、驚き。様々な人が乗るタクシー、「相手に笑顔になってもらいたい」その人を思う気持ちだけで、1日4時間も押し花作るために時間をかける人生、すごい。ダイヤモンド社から「幸せを運ぶタクシだけでー・それぞれの人生に配られた1万本の“四つ葉のクローバー”」という1冊の本として書店にあります。