jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

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2005年04月22日 | 生活
また嫌なニュースを目にした。

昨夜の帰宅後
お風呂とご飯を済ませテレビを見ていた。

17歳の少年が…
4歳の男の子を…
ハンマーで…

ニパちゃんを抱き上げていた手が硬直する。
チーちゃんが叫ぶ
「また?バカじゃないの!」

きっとまたワイドショウや報道番組では
訳知り顔の評論家みたいな人が
「ゲームが…インターネットが…」と語るんだろう。
でもそんなことはどうでもいいことだ。

現実問題として
生活圏内でそういう事件が起きている。

奈良の事件もそう
寝屋川の小学校もそう
今回は東大阪、通勤路のすぐ近くだ。

この恐怖感はどうしたらいいのか?

親?
社会?
学校?
ゲーム?
映画?
テレビ番組?
インターネット?

誰でもいいから
その生き物を止めてくれ。

僕らはいったいいつまで
「そんなことしそうにないおとなしい」生き物の影に
怯えなくてはいけないのだろうか。

その生き物は隣近所に通学路に学校の側に
ひっそりと息を潜めてその身を屈めているかもしれないというのに。

どうしてコンビニの前にいる何の罪もない少年を見るたび
ただ道を尋ねたいだけの男を見るたび
恐怖感と猜疑心を抱かねばならないのか。

行き先を失った憤りを
いったいいつまで抱えていなくてはならないのでしょう。

僕の住む街に
その醜い生き物は一体どれだけいるのだろうか。

チーちゃんが叫んだ
「パパ、痛いって」
引き寄せて抱きしめていた腕を少し緩めた。

ニパちゃんは楽しそうに僕の鼻を指でつついていた。

テレビはニュースが終わって
にぎやかでばかばかしいだけのCMが流れていた。