jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

正しいイチゴの食べ方

2005年04月18日 | 生活
先日の「正しい休日の過ごし方」でイチゴ狩りをしてきたと書いたんですけども
帰宅後にそのイチゴを食べようという事になった。

僕が子供の頃はコンデンスミルクは滅多に口にできなくて
イチゴにかけて食べるなんてものすごくお金持ちの食べ方だなぁと
憧れたものでした。

家庭訪問で先生がくる時などに
足の高いガラスの器にイチゴを5~6個入れて
その上にコンデンスミルクをタラリとかけたものを出したりするんですが
「先生!お願いだから手をつけないで!」と
「jumpくんは忘れ物が多くて…」などと言われているのに
イチゴのことで頭の中一杯にしてたりして

それでも母が「先生、召し上がってください」などと言おうものなら
「お母さん…何てこと言うんだ!」と母を睨みつけたりして

「それではせっかくですから…」なんつって
先生がイチゴに手を伸ばそうものなら
「明日からグレてやる!」と思ったり(笑)

まぁ、それくらいにコンデンスミルクは
僕の中で特別な存在だったわけで
その特別さは僕に孫が出来たら
風呂をコンデンスミルクで一杯にして泳がせてあげたいくらい特別で
ヴェルタースオリジナルどころの騒ぎではない(笑)

はぁ
はぁ

熱く語ってしまいましたが
本題はこれからです(爆)

さて、その夜採ってきたイチゴを食べようと
パックが机に並べられ陶器のお皿が並べられた…

ち…違う。
イチゴはガラスの容器に入っているものなのに!
しかもヘタがついたまま…。

「ええーい!こんなものイチゴじゃねぇ!やり直せ!」
と机をバーンとひっくり返したいところだが
もちろんそんな事言えるわけもなく。
大人しく様子を伺っていたんですが

まず、長女の皿に嫁さんが
チューブ入りのコンデンスミルクをドボドボと…

「おーい!コラコラぁ!コンデンスミルク様はもっと遠慮深く使わんかい!」
と机をバーンとひっくり返したいところだが
もちろんそんな事言えるわけもなく。
ハラハラしながら状況を見守る。

嫁さんは皿にお砂糖のみを入れ
それにイチゴをつけて食べだした。

「待て待てぇー!お砂糖だけってどういう事やねん!」
と机をバーンとひっくり返したいところだが
もちろんそんな事言えるわけもなく。
悶々としながら座っていると

「ん?jumpくんイチゴ食べへんの?」
と全くトンチンカンな事を言う嫁さん。

「オイオイ~!イチゴ食べるのに足りない物があるでしょうが!」
と机をバーンとひっくり返したいところだが
もちろんそんな事言えるわけもなく。
おそるおそる聞いてみる。

「あのぅ…牛乳…」

「はぁ?」

嫁さんとチーちゃんは同時に
まるでマジャ・コングのようなツッコミをしてきた…

「え?だってイチゴはお砂糖と牛乳で食べるものでしょう?」
「えー?」

苺食道 飛跳流総家 2代目家元jump氏監修
「正しいイチゴの食べ方」

1.やや深めのガラス容器にイチゴを5~6個入れる

2.そこに上白糖スプーン2杯程度とイチゴがひたひたになる程度の牛乳を注ぐ。

3.おもむろにスプーンの背でイチゴを潰す。

4.多少牛乳が飛び散っても気にせず潰す。

5.イチゴの果汁が十分に牛乳に混ざるように押し潰す。

6.十分に潰れてへにゃへにゃになったイチゴを食べる。

7.残ったイチゴ牛乳を砂糖がとけるまでよくかき混ぜる。

8.ガラス容器を両手で持ち上げイチゴ牛乳の色と香りを楽しむ。

9.ガラス容器を右に3回、左に2回回し一気に飲み干す。


これこそが正しいイチゴの食べ方である。
コンデンスミルクが自由に口に出来なかった時代に
牛乳と砂糖を混ぜることで少しでも子供の希望に応えようと
先代(母だけどね 笑)が考案した食べ方なのである。

なのに…
我が嫁とチーちゃんはそれを認めようとしない。

「だってめんどくさいやん」
「イチゴ牛乳嫌いやねん」
「そのまま食べた方が美味しいやん」
「だって見た目汚いもん」

「ぐおー!お前ら全員廊下に出て一列に並べ!」
と机をバーンとひっくり返したいところだが
もちろんそんな事言えるわけもなく。

僕は一人すごすごと牛乳を取り出そうと冷蔵庫を開けた。
「ん?あれ? 牛乳は?」

「あ、ごめーん。今朝終わっちゃったんだった」

「そ、そっか…」
と机をバーンとひっくり返す気力もなくし
その場に立ち尽くしたまま
コンデンスミルクをたっぷりつけて
美味しそうにイチゴを頬張るチーちゃんを眺めていた。

「jumpくん、用が無いんやったら冷蔵庫閉めてよ」

パタン。
僕は無言で冷蔵庫を閉めた。


ウィラポン陥落!

2005年04月18日 | スポーツ
WBCバンタム級タイトルマッチ
長谷川穂積(千里馬神戸)-ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)
長谷川が3-0の判定でウィラポンを下し世界チャンピオンに輝いた。

オドロイタ!

あのウィラポンに勝った!
世界を獲ったのはもちろん素晴らしいのだけれど
相手がウィラポンだぜ!
辰吉も川嶋も歯が立たなかった最強にして最高のチャンピオンに勝った!

長谷川、あんたすげーよ。

でも、これって地上波で中継してました?
K-1やプライドもいいですけど
ボクシングの世界タイトルマッチですよ。

あぁ、これリアルタイムで見たかったなぁ~
新聞の戦評読んでたらますます見たくなる。

WBA世界ミニマム級王者の新井田も2度目の防衛に成功。

ニュースターの誕生に日本のボクシング界は輝きを取り戻せるのか?