jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

jumpさんの長すぎる一日

2005年03月20日 | 生活
ピピピピピピピピピピピピピピピ
ジリリリリリリリリリリリリリリ

携帯のアラームと目覚まし時計がけたたましく鳴り響く
時刻は午前5時。

ぴぴぴぴっぴぴぴぴっ
嫁さんの携帯アラームが鳴る中
もそもそと起き上がって
こっそり布団から抜け出して
居間に下りて着替えと歯磨き
冷たい水で目を覚ます。

前日の深夜当番でFAX送り忘れるという
とんでもなくオバカなミスしたので
今朝はFAX送信のために出社することになったのだ…

まだ外は真っ暗で
車の中も冷え切っていた。

いつもの通勤路に他車はほとんどなく
スイスイとストレスなく走る。
普段45分の道のりを25分で到着した。

作業はFAX送るだけなので5分で終了(笑)

同じく帰りも25分。
何と1時間で仕事終わっちゃった!(笑)

帰宅するとまだみんな就寝中の様子
もう一度着替えて布団に潜り込んだ
時刻は6時半ごろ。

「jumpくん!jumpくん! もう6時45分やで!」
うとうとと眠りに入った頃嫁さんに起こされた。
「んあ?もう行ってきたけど…」
「え?そうなん? ならいいけど」
朝出かけたの気付いてなかったんかい!(爆)

これならこれから夜中に家抜け出しても気付かれないってことだな(笑)

そう思いながらもう一度眠りについた。

「痛てててっ!」
チーちゃんに足を踏まれて目が覚めた(笑)
「ごめんごめん、もう9時半やで、起きや」
「ううう…」
足をさすりながら
本日2度目の布団抜け出しの儀。

階下におりると朝食の準備が整っていた。
ありがたい(笑)
にぎやかでさわやかな朝食。
ニパちゃんは卵の白身と格闘し
チーちゃんは器用にパンの耳を残している(笑)
コーヒーの香りが心を落ち着けてくれる。

朝食が済むとドタバタが始まる。
さぁ、お出かけの準備だ!

伯父の法事は12時から
11時までに出れば十分だろう。
時刻はまだ10時を少しまわったところだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「だから早くしなさいって言ったでしょ?」
嫁さんは娘に注意する時に何故か標準語っぽくなる。
チーちゃんは怒られながら髪の毛をまとめて外に避難してきた。

空は「こでもかっ」というくらい快晴であたたかい。
玄関先でニパちゃんと一緒につかのまの日向ぼっこ。
ニパちゃんのジャンパーを持って飛び出してきたチーちゃん。

「人に早くしなさいっていうのにいつもママが最後になるやんな」とチーちゃん
「でもさ、ママは荷物とか全部持たなあかんし、戸締りとかもするからな」
「ふうん」

僕とチーちゃんは両側からニパちゃんの手を繋いで
ゆっくりと駐車場までお散歩をする。

車に乗り込んで早速昨夜焼いた童謡のCDをかける。
今日はデッキの機嫌が良いらしい。
すんなりと明るい声の童謡を歌いだした。
遅れてきた嫁さんも乗り込んで
出発したのはちょうど11時。

土曜日の午前中だけれど
普段なら30分もあれば十分に着く。
順調に高速に乗り走っていると渋滞表示が…
環状線まで25分
「げ」
「何でこんなに混んでるんかなぁ」
予想外の事態に慌てる僕(笑)
「連休初日やしねぇ」
冷静にぽつりと答える嫁さん
後部座席ではチーちゃんとニパちゃんが歌いながらじゃれあっている。

「下の方が早いかな…」
渋滞の中で何度か繰り返す台詞。
その度に下りるタイミングを失って
出口を過ぎてそろそろと進んでいく。

いつもなら家を出る前に
ネットなどで渋滞情報を調べるのに
今日に限ってそれをしてこなかった。
今朝の会社への往復のせいかもしれないと思った。
何せ道路は信じられないくらいガラガラだったのだから。
それにしても
朝5時の道路状況をアテにするのはどうかしている(笑)

ようやく環状線に入った。
その辺りでもう11時45分、間に合いそうにない。
嫁さんに電話をいれてもらう。
後部座席からはチーちゃんが
「まだぁ?いつ着くん?」と1分おきに聞いてくる
隣でニパちゃんはぐずり始めた
童謡CDは2周目に入っている。

ようやく高速の長い拘束から解放され出口を下りた。
下道は空いていてスイスイ進む。
到着したのは12時ちょうど。
大慌てで親戚の家に向かった。

そろそろと玄関を開けると
すでにお経が聞こえている。

ひそひそ声で簡単な挨拶をすませ
すぐに法事の輪に加わった。
ハリのある読経の声に眠ってしまわないか心配したけれど
遅刻した罪悪感もあってか
不思議なくらい眠くならなかった。

ニパちゃんは大人しく座っていてくれたし
チーちゃんはもうすっかり場の雰囲気で行動できる年齢になっている。

焼香も終えお説教も聞き無事に法事は終わった。
ようやく正座から解放されて足を伸ばすが全く感覚がない(笑)
昔は全然平気だったのになぁ。

全員で談笑しながらお昼ご飯の準備がすすむ。
ニパちゃんはアイドル気取りで知らないおじさんおばさんの間を行ったり来たり
足の痺れがおさまった僕はテーブルを出すのを手伝う。
チーちゃんだけが居場所がみつけられずウロウロしている(笑)

仕出しのお弁当にビールが昼食だった。
伯父のおかげで集まった久しぶりの親戚が卓を囲む。
「仕事の調子はどうよ…」
「そっか、あんたんとこの子はもうそんなになったんか」
「あ、ビールでいいですか?」
僕は車で来ていたし仕事もあるのでビールが飲めない。
ニパちゃんを抱えてエビやにんじんを食べさせて気を紛らわす(笑)
喉がビールを欲しがるがぐっと我慢。

仕事も終わって家に帰ったら絶対飲むと心に決める。

13時ごろに始まった昼食は14時すぎにはひと段落して
ゆるやかな談笑の時間になっていた。

満腹になると急に眠気が襲ってきた。
談笑の声が遠くに聞こえる
チーちゃんとニパちゃんは追いかけっこをして遊んでいる。
「なぁなぁ」ふいに肩をたたかれビクッと飛び上がる(笑)
嫁さんだった
「そないに驚かんでも…」
「ん、あぁ、ごめん」
「隣の部屋でちょっと寝かせてもらったら?」
「あ、うん」
「おばちゃんには言うといたから」
「ありがとう」
本当に外さない人だ。
嫁さんのこの気遣いのタイミングにいつもやられる(笑)

隣の部屋には座布団と毛布が用意してあった。
ここまでやられたら寝るしかない。
1時間ほど仮眠を取る。
今日3度目の目覚めは15時半だった。

寝起きの顔で隣の部屋に戻ると
もう他の方は皆帰っていた。

そういえば…
遅れてきたからまだ伯父さんに挨拶してなかったっけ。
「伯父さんに挨拶しよか」嫁さんに声をかける。
ろうそくに火をつけろうそくから線香に火をつける
チーちゃんと次女も呼んで仏壇に手を合わせる。
ニパちゃんもみようみまねで小さな手を合わせる(笑)
そのしぐさがたまらなく可愛い。

コーヒーを一杯もらって完全に目を覚ます。
さぁ、そろそろ帰ろう。

挨拶をして外に出ると日が西に傾き始めていた。
空気はまだまだ暖かだったけれど
風は少し夕方の風になっていた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

行きの渋滞が嘘のように
車はずんずんスピードを上げて
30分で家に着いた。

チーちゃんとニパちゃんは車の中で眠ってしまった。
そのまま嫁さんの実家に預けて一旦帰宅。

本日4回目の着替えを済ませて出社準備
「昨日のブリの照焼あるけどお弁当にしよか?」
嫁さんからのありがたい提案なれど
時間がかかりそうだったので泣く泣くお断り申し上げる。

17時に2度目の出勤。
日はもうすっかり西に傾いていて
道路の曲がり具合によっては直接目に飛び込んできて眩しい。

今日はどこへ行っても道が混んでいる。
まだBGMが童謡のままだったことに気付きCD入れ替え
こういう時は渋滞がありがたい(笑)
ドライブのお供はくるり。
いつもは大声で歌うのだけれど
渋滞だと周囲に見られて恥ずかしいので
今日は口ずさむだけにしといた(笑)

いくつかの渋滞とスムーズなドライブを繰り返している間にも
お日様はどんどん高度を下げていく。

普段45分のところを1時間かかって出社
もうすっかり日は落ちていて
美しかった青空は濃紺へと変わっていた。

まずはお使い。
手早く書類をまとめる
この辺はもう作業なので頭使わなくていいから楽。

時刻は18時半
会社を出た直後から渋滞。

いつもは峠越えするんだけど
現地での渋滞が怖かったので高速を使う事にした。
高速に乗るまでは混んでいたけれど
乗ってしまえば快適。

途中コンビニで晩御飯と缶コーヒーを購入。
そのままコンビニの駐車場でコーヒーを開けて一服。
周囲の車は頻繁に入れ替わる。
軽トラックや商用のワゴン車が多い。

作業服の男性2人組は菓子パンくわえて車を出していく
スーツ姿のセールスマンは地図を広げて電話している。
働いているのは僕だけではなかったんだと
妙な連帯感でタバコくわえてその姿を眺めていたら
目が合って睨まれた…(爆)

会社に戻ったのは19時半
きっかり1時間は普段と同じ。
結局往復とも高速使った。
後で請求するからいいんだけど
それにしても高速代って高いよなぁ。

会社に戻ってネットしていると
現場に出ていた上司とOLさまが戻ってきた。
お茶を入れて労う。
例年のこととはいえやはり初日は堪えるようで
どっかと椅子に座った上司はほとんど動かない(笑)

軽くお互いの状況を話しして帰っていった。

さぁ、ここからが僕の時間だ(笑)

まずは内職(笑)
友人に頼まれていた社章のトレース。
楽勝だと思っていたらこれがなかなか…
試行錯誤繰り返して何とか完成させてメールで送信。

その直後サッカー絡みの友人からメッセ。
うだうだとお互いの会社の愚痴などを言い合う…
といってもこちらは聞き役に回る事が多いけど(笑)

メッセしながらごくせん最終回。
あぁ、もうこの予定調和はたまらなく好きだ!
なんてスッキリするんだろう(笑)
仲間さんステキ♪

メッセでは教頭役の生瀬氏は出世したよなぁと
関係のない話題で盛り上がる(笑)
関西ローカルの深夜番組に出まくってた頃は
(あの、ナイトスクープにも出てたんだよな)
芸名が槍魔栗三助 (ヤリマクリサンスケ)だったよねとか(笑)
さすがにその芸名のままだったらドラマは無かっただろうな。

ごくせん途中で友人がお風呂に入るとメッセ終了。
そっか、世間様はそういう時間帯なのだった。
何もしないのも何なので一応エクセルを開いてみるが
もちろんやる気はない(笑)

ファックス届くまでヒマなのでメッセでオンラインの友人に声かけてみる。
お、乗ってきた!ラッキー!(笑)
ヒマつぶしのお相手をしていただいてる間にファックス着信。
話が盛り上がっていたので帰宅後もう一度話す事で合意して落ち。

届いたファックスを手早くまとめる。
これも単純作業なので楽勝。
念のための確認作業も2回した。
今日こそはファックス送り忘れないようにしなきゃ…(苦笑)

慎重にファックスを送信して
通信記録も確認。
完璧な仕事だ(爆)

さぁ!帰るぞ!
23時ちょっと前の幹線道路は
すっかり交通量の少なくなったいつもの通勤路。
すべるように車を走らせる。
もちろん車内では大声でくるりを歌いながら。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あまりにもスムーズすぎて
思わず通り過ぎてしまうところだった。

自宅近所のコンビニに立ち寄って嫁さんに電話。
「何か買って帰るものある?」
「ん~、特にないよ~」
お昼飲みそびれたのでお酒買ってかえるつもりで寄ったんだけども
自分のお酒だけ買って帰るのもなんだかと思ったので。
何もいらないと言われたけれど
安いワインと一緒に嫁さんの好きな麦チョコを購入(笑)

23時半
無事に帰宅。
はぁ、ここまで長かったなぁ。
とりあえず風呂に入る。
帰ってくる時間に合わせて沸かしなおしてくれていた…
のはいいんだけど沸かしすぎ!(爆)
熱いってば(笑)

風呂から上がるとPCが立ち上がっていて
ワイングラスが机の上に置いてあった。
あぁ、こんなに気のつく人だったんだなぁとあらためて思う。
法事での出来事などを軽く話しながら飲む。
あぁ~美味しい。
嫁さんも麦チョコで上機嫌
安上がりな夫婦(笑)

時刻は0時を回った。

今夜はいつもより早く寝るらしく
嫁さんは麦チョコもそこそこに歯を磨き始めた。
というのも今夜はニパちゃんは実家にお泊りらしい。
「やったー!今日はゆっくり寝られるわぁ!」
満面の笑みで万歳している嫁さん(笑)

ニパちゃんは夜泣きというほどではないけれど
夜中にちょこちょこ目を覚ましてぐずる。
「うんうん、邪魔しないからゆっくり寝てください」
「さぁ、寝るぞ」
「おやすみ~」

嫁さんが寝室に向かった後
ネット立ち上げてメッセの続き。
僕はなんだか妙にテンション高い(笑)

ワイン飲みながらダラダラしゃべる。
ワイン飲みながらダラダラしゃべる。
ワイン飲みながらダラダラしゃべる。
ワイン…
気付いたら1本空けてしまった(笑)

PCの電源落としたのは午前3時…
自分のアホさ加減に呆れながらも
妙にテンション高いまま布団にもぐりこんだ。

あと3時間もしたら
また出社しなきゃだなぁ…
そんなこと思いながら
jumpさんの長すぎる一日は幕を閉じた。

ま、そんなヒマな人はいないと思うけど
最後まで読んでくださった方
ありがとうございます。