高崎線は行く(2)
倉賀野。上り電車は隣のホームなので、そちらに移動。ホームの案内表示には大宮,上野のほかに新宿や横浜方面といった行き先があった。湘南新宿ラインが開通してからはこのような行き先の電車も来るのである。ホームには高麗川行きの列車がやってきた。もちろんキハ110系。客を少し降ろしてすぐに発車していった。高崎側にはEH200型電気機関車らしきものが停まっていた。奥のホームに高崎方面行き電車が到着。車両はE231系だった。こちら側にも、もうそろそろ電車が来るだろう。
思ったとおり電車が近づいてきた。遠目で見た感じだが車両は211系らしい。私は車両がクロスシート車かどうか確かめるため端の方へ移動した。車両は5両×2編成の10両。大宮側の5両はロングシート、つづいて高崎側5両はいかに…。
全バツだった。どちらもロングシート。ということで相談の結果、途中の籠原まではこの電車で行くことになった。
高崎線211系に乗車。電車は倉賀野を発車した。再び鏑川を渡り、右に北藤岡を見つつ通過。関越自動車道をくぐり新町に到着。ここから本庄まではひたすら真っ直ぐでカーブらしいカーブがない。私はほかのメンバーと籠原で降りることを確認して、後ろの車両に移った。9号車はM(電動)車だがエアーコンプレッサー(CP)の音がうるさい。10号車はMc(電動制御)車。私はここに座った。神名川橋を越え神保原(じんぼばら)に到着。ここからはATOS(「アトス」と読む)区間に入る。車窓の景色は本線沿いなので、住宅が目立つ。本庄に到着。ここで特急「水上・草津」3号上野行きの接続待ちのため7分間停車。電車は車内保温のため、ドアが開かない。すると、車外に大学生らしい集団がいるのだが、ドアが開かないことに戸惑っている。開け方は分かっているみたいだが、ボタンをしっかりと押さないと開かないというものなので、軽く押しただけでは開かないのだ。この集団はしっかり押し切っていないがために、ドアが開かないのである。そこで、私は内側からドアを開けた。すると、この方々からは「ありがとう」と言われた。特急電車は5・6分ほど遅れているらしく、この電車は特急の後に発車することになり、ここで5分ほど遅れることになった。
5分ほどして特急「水上・草津」3号上野行きが来た車両は185系古い部類の電車である。特急電車は本庄を発車。この電車もすぐに発車する。高崎線では半自動時は発車間際にドアを開く方式で、八高線とは逆である。
本庄を発車。次は岡部。ここまでの遅れを取り戻すため、飛ばしてゆく。岡部を発車し、次は深谷。深谷の次が籠原である。深谷を発車したあたりで、私はほかのメンバーがいる車両に戻った。放送部長と構成員Aはゲームをしていた。
籠原に到着。この電車は後ろに5両をつなぎ、15両で上野に行く。私たちは電車を降り、後ろの増結車両を見ることにした。後ろの車両もロングシートだった。そのため、次の上野行きに乗ることにした。211系は一度ドアを閉めた。いよいよ連結である。後ろから211系5両が到着。双方共に非常口を開け、作業員の方が、連携を取りながらゆっくりと近づいてゆく。残り1メートルほど、連結は、遅すぎると噛合わないし、速すぎると追突事故になる。速度を微調整して連結器が接続される。「ガチャン」と音が鳴り後ろの電車にわずかな衝撃が走る。連結完了だ。15両になった211系は上野に向けて5分ほど遅れて発車していった。
(つづく)
著者:研究関連担当代表
PS.掲載されている写真はこの際に撮った物ではありません。
倉賀野。上り電車は隣のホームなので、そちらに移動。ホームの案内表示には大宮,上野のほかに新宿や横浜方面といった行き先があった。湘南新宿ラインが開通してからはこのような行き先の電車も来るのである。ホームには高麗川行きの列車がやってきた。もちろんキハ110系。客を少し降ろしてすぐに発車していった。高崎側にはEH200型電気機関車らしきものが停まっていた。奥のホームに高崎方面行き電車が到着。車両はE231系だった。こちら側にも、もうそろそろ電車が来るだろう。
思ったとおり電車が近づいてきた。遠目で見た感じだが車両は211系らしい。私は車両がクロスシート車かどうか確かめるため端の方へ移動した。車両は5両×2編成の10両。大宮側の5両はロングシート、つづいて高崎側5両はいかに…。
全バツだった。どちらもロングシート。ということで相談の結果、途中の籠原まではこの電車で行くことになった。
高崎線211系に乗車。電車は倉賀野を発車した。再び鏑川を渡り、右に北藤岡を見つつ通過。関越自動車道をくぐり新町に到着。ここから本庄まではひたすら真っ直ぐでカーブらしいカーブがない。私はほかのメンバーと籠原で降りることを確認して、後ろの車両に移った。9号車はM(電動)車だがエアーコンプレッサー(CP)の音がうるさい。10号車はMc(電動制御)車。私はここに座った。神名川橋を越え神保原(じんぼばら)に到着。ここからはATOS(「アトス」と読む)区間に入る。車窓の景色は本線沿いなので、住宅が目立つ。本庄に到着。ここで特急「水上・草津」3号上野行きの接続待ちのため7分間停車。電車は車内保温のため、ドアが開かない。すると、車外に大学生らしい集団がいるのだが、ドアが開かないことに戸惑っている。開け方は分かっているみたいだが、ボタンをしっかりと押さないと開かないというものなので、軽く押しただけでは開かないのだ。この集団はしっかり押し切っていないがために、ドアが開かないのである。そこで、私は内側からドアを開けた。すると、この方々からは「ありがとう」と言われた。特急電車は5・6分ほど遅れているらしく、この電車は特急の後に発車することになり、ここで5分ほど遅れることになった。
5分ほどして特急「水上・草津」3号上野行きが来た車両は185系古い部類の電車である。特急電車は本庄を発車。この電車もすぐに発車する。高崎線では半自動時は発車間際にドアを開く方式で、八高線とは逆である。
本庄を発車。次は岡部。ここまでの遅れを取り戻すため、飛ばしてゆく。岡部を発車し、次は深谷。深谷の次が籠原である。深谷を発車したあたりで、私はほかのメンバーがいる車両に戻った。放送部長と構成員Aはゲームをしていた。
籠原に到着。この電車は後ろに5両をつなぎ、15両で上野に行く。私たちは電車を降り、後ろの増結車両を見ることにした。後ろの車両もロングシートだった。そのため、次の上野行きに乗ることにした。211系は一度ドアを閉めた。いよいよ連結である。後ろから211系5両が到着。双方共に非常口を開け、作業員の方が、連携を取りながらゆっくりと近づいてゆく。残り1メートルほど、連結は、遅すぎると噛合わないし、速すぎると追突事故になる。速度を微調整して連結器が接続される。「ガチャン」と音が鳴り後ろの電車にわずかな衝撃が走る。連結完了だ。15両になった211系は上野に向けて5分ほど遅れて発車していった。
(つづく)
著者:研究関連担当代表
PS.掲載されている写真はこの際に撮った物ではありません。