6日ぶりの更新です。
八高線は行く(3)
高麗川駅。いよいよ次に乗る高崎行き列車が来た。キハ110系。ディーゼル気動車だ。ホームにエンジンのアイドリング音が響き渡る、発車までは5分ほどあるので先に座席を確保し、私は一度降りて、お茶を買った。その後、車内で発車を待つ。ちなみにこの列車は通年半自動で、どこの駅でもボタンを押さないとドアは開かないのでご注意。
キハ110系の車内はセミクロスシートの典型的な近郊型列車である。シートは4人用と2人用のボックスシートが左右に配置されていて、ドア付近はロングシートとなっている。車内の写真があればよいのだが、手持ちが無いのでご勘弁を。シートはとてもふかふかしている。しかし、シートの奥行きと幅は狭い。それでも通常乗る電車とくれべれば非常に快適である。それもそのはず高麗川から高崎までは、1時間半ほどかかるからである。そのため、車内にはトイレとごみ箱が設置されている。トイレは和式となってるが、駅付近はポイントレールでゆれるので、駅間の走行中の利用をお勧めする。さて、私は、車内に戻った。車内は意外と暑く、温かいお茶を買うべきではなかったのかもしれないとも思った。メンバーの会話は、車内設備についてのことになっていた。このあたりの車両では、上質な車両だが、この後は高崎線で大宮に行くため、そちらでの車両の話になった。高崎線は来る車両によって極端に差がある。例えば、最もよいのは211系のクロスシート編成だが、オールロングシートの味気ない列車もある。また、E231系は確実にクロスシートがあるが、硬い。その代わり、グリーン車であれば当たり前だが、普通電車で最も上質なのだが、高い。(平日だと倉賀野-大宮間は950円で、休日は750円)そのため、211系のクロスシートが来るとよいのだが。このグリーン車から話が飛び、あるメンバーが東海道線のグリーン車を利用したとのことで、思っていたよりかは宜しくないとのことで、私自身も利用したことがあり、私の感想としては、十分なものであったが、話を聞くと彼は、JR九州の特急列車を利用したことがあるそうで、その列車の座席がなんと革張り(言っておきますが、グリーン車でなく普通車です)だとのこと。それと比べれば質が落ちるのは当然のことである。JR九州よ、なんとも次元が高いことだ。
さて、そろそろ発車の時刻だ、車掌から発車するとの放送があり、少しすると運転士に対して、発車せよとのブザーがなった。(この車両は運転席の音が筒抜けで聞こえる)ブレーキを緩める音がして、列車は高麗川駅を発車した。エンジンは一段と唸りを上げ、勢いよく加速して行く、ディーゼル気動車というなんとも鈍足的なイメージがあるが、実際は違う。加速力は電車と引けを取らない。しかし、すぐに加速は終わる、ポイントレールを通過するためだ、すると列車は今までにない静寂になる。このギャップが、ディーゼルの醍醐味でもある。列車は再び加速する。次の駅は「毛呂」。ここから先は距離が非常に長い。次の駅までは5分は短い方、区間によっては10分ほどかかる。発車すぐは頭上に架線があるが、いよいよ無くなった。完全なる非電化路線。速度は100キロ近くまで加速する、ここから先は風景は変化に富んだ景色になっていく。いよいよ長旅が始まった。
(つづく…)
著者:総合統括副代表
PS.逆光で見づらかったので、写真を差し替えました。
またトイレとゴミ箱の写真を付け加えておきます。
←トイレです。
←ゴミ箱です。
八高線は行く(3)
高麗川駅。いよいよ次に乗る高崎行き列車が来た。キハ110系。ディーゼル気動車だ。ホームにエンジンのアイドリング音が響き渡る、発車までは5分ほどあるので先に座席を確保し、私は一度降りて、お茶を買った。その後、車内で発車を待つ。ちなみにこの列車は通年半自動で、どこの駅でもボタンを押さないとドアは開かないのでご注意。
キハ110系の車内はセミクロスシートの典型的な近郊型列車である。シートは4人用と2人用のボックスシートが左右に配置されていて、ドア付近はロングシートとなっている。車内の写真があればよいのだが、手持ちが無いのでご勘弁を。シートはとてもふかふかしている。しかし、シートの奥行きと幅は狭い。それでも通常乗る電車とくれべれば非常に快適である。それもそのはず高麗川から高崎までは、1時間半ほどかかるからである。そのため、車内にはトイレとごみ箱が設置されている。トイレは和式となってるが、駅付近はポイントレールでゆれるので、駅間の走行中の利用をお勧めする。さて、私は、車内に戻った。車内は意外と暑く、温かいお茶を買うべきではなかったのかもしれないとも思った。メンバーの会話は、車内設備についてのことになっていた。このあたりの車両では、上質な車両だが、この後は高崎線で大宮に行くため、そちらでの車両の話になった。高崎線は来る車両によって極端に差がある。例えば、最もよいのは211系のクロスシート編成だが、オールロングシートの味気ない列車もある。また、E231系は確実にクロスシートがあるが、硬い。その代わり、グリーン車であれば当たり前だが、普通電車で最も上質なのだが、高い。(平日だと倉賀野-大宮間は950円で、休日は750円)そのため、211系のクロスシートが来るとよいのだが。このグリーン車から話が飛び、あるメンバーが東海道線のグリーン車を利用したとのことで、思っていたよりかは宜しくないとのことで、私自身も利用したことがあり、私の感想としては、十分なものであったが、話を聞くと彼は、JR九州の特急列車を利用したことがあるそうで、その列車の座席がなんと革張り(言っておきますが、グリーン車でなく普通車です)だとのこと。それと比べれば質が落ちるのは当然のことである。JR九州よ、なんとも次元が高いことだ。
さて、そろそろ発車の時刻だ、車掌から発車するとの放送があり、少しすると運転士に対して、発車せよとのブザーがなった。(この車両は運転席の音が筒抜けで聞こえる)ブレーキを緩める音がして、列車は高麗川駅を発車した。エンジンは一段と唸りを上げ、勢いよく加速して行く、ディーゼル気動車というなんとも鈍足的なイメージがあるが、実際は違う。加速力は電車と引けを取らない。しかし、すぐに加速は終わる、ポイントレールを通過するためだ、すると列車は今までにない静寂になる。このギャップが、ディーゼルの醍醐味でもある。列車は再び加速する。次の駅は「毛呂」。ここから先は距離が非常に長い。次の駅までは5分は短い方、区間によっては10分ほどかかる。発車すぐは頭上に架線があるが、いよいよ無くなった。完全なる非電化路線。速度は100キロ近くまで加速する、ここから先は風景は変化に富んだ景色になっていく。いよいよ長旅が始まった。
(つづく…)
著者:総合統括副代表
PS.逆光で見づらかったので、写真を差し替えました。
またトイレとゴミ箱の写真を付け加えておきます。

