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都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

第1期社会科部は平成21年3月12日消滅。本ブログは現在活動中の新生「社会科部」様や都立上水高校とは一切関係ありません。

鉄道大回り乗車の旅(八高線編)その2

2006年01月29日 11時58分22秒 | 【連載】鉄道旅行記
拝島集合の章
1月27日、私はいつもどおり起床し、すぐに着替えをして来る出発のときを待ち望む。空は晴れ、青く澄んでいる。バスは7時27分に来るのだが、最終チェックが間に合わず結局いつもどおり自転車で行くことに。河辺駅で朝食を買ったのだが、結局拝島駅まで食べれずじまいであった。河辺駅から青梅線で拝島までは15分だが、私は一度拝島を通過し、立川へ向かった。なぜなら八王子から八高線に乗るためだ。
 八王子に到着。このまま拝島に戻ると昨日記述した「二度同じ駅を通らない」と「定期券では大回り乗車が出来ない」という条件に引っかかるため、一度精算をしてからもう一度改札をくぐった。八高線はもうまもなく出発する。
 何とか間に合ったものの車内の混雑ぶりは尋常ではなかった。車両に乗るのが精一杯で、まったく身動きが出来ず。毎日ラッシュの青梅線や西武線を利用し、中央線で最も混む時間帯に乗車したことがあるが、それとは比べ物にならない混雑だった。(多分ゆうに200%は超えている。)ローカル線とはいえあの時間帯に4両編成が20分間隔では宜しくない。しかしほとんどの客は次の北八王子で降りていった。
 極端に客は減り、空席も目立った為、拝島までは座れた。そして2度目の拝島に到着。拝島で時刻表を見て、計画していた電車の1本前に乗っていた事が判明した。
 しおりの通り南口の改札で待つ。朝食をとりつつ待っていると、不意に後ろから気配が。構成員Aが来た。彼は、少し歩き方がおかしかったので、理由を聞いてみると、足に膿ができて、膿の切開除去手術をしたとのことである。いやはやとんだ苦労があるものだ。そこからなぜか自作しているゲームの話に飛び、また数分すると、今度は放送部長がやってきた。放送部長は、切符からスイカへの切り替えのため一度改札を出て戻ってきた。またしばらく待つと放送部員がやってきたのだが、バスケ部員が来ない。これから乗る八高線の特に高麗川から先の区間は、90分間隔で、もし逃せば途方もない時間を待たされることになる。(壊滅的なダメージ受ける)五日市からの電車が来たものの彼は来ない。そこで、放送部長が彼と連絡を取り合ったのだが音信不通。仕方なく八高線ホームへと向かった。もう電車に乗っているという最後の望みを託し乗車。後方の車両には確認できず、前方にもいない。連絡が取れないままいよいよ電車は出発してしまったのであった。始めから先行きが不安な旅。一体どうなってしまうのか。
                               (つづく…)
                           著者:総合統括副代表