大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

TV博物誌

2009-09-10 07:31:02 | Weblog
日本のテレビの黎明期を知りたいのならばこの本と「欲望のメディア」 ( 猪瀬直樹 著)の2冊を読めばだいたいの出来事は網羅されていると思われます. いずれの作品でも日本テレビ放送網(株)の発足と渡辺プロの関係.名プロデューサー井原高忠氏の活躍.CMにおける三木鶏郎氏の多作ぶり等が初期のテレビ界における重要な出来事とともに多面的に語られています. ワタシのテレビ視聴の記憶はNHKなら「チロリン村とくるみの木」民放ならば「フィリックス・ザ・キャット」や「ララミー牧場」あたりからで,力道山とシャープ兄弟の対決まではさすがに遡ることができません.それでも本書で触れられていた「おとなの漫画」の植木等のギャグの一コマやNHK大河ドラマ枠の前番組「若い季節」のテーマソングを覚えていること,東京12チャンネルの開局当時の番組をリアルタイムで見ていた(岩波の科学映画が多かった)ことなどに思い至るにつけ自分の子供時代がすでに歴史の一部になり始めていることに気がついてちょっとした感慨がありました.

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