Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Masterclassミッシャ・マイスキー@BIMHUIS(アムステルダム)

2014-10-19 07:33:15 | Concert
アムステルダムで毎年恒例のCello Biënnale(チェロビエンナーレ)が始まっています。チェロに主眼をおいたコンサートや様々なイベントが行われます。
今日はこの一環で、ミッシャ・マイスキー(Mischa Maisky)のマスタークラスが行われたので見に行ってきました。
場所はBIMHUIS。アムステルダムの港が見渡せる、素晴らしい場所にあります。通常はJAZZなどが演奏される場所で、あまり広くはありません。
いつものように駐車場に車をとめてトラムで行く予定だったのですが、知らなかったのですが、この日はアムステルダムマラソンの日で、いつもの駐車場が侵入禁止になっており、トラムも不通や迂回などで混乱しており、結局別の駐車場に入れて、かなり歩いて、メトロに乗りました。
こんなこともあって、かなり時間に余裕をもって家を出たのですが、会場に着いたのは始まる5分前でした。
マスタークラスというのは、チェリストが生徒の演奏を聞いていろいろ批評しながら教えるのを見るものです。
10:15に始まり、1人目の生徒はポーランド出身の男性でドボルザークのコンチェルトを演奏しました。2人目はグルジア出身の女性でプロコイエフのソナタを演奏しました。
ミッシャ・マイスキーはその風貌から私は気難しい怖い感じの人だと思い込んでいたのですが、始終冗談ばかりでびっくりしました。自分のことや同僚のチェリストや指揮者、彼の先生だった人のことを面白おかしく語り、話してばかりで、もっと技術的なことを細かく教えるのを見たかった人には拍子抜けだったかもしれません。
最後のほうは、バッハがいかに偉大か、自分がどんなにバッハを好きなのかとか、バッハについての語りが長かったです。
ミッシャ・マイスキー自身の演奏は、ドボルザークのフレーズをほんの少しだけでした。講演会を聞いているみたいでした。
終わったのは12:15分頃で、2時間みっちり、彼の話が聞けて、彼の人となりがわかり、私としては満足でした。
突然「僕は日本が大好きです。もう40回は日本に行っています。息子は4歳のときにすでに8回日本に行ったことがありました」と言い出す場面もあり、ああ日本が好きなんだとうれしく思いました。
全部英語での話だったからか、子ども連れの客など多くの客が途中で席を去っていました。
体調は良好です。