Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Don Quixote(マイスキー)@Musiekgebouw aan't IJ

2014-10-25 08:14:41 | Concert
Cello Biennale Amsterdamのコンサートで、ミッシャ・マイスキーがDon Quixoteを演奏するので見に行ってきました。
場所はアムステルダムのMusiekgebouw aan't IJの大ホール。Musiekgebouw aan't IJには先日行ったBIMHUISもあります。
この建物は比較的新しいもので、ホールもモダンなインテリアでした。
ドンキーホーテの他にもう一つプログラムがあって、まずは、Tristan Keurisというオランダの現代の作曲家のDouble Concerto for Two Celli and Orchestraという曲でした。これは、Frans HelmersonとJohannes Moserの二人のチェリストとSymfonie Orkest van het Conservatorium van Amsterdamの共演で、チェロが2本、ソロで絡み合う、面白い構成でした。
指揮者は広上淳一。踊っているような、体操をしているような、ダイナミックで独特な指揮で、目を奪われました。すごく体力を使いそうな指揮法でした。でもとても明確でメリハリがついていました。ただ息遣いのハァハァという音が始終聞こえ、それが耳障りでした。
休憩はなく、続いてRichard StraussのDon Quixote, opus 35, Phantastische Variationen über ein Thema ritterlichten Charakters。マイスキーは青のサテン地のようなシャツで登場。ソロのビオラにはFrancien Schatbornです。マイスキーはドンキーホーテになりきって熱演でした。よく響く、感情によく届く、深いしびれるような音でした。オーケストラが元気がよくて、オーケストラの音と重なると、ほとんどマイスキーの音は聞こえず、うーん家でCDを聞いているほうが美しいかもとも思ったのですが、マイスキーの動きなどが生で見れて、それはそれでよかったです。
今回のCello Biennaleでは、マイスキーはいろいろなイベントやコンサートに参加していたようです。Cello Biennale自体、大成功だったようです。
次回は2年後です。楽しみです。
体調は良好です。