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Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

2015-05-15 08:45:50 | Movie
すごく久しぶりに映画館に映画を見に行ってきました。
その映画は「マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)」です。
絶対に自分からは見に行こうと思わない映画です。夫が見たいというので、じゃあということで行きました。
アクションがいっぱいで、見始めたら最後まで一気に見てしまうタイプの映画なので、気晴らしというかエンターテイメントとしてはいいかなと思いました。
この映画、マッドマックスシリーズの第4作で、27年ぶりの作品です。監督はこのシリーズをずっと撮っているジョージ・ミラー。
初期の作品はオーストラリア映画で低予算で作られたものだったけれど、すごく話題になりましたよね。私もたぶんテレビで見たと思うんですけれど、実際のところよく覚えていません。
まあこれまでの作品を見ていなくても、メインのストーリーは単純なので、問題ないです。
砂漠が広がり、毒素で自然が壊され、植物が生えなくなった地球では、生き残った人々は武力で自分たちを防衛しながら、地域ごとに暮らしています。主人公マックスは流れ者で、一人で彷徨っていましたが、ある日、凶悪な武装集団「ウォーボーイズ」に捕まってしまいます。囚われの日々を過ごしていましたが、大車両を操るフリオサという女性戦士がこの集団を裏切って、組織の司令官であるイモータン・ジョーの愛人たちを伴い、砂漠を疾走し、東にある彼女の出生地へと逃避行を始めます。これを追いかけるイモータン・ジョーとその武装集団、マックスは鮮血の供給者として車に括り付けられて連れ出されます。途中に崖に囲まれて狭い道を通らなければならず、そこには別の武装集団もいて、映画のほとんどは派手な車同士のカーチェイス、銃撃戦、乱闘などが続きます。
風景は人工物の一切ない砂漠や崖などで、その雄大な風景をバックに繰り広げられるアクションはとてもスペクタクルでした。
そうそう、この映画は3Dで私はIMAXで見ました。
音は、ヘビーメタルのような重いギターサウンドが鳴り響き、最新兵器ではなくて、なんとなく素朴なでも目新しい戦闘方法もあり、退屈せずにあっという間に時間が過ぎていきました。たまにはこういう映画もいいものです。私の趣味ではまったくないですけれども。
男同士で見に行く種類の映画ですね。
笑顔がほとんどまったく見られず、真面目な深刻な顔ばかりの映画でした。以前のマッドマックスシリーズはメル・ギブソンが主演でしたが、今回はトム・ハーディというイギリス出身の俳優でした。
体調は良好です。

映画「Labour of Love」@ロッテルダム国際映画祭2015

2015-01-30 09:43:19 | Movie
今年のロッテルダム国際映画祭で見た二本目の映画は「Labour of Love」でした。
インドのカルカッタを舞台にしたインド映画で、監督はAditya Vikram Sengupta。会場に来ており、上映前に挨拶をしていました。彼の妻がプロデューサーで、彼女も来場していました。「お金を貯めて、貯まったら、少し撮影して、また貯めて、撮影してという繰り返しでした」と語っていました。
この映画、「景気後退により、失業率が上昇している」などのニュースを読む声が少し流れるだけで、そのほかの台詞がまったくありません。それゆえ、映像に集中して見ることができ、またその映像がじっくりと見る鑑賞にたえるものなのです。
最初は、女性が路地を歩く後ろ姿からはじまります。美しいインドの衣装をまとった女性で、見ていくうちに、どこかへ急いでいることがわかります。トラムに乗り、バスに乗り、インドの雑踏の雰囲気が伝わってきます。そして、始業のベルとともに会社に着きます。
そして、男性はアパートメントでコーヒーカップを飲みほし、それを水でゆすぎ、そばに置きます。服を脱ぎ、洗い場へ行き、体を洗い、洗濯をし、洗濯ものを外に干す。そういう日常のものごとを時系列順に、女性側と男性側のシーンを交互に進んでいきます。
日々の、日本でもふつうに行われることですが、やはりインドという文化の違うところなので、ディテールが異なり、とても目を楽しませます。ベランダの模様だとか、衣服の形、食べ物などなど。
音楽もインドの音楽が効果的にさりげねく使われており、天井についている扇風機の音が、まとわりつくような暑さを実感させます。
最後には、感動のシーンがあります。
映画だなあーという映画です。とても楽しめ、感銘も受けました。
こういう愛の形もあるのだなあ、こういう生活もあるのだなあと思いました。
おすすめの映画です。今回見た3本の中ではいちばんよかったです。
体調は良好です。


映画「Timbuktu」@ロッテルダム国際映画祭2015

2015-01-28 08:33:33 | Movie
今年のロッテルダム国際映画祭で見た二本目の映画は「Timbuktu」でした。Timbuktu(トンブクトゥ)はアフリカのマリ共和国にある都市の名です。砂漠の真ん中にある町で、古くは栄えた町だそうで、私は知らなかったのですが、名前を聞けばアフリカの砂漠の町の名だとピンとくる人も多いようです。
モーリタニア出身のアブデラマン・シサコ監督の作品で、イスラム過激派に支配された砂漠の町で侵攻しつつある静かな恐怖が描かれています。民族音楽が要所に使われ、砂漠の町の雰囲気がとても感じられます。
武器をもった支配グループは、住民たちに、音楽を禁じ、女性にはスカーフ、手袋の着用を強制し、よそからやってきた支配グループのメンバーは地元の美しい女性を気に入り、彼女やその家族の意思に反し、無理やり結婚させたりします。
むち打ち刑や石を頭に投げて行う処刑など、残虐な行為も見せています。
支配グループのリーダー的人物はリビアからきており、地元の言葉はしゃべれません。タバコを吸うのは禁忌であるのに、リーダーは隠れて吸ったりしています。
イスラムの名のもとに、理不尽なことが進められており、住民たちはときには口答えしたり、密かに音楽を楽しんだりしていますが、武器をもった支配グループには太刀打ちできるはずもありません。静かに、恐怖の支配が進んでいきます。
その地域が逃避しようとする人もいるのでしょうが、やはりずっとその土地で暮らしてきた人々ですから、貧しく厳しい砂漠の土地ながら、その美しい寂寞とした風景に愛着を感じ、恐怖をかかえながらもそこで暮らし続けることをひとつの抵抗として示している内面の意志を感じます。
ストーリー的には細かなことで、ちょっと疑問というか、どうしてと思うところもあるのですが、すごく町で起こっていることの恐怖とやるせなさが画面から溢れていて、とてもよかったです。
体調は良好です。




映画「三泊四日、五時の鐘」@ロッテルダム国際映画祭2015

2015-01-26 11:26:14 | Movie
今年もロッテルダム国際映画祭の時期がやってきました。
今回は月曜日の午後から夜にかけて、3本の映画を見ることにしました。
まず最初の映画が、日本映画の「三泊四日、五時の鐘」です。こちらでは、「Chigasaki Story」というタイトルでした。
茅ケ崎の歴史のある旅館に夏のアルバイトとして勤める大学生のトモハル。彼の考古学ゼミの友人たちがこの旅館にゼミ合宿で訪れます。同じ時期に、この旅館のオーナーの娘で最近結婚したリサが勤めていた会社の同僚二人マキとカリンがリサの結婚パーティのためにこの旅館を訪れ滞在します。大学生の若者たちと引率の先生、20代だと思われる同僚二人が繰り広げる人間模様を茅ケ崎の海岸沿いの風景を背景に撮ったエンターテインメント映画です。
監督は日本映画大学4年生の三澤拓哉。エグゼクティブプロデューサーが杉野希妃で、マキ役でも出演しています。
杉野希妃といえば去年もこのロッテルダム国際映画祭で彼女がプロデューサーとしてかかわり出演もしていた映画「Au Revoir L'été(ほとりの朔子)」を見ました。このときは彼女がロッテルダムに来ていて、映画上映前に挨拶もしていました。
映画自体ですが、大学生ぐらいの年齢の人が見るには共感できて楽しく見れるのでしょうが、私にはなんかものたりなかったです。
日本国内をターゲットとした映画だから当然なんでしょうが、音楽がなんか安っぽくて、いまひとつでした。最初のシーンでかかるちょっとコミカルなありふれた曲も、日本映画ではときどきこういう曲を流して、シーンのコミカルさというか、コメディータッチな感じを強調するのをよく目にしますが、日本の映像にそぐわなくて、何でこの曲?と思います。タイトルの「5時の鐘」とあるように映画で突然「夕焼け小焼け」が流れるシーンが3回ほどあります。海に近い町などでは夕方の五時に町内放送の形でこの手の音楽を町全体に流すことを知っている日本人にとっては、シーンの意味が理解できますが、外国人には???でしょう。
若者たちとOLとのよくある人間模様、典型的人物像はよく描かれていて、娯楽として楽しめるけれど、感心するとか感動するとかいった類の作品ではありません。私が他に見た2作品がテーマ性のある作品だったせいか、この映画の訴えたいことなどを考えると何だったのかと思います。
まあ、ときには笑い声などを起こり、観客、特に若い観客が楽しんでいたようです。
前回の「Au Revoir L'été(ほとりの朔子)」にも大学の先生が登場しますが、この映画でも大学の先生がよく似た役回りで出てきて、なんか安易に感じました。
まだ若い監督だし、きっと同世代のパブリックにはもっと受けがいいだろうと思います。
最初のほうのマキとカリンのダイアローグはテンポがよくて、楽しめました。
この日は小雨が降るあいにくの天候でした。去年も雨模様だった記憶があります。気温は最高気温が8度と高めでした。ロッテルダムのいくつかの映画館で開催されているイベントなので、映画館から映画館へ移動しなくてはいけないので、天気が悪かったりひどく寒いとちょっとたいへんです。
体調は良好です。


映画「インターステラー」

2014-11-23 10:29:14 | Movie
映画「インターステラー」を見てきました。
クリストファー・ノーラン監督の作品は好きで、「インセプション」「メメント」「インソムニア」などが印象に残っています。
見た場所は、アムステルダムのアレーナ近くのPahteのIMAXでした。IMAXなので音に迫力があって、宇宙船でワープするところなど、重低音がすごく、ほんとうに椅子が揺れているように感じました。
宇宙物と父と娘のドラマが重なっている物語で、コアなSFのように宇宙の理論的な部分がちゃんと描かれている一方、最後のほうは甘いファミリードラマ的展開もあり、私は楽しめましたが、えーっと思う部分もありました。
宇宙開発がストップした後の未来が舞台で、砂嵐が吹き荒れ、地球の酸素が減っていく状況で、人類の存続をかけ、主人公が宇宙へ飛び立つ話です。
宇宙探査は費用が莫大にかかるので、そんなことはやめて現在の地球内部のことにお金を使おうという議論があることは知っていますが、やはり大きな先の未来を考えると宇宙を知ることにお金をかけるのは意義があることのように思います。
娘を演じていたマッケンジー・フォイがいい雰囲気を出していて、よかったです。10歳という年齢設定でしたが、私には12、3歳に見えました。
また、アン・ハサウェイは、ショートカットがよく似合うかわいい顔で、宇宙飛行士服がよく似合っていました。
2時間50分くらいの長い映画でしたが、飽きる暇はありませんでした。実際には1時間半くらいに感じました。
いろいろと見どころがあり、ディラン・ローマスの詩など含蓄もある映画です。おすすめです。
体調は良好です。鼻がぐすぐすして、くしゃみが多発し、風邪のひき始めだなと思ったのですが、その日にたまたま免疫グロブリンの点滴を受けたのがよかったのか、次の日には症状が消えていました。



映画「かぐや姫の物語」

2014-09-14 19:03:57 | Movie
スタジオジブリ製作の映画「かぐや姫の物語(The Tale of Princess Kaguya)」をユトレヒトの't Hoogtという映画館へ見に行ってきました。
日曜昼の12時半上映開始で、観客は10名程度。日本人は私だけでした。
最初は、絵のタッチがいつものジブリアニメと違っていて、違和感がありましたが、見ていくうちにこのお話の世界を表現するのにはこの日本ぽい手書きの雰囲気がよく合っているのだと実感しました。
途中、夢の部分で強い線とスピードで感情がほとばしる素晴らしいアニメーションがあり、感動しました。
かぐや姫の物語は日本人なら子どもの頃から知っていると思いますが、ストーリーに現代人から見ても考えさせられるテーマが組み込まれており、かぐや姫の想いと苦悩が伝わってきます。
また、日本の自然の豊かさ、美しさが表現されており、すてきでした。
日本に観光に行くと京都の御所やお寺などを見てまわりますが、実際に昔はこういう衣装を着た人々がこういう風に住んでいたのだということがわかり、外国人にとってもとても興味深い映画ではないかと思いました。
ファンタジーの部分も含まれていて、一つの映画としてとても楽しめるものでした。
オランダ人の夫は「月からの使者がブッタなの?」と言うので、「エイリアンみたいな宇宙人だったら、この映画の雰囲気から変でしょ!」と答えておきました。
体調は良好です。

映画「Godzilla(ゴジラ)」

2014-05-25 10:34:15 | Movie
映画「Godzilla(ゴジラ)」を見に行ってきました。アムステルダムのIMAXです。
いくつか良い評判が聞こえてきたので、見に行こうと思いました。
初めのほうに日本が舞台の部分があり、日本語がけっこう聞こえてきました。こういう部分でハリウッド映画だと、外国人がしゃべっているような日本語が混ざったりすることがあるのですが、そんなことはなく、違和感がありませんでした。まあ、日本が舞台なのに米国人が牛耳っているのは少し妙な気がしますけれど。
「Breaking Bad」で主役のウォルトを演じたブライアン・クランストンが重要な役どころで登場しています。最初は彼だとは気づきませんでした。彼が日本語を少し話すシーンがちょっと微笑ましかったです。
また、渡辺謙もセリザワ博士役ででていました。
私はゴジラ映画はかすかに記憶があるくらいで、あまりよく知りません。それでも、ゴジラの必殺技が出るとなんか懐かしいものがこみ上げてきました。また音楽も少し、過去のゴジラシリーズを思わせる部分があったりしました。
夫は怪獣映画はまったく見たことがなく、ゴジラにも馴染みがないので、どこに感情移入させればよいのかよくわからなかったようです。
まずは「ゴジラ、頑張れ」で、ゴジラが勝利すると、「ゴジラ、ありがとう」ですよね。
米国ではゴジラシリーズが放映されていたようですが、オランダではなかった様子。でも、映画館はかなりの席が埋まっていました。
私個人としてはかなり楽しめました。ところどころ突っ込みどころもあるんですが、全体としてわーっと見せて、最後の爽快感があります。
アクションシーンなどパニック映画的に迫力がありました。
3DのIMAXで見ましたが、3Dはそれほど効果的には感じませんでした。マイルドな3Dって感じです。IMAXで見るほどでもなかったかなと思いました。
体調は良好です。



映画「風立ちぬ」@’t Hoogt(ユトレヒト)

2014-05-04 09:25:34 | Movie
宮崎駿アニメ映画「The Wind Rises(風立ちぬ)」がオランダでも公開となったので、見てきました。
ショッピングもしたかったので、ユトレヒトの小さな映画館「’t Hoogst」で見ました。
日曜の午後の回だったので、子ども連れも目立ちました。20人ほどの観客でしたが、皆オランダ人のようでした。オランダ語字幕で、もちろん音声は日本語。私にはうれしいです。
綺麗な絵で、メカなどもカッコよく描かれ、長めの映画ですが、じっくりと鑑賞しました。
庵野秀明が担当している人公の声がちょっと低すぎて、いまひとつうまくないなあと思いました。また、やはりウェブニュースで問題になっていたように喫煙のシーンが多いなあとも。
関東大震災やゾルゲ事件など実際に起こった出来事がうまく絡められていました。ドイツへ見学に行って、日本の貧しさをつくづくと実感するところなど、現代の日本に育った人間にとっては新鮮な感情かもしれません。
若い人がこの映画を見て、主人公のような何かに一途に没頭する10年を持ちたいと思うといいだろうなあと思いました。
私自身としては、心からワクワクと楽しめたかというとそんな感じではありませんでした。やはり年齢のせいかもしれません。20代の頃と比べると、最近あまり感動しなくなりました。
ジブリ映画は、現実の世界を舞台にしたものよりも、架空のファンタジーの世界を舞台にしたもののほうが、私は楽しめるような気もします。
世界的に見たらそちらのほうが成功しやすいと思うのですが、ときどき日本のある時代を舞台にしたジブリ映画が作られるのはやはり監督など製作者のノスタルジーが絡んでいると思います。
この映画、実在の人物だとか、実際の歴史とか知らずに、子どもが見るとどういう感じなのかなと思います。もっと物語として感じるものがあるのかも。それとも歴史を知らないような幼い子どもだと、主人公の思いを理解できないかなあ。
純粋な物事を極めようとする、美しいものを作りたいという情熱、こういう人もいるのだなと思います。
文系の人は、いろいろ人がどう考えるとかどう思うとか詮索して、こういう考え方もあるとか、誰々はこう言っているとか、こうすればこう思うだろうとか、そういうことに頭をよく使いますが、理系というか人の性格かも知れませんが、そういうことにまったく興味がなく、メカとか技術的なことや科学的なことのみに興味がある人がいます。
私は前者の人間だったので、みんな同じように考えているのだろうと思っていて、人々の思惑と感情の中でいろいろ悶々としていたのですが、世の中にはそういうことを考えていない人がいることを知ってびっくりしたときがあります。
私はどちらかというと後者のタイプの人のほうが好きです。
話がそれましたが、全体としてよくできている映画だと思いました。
体調は良好です。


映画「Gravity(ゼロ・グラビティ)」

2014-03-02 08:41:03 | Movie
日曜日、アカデミー賞発表の当日ですがまだ発表前に、「Gravity(ゼロ・グラビティ)」を見てきました。
オランダでは10月に公開になったのですが、スケジュールが合わなくて見逃していました。今週になってまた上映が始まり、IMAXで見てきました。
約90分の映画なんですが、息をのむシーンの連続で、すごく早く感じました。
前知識はあまり入れずに見たので、どうなるのかとどきどきしながら見ました。
前半のほうの、宇宙からの地球の映像など、とても美しく感じました。反対に最初に映ったスペースシャトルはちょっとしょぼいなあと思いました。
音楽も、とてもよい感じでした。
IMAXの3Dで、物が飛んでくる映像はリアルで、自分のほうへ向かってくると、無意識に身体がよけようと動いてしまいます。
この映画は、是非とも3Dで、またIMAXで見るべきです。
第86回アカデミー賞の最多7部門受賞となりましたね。
科学的にはところどころ実際には起きないようなことが映画では映っているようです。例えば、主人公が泣くと、涙が雫となって空間を漂う場面がるのですが、宇宙空間では、涙は何かしない限り目に張り付いたままだそうです。まあ、この映画はフィクションですから、そこは一応頭に入れておかないといけないかも。
でも、なんか、宇宙飛行士になった感覚を体験できる稀有な映画です。見てよかったと思いました。
体調は良好です。

映画「Mejima(女島)」@ロッテルダム国際映画祭2014

2014-02-04 16:25:01 | Movie
今年のロッテルダム映画祭で最後に見た作品は「Mejima(女島)」でした(1月26日のことです)。
薄汚い小屋のようなところで、をしている若い男メジマ(女島)。同僚のハチオは、金をたくさん儲けることが人生の目的だという。メジマには人生の目的はない、ただ面白く行きたいだけ。
ハチオはお金が儲かるために中国人の組織の仲間となり、の職場はやめてしまう。メジマは毎日解体作業をしながらも、中国人組織のボスのリーに敵対心を燃やし、その彼女のモンに親近感を抱き…。
あとは、暴力とセックスと…。
私はまったく楽しめなかったです。どういうフィロソフィーを読み取ればいいのかもわかりませんでした。監督は「何が何でも生きるという、生の力強さを描きたかった」ということですが、人を殺しても生きるって何って感じです。それも特に殺すほどの動機が読み取れないです。
しかし、このメジマを演じる伴道生という俳優は、この役にぴったりはまっていて良かったです。
この映画、私の好みにはまったく合わないものでしたが、夫は「面白かった」と肯定的でした。男の人の好みの映画なのかも。
さて、今年のロッテルダム国際映画祭、最優秀作品賞のタイガー・アウォード長編3作の1つに日本人監督の作品だ選ばれました。それは、私も見た池田暁監督の「Anatomy of a Paperclip (山守クリップ工場の辺り)」です。おめでとうございます。
早いことに、もう2月。まだ珍しいことにちゃんと雪を見ていません。暖かいのはうれしいのですが、雪も見たいのです。
体調は良好です。