次点。
グリーンマックス製京成3700形3758F元中期仕様(3次車:3758F)の改修は3751を以て一段落を迎える。
定まっていないプロトタイプもそろそろ確定しなければならない。
3757,3755,3752の再入場は近く直前に課題が山積する3751の入場を迎える厳しい展開となった。
京成3700形3751 3次車 元中期仕様(3758F)。
リニューアル工事施工編成の後期仕様と現行仕様は今のところ搭載されるパンタグラフの違いしかない。
よって3751はプロトタイプに左右される事無く作業を進められる。
後期仕様で竣工した3758,3756,3754,3753も外観差が無く現行仕様へと呼称変更するだけで構わない。
一先ずプロトタイプ選定は棚上げし先を急ぐことにした。
3751の基本工程は基本的に3758の手順を踏襲する。
但し台枠直結式スカート化試行は正式採用を見据え本設を考慮した取付方式へ改める。
入工中の3751。
3751も3758に引けを取らない要注意指定車である。
前面車両番号はインレタ再現で引き続き取扱いに気を払わなければならない。
改番は3758での車両番号消去失敗に懲り赤マッキーで[3791]に塗り潰した上で[3751]を転写した。
赤マッキーのインクはなかなか[3791]に馴染まず消しゴムを用いて再修正を繰り返した。
インレタの安定度は多少期待出来る代わりに運転台側の前面塗装を失った箇所がある。
何となく銀色塗装が伺える状態に陥っており補修対象へ加えた。
第二次試作で初採用されていたスカート付TNカプラーSP。
床板を取り外し最初に確認したのはスカートの取付方式である。
3798F現行仕様(4次車:旧製品→3758F)は前面車体裾とスカートの空間を詰める試験編成だった。
先発入場した3798(→3758)では旧台枠直結式を採り入れたが手間が掛かり過ぎたらしい。
早くも3791(→3751)で別方式に移行している。
3728F中期仕様(1次車:3728F-1)の入場まで長らく採用し続けたスカート付TNカプラーSP化は3791が始祖であった。
但しスカート取付脚台座周囲は原形のまま残されており後の施工車とは異なっている。
よって台枠直結式スカート化は最初からの仕切り直しとなった。
爪楊枝式で撤去中のライトユニット。
3751も3798F時代にプロトタイプ変更が重なったためライトユニットが取り外し易くなっていた。
前面二平面折妻頂点部に爪楊枝を差し込むと種別表示器モールドと種別表示窓の間に光が差し込む。
前面から前尾灯レンズをプラスチックドライバーで押し込んだ途端にライトユニットがずれた。
種別表示器モールドは種別表示窓より半分以上車体裾方向へ偏位しており後は車内から引き抜くだけとなる。
改修は運転台側前面から側面にかけての塗装補修から着手した。
再度R部の赤帯に赤マッキーを乗せる。
多少の塗り斑はこの際致し方ない。
小手先で誤魔化した[3751]。
前面車両番号の周囲には劣化した転写糊が付着していたため慎重に削ぎ落とした。
また[3751]は埃の混入が激しくゴム系接着剤巻取用爪楊枝で引き抜いている。
危険な方法であったが再転写は[3791]を露出させる確率が高い。
しかも改番は一度で成功せず[3751]の間へ[3721]を差し込み[3751]に持ち込んだ記録が残る。
インレタ残数都合により転写機会は一度しかなく赤帯の状態も芳しくなかったため強引な修正を図った。
その結果[3751]の一部に欠損を生んだが引きでは目立たない傷口で済んでいる。
出自を物語る側面[3791]車両番号板(山側)。
当初側面車両番号板インレタの再転写も全車に施す予定だった。
しかし初入場車の3757で失敗し規模が縮小される。
3756以下6両は誤差の範囲内で許せたが3751の山側は途方もなくずれていた。
車体清掃時にジオマトリックス製[3751]車両番号板インレタも剥離し転写に備えた。
黒色側面窓枠は3758と似たような劣化具合だった。
全箇所ともマッキーで黒色化を行い銀色窓枠は消え去っている。
なお縦桟断面はバリ取りが甘く補修前に表面を整えた。
入工中の3761(3768F-1)。
3751の車体改修に一区切りが付き3761後期仕様(3次車:3768F-1)を入場させた。
現在3768(3768F-1)は分解を終えた時点で作業が中断している。
更に中途半端な仕掛車が増える環境は決して良いと言えない。
だが3758Fの改修と回着整備を行う3768F-1は同時進行が難しい。
止むを得ず3761も分解が終了次第作業保留となる。
車体裾方向へずれたライトユニット(3761)。
3761(3768F-1)では初となるライトユニット撤去だったが難なく取り外しを終えた。
嵌合精度は3768(3768F-1)と同程度である。
かつては3本の爪楊枝を用いても容易に取り外せなかった。
幾ら着脱回数を稼いだとは言え余りに差があり過ぎる。
車体とライトユニットのどちらに要因があるか判らない。
ただ金型の経年が少なからず関与していると思われる。
ライト基板装着を見送った3761用ライトケース。
3761からは窓セルと電球色LEDライト基板が3751に転用される。
黄色発光LEDライト基板は3761と相互交換する予定だったが気が変わった。
新たに電球色LEDライト基板(8422)が入手出来れば今後3768F-1の黄色発光LEDライト基板再交換を防げる。
未確定要素が含まれるがライト基板の組み込みは難しくない。
作業再開までに電球色LEDライト基板を手に入れられた場合に備え単独でライトケースを組み立てている。
多少は改善された[3751]車両番号板(山側)。
3761と所要部品を交換し3751の整備に戻った。
側面窓セルの仮装着後に床板を嵌合させる。
転写に十分な車体剛性を確保し[3791]に戻っていた山側車両番号板の再改番を先行する。
インレタは再びジオマトリックス製を用いる。
しかし結果は芳しくなく3757に続き偏位を生じさせた。
入場前は上下左右でずれており一方が解消されただけましである。
これ以上の進歩は期待出来ず再々転写は見送った。
清掃に伴い姿を表した[成田空港]表示。
行先表示器部品は3758に取り付けた[55K 西馬込]と同じ経緯を辿る3791後期仕様(4次車:3798F)からの発生品である。
何故か行先表示器の周囲に粘着糊が露出していた。
ステッカー断面の黒色化も未施工であり一旦[西馬込]表示を剥離している。
行先変更は富士川車輌工業製ステッカーを直貼りしているため製品印刷の[成田空港]表示が残る。
消去も考えたが黒色部は透明セルへの印刷再現であり取り止めた。
ステッカー断面の黒色化ではペン先が滑り[西馬込]の一部をドットが欠けた表示にさせてしまった。
取り敢えず作業を先に進め竣工前までに再貼付を行う。
再用品で固められた[55K 快速特急 西馬込]表示。
3758Fの行先表示類は[55K 快速特急 西馬込]で確定している。
種別表示ステッカーの切り出しは不要だったが[快速特急]の印刷面に剥離が見られた。
緑マッキーで補修を行い貼付を済ませた。
ここでの失策は[西馬込]表示の交換が抜け落ちていた事である。
車体関連の整備を全て終えたと思ってしまった。
後で気付いたがどうしようもない。
まだ床下関連の整備が残されている。
中でも重要項目である台枠直結式スカート化試行には十分な時間を割きたい。
思いの外車体前面から側面にかけての補修に手間が掛かりすっかり余裕が無くなっていた。
よって3758に続く作業分割を選択している。
通電系統再整備も項目に加わるため工程を再構築し作業の再開へ結び付ける予定である。
グリーンマックス製京成3700形3758F元中期仕様(3次車:3758F)の改修は3751を以て一段落を迎える。
定まっていないプロトタイプもそろそろ確定しなければならない。
3757,3755,3752の再入場は近く直前に課題が山積する3751の入場を迎える厳しい展開となった。
京成3700形3751 3次車 元中期仕様(3758F)。
リニューアル工事施工編成の後期仕様と現行仕様は今のところ搭載されるパンタグラフの違いしかない。
よって3751はプロトタイプに左右される事無く作業を進められる。
後期仕様で竣工した3758,3756,3754,3753も外観差が無く現行仕様へと呼称変更するだけで構わない。
一先ずプロトタイプ選定は棚上げし先を急ぐことにした。
3751の基本工程は基本的に3758の手順を踏襲する。
但し台枠直結式スカート化試行は正式採用を見据え本設を考慮した取付方式へ改める。
入工中の3751。
3751も3758に引けを取らない要注意指定車である。
前面車両番号はインレタ再現で引き続き取扱いに気を払わなければならない。
改番は3758での車両番号消去失敗に懲り赤マッキーで[3791]に塗り潰した上で[3751]を転写した。
赤マッキーのインクはなかなか[3791]に馴染まず消しゴムを用いて再修正を繰り返した。
インレタの安定度は多少期待出来る代わりに運転台側の前面塗装を失った箇所がある。
何となく銀色塗装が伺える状態に陥っており補修対象へ加えた。
第二次試作で初採用されていたスカート付TNカプラーSP。
床板を取り外し最初に確認したのはスカートの取付方式である。
3798F現行仕様(4次車:旧製品→3758F)は前面車体裾とスカートの空間を詰める試験編成だった。
先発入場した3798(→3758)では旧台枠直結式を採り入れたが手間が掛かり過ぎたらしい。
早くも3791(→3751)で別方式に移行している。
3728F中期仕様(1次車:3728F-1)の入場まで長らく採用し続けたスカート付TNカプラーSP化は3791が始祖であった。
但しスカート取付脚台座周囲は原形のまま残されており後の施工車とは異なっている。
よって台枠直結式スカート化は最初からの仕切り直しとなった。
爪楊枝式で撤去中のライトユニット。
3751も3798F時代にプロトタイプ変更が重なったためライトユニットが取り外し易くなっていた。
前面二平面折妻頂点部に爪楊枝を差し込むと種別表示器モールドと種別表示窓の間に光が差し込む。
前面から前尾灯レンズをプラスチックドライバーで押し込んだ途端にライトユニットがずれた。
種別表示器モールドは種別表示窓より半分以上車体裾方向へ偏位しており後は車内から引き抜くだけとなる。
改修は運転台側前面から側面にかけての塗装補修から着手した。
再度R部の赤帯に赤マッキーを乗せる。
多少の塗り斑はこの際致し方ない。
小手先で誤魔化した[3751]。
前面車両番号の周囲には劣化した転写糊が付着していたため慎重に削ぎ落とした。
また[3751]は埃の混入が激しくゴム系接着剤巻取用爪楊枝で引き抜いている。
危険な方法であったが再転写は[3791]を露出させる確率が高い。
しかも改番は一度で成功せず[3751]の間へ[3721]を差し込み[3751]に持ち込んだ記録が残る。
インレタ残数都合により転写機会は一度しかなく赤帯の状態も芳しくなかったため強引な修正を図った。
その結果[3751]の一部に欠損を生んだが引きでは目立たない傷口で済んでいる。
出自を物語る側面[3791]車両番号板(山側)。
当初側面車両番号板インレタの再転写も全車に施す予定だった。
しかし初入場車の3757で失敗し規模が縮小される。
3756以下6両は誤差の範囲内で許せたが3751の山側は途方もなくずれていた。
車体清掃時にジオマトリックス製[3751]車両番号板インレタも剥離し転写に備えた。
黒色側面窓枠は3758と似たような劣化具合だった。
全箇所ともマッキーで黒色化を行い銀色窓枠は消え去っている。
なお縦桟断面はバリ取りが甘く補修前に表面を整えた。
入工中の3761(3768F-1)。
3751の車体改修に一区切りが付き3761後期仕様(3次車:3768F-1)を入場させた。
現在3768(3768F-1)は分解を終えた時点で作業が中断している。
更に中途半端な仕掛車が増える環境は決して良いと言えない。
だが3758Fの改修と回着整備を行う3768F-1は同時進行が難しい。
止むを得ず3761も分解が終了次第作業保留となる。
車体裾方向へずれたライトユニット(3761)。
3761(3768F-1)では初となるライトユニット撤去だったが難なく取り外しを終えた。
嵌合精度は3768(3768F-1)と同程度である。
かつては3本の爪楊枝を用いても容易に取り外せなかった。
幾ら着脱回数を稼いだとは言え余りに差があり過ぎる。
車体とライトユニットのどちらに要因があるか判らない。
ただ金型の経年が少なからず関与していると思われる。
ライト基板装着を見送った3761用ライトケース。
3761からは窓セルと電球色LEDライト基板が3751に転用される。
黄色発光LEDライト基板は3761と相互交換する予定だったが気が変わった。
新たに電球色LEDライト基板(8422)が入手出来れば今後3768F-1の黄色発光LEDライト基板再交換を防げる。
未確定要素が含まれるがライト基板の組み込みは難しくない。
作業再開までに電球色LEDライト基板を手に入れられた場合に備え単独でライトケースを組み立てている。
多少は改善された[3751]車両番号板(山側)。
3761と所要部品を交換し3751の整備に戻った。
側面窓セルの仮装着後に床板を嵌合させる。
転写に十分な車体剛性を確保し[3791]に戻っていた山側車両番号板の再改番を先行する。
インレタは再びジオマトリックス製を用いる。
しかし結果は芳しくなく3757に続き偏位を生じさせた。
入場前は上下左右でずれており一方が解消されただけましである。
これ以上の進歩は期待出来ず再々転写は見送った。
清掃に伴い姿を表した[成田空港]表示。
行先表示器部品は3758に取り付けた[55K 西馬込]と同じ経緯を辿る3791後期仕様(4次車:3798F)からの発生品である。
何故か行先表示器の周囲に粘着糊が露出していた。
ステッカー断面の黒色化も未施工であり一旦[西馬込]表示を剥離している。
行先変更は富士川車輌工業製ステッカーを直貼りしているため製品印刷の[成田空港]表示が残る。
消去も考えたが黒色部は透明セルへの印刷再現であり取り止めた。
ステッカー断面の黒色化ではペン先が滑り[西馬込]の一部をドットが欠けた表示にさせてしまった。
取り敢えず作業を先に進め竣工前までに再貼付を行う。
再用品で固められた[55K 快速特急 西馬込]表示。
3758Fの行先表示類は[55K 快速特急 西馬込]で確定している。
種別表示ステッカーの切り出しは不要だったが[快速特急]の印刷面に剥離が見られた。
緑マッキーで補修を行い貼付を済ませた。
ここでの失策は[西馬込]表示の交換が抜け落ちていた事である。
車体関連の整備を全て終えたと思ってしまった。
後で気付いたがどうしようもない。
まだ床下関連の整備が残されている。
中でも重要項目である台枠直結式スカート化試行には十分な時間を割きたい。
思いの外車体前面から側面にかけての補修に手間が掛かりすっかり余裕が無くなっていた。
よって3758に続く作業分割を選択している。
通電系統再整備も項目に加わるため工程を再構築し作業の再開へ結び付ける予定である。