2013年5月25日(土)
大阪府の千早赤阪村は金剛山への登山口であるが、金剛山の山ランは以前に終わっているので、今回は中葛城山からダイヤモンドトレイルを少し歩き、周辺の山を幾つか組み合わせて計画した。
金剛山に向う府道の終点に府営の駐車場があるので車をおく。駐車料は600円。周辺には民間の駐車場が多くあるが料金はどこもほぼ同じようだ。金剛山ロープウエイ前から簡易舗装された久留野林道を上がる。林道終点から少しだけ登山道を上がると久留野峠だ。ここからダイトレとなるが、右に折れて紀見峠方向に向かう。木製階段を上がると中葛城山山頂(950m)だ。430Mhzで堺市固定のJH3JFF局他と交信。三角点(937.5m)は少し外れたところにあるようだが、探さずに先に向う。
久留野林道終点から右の山道へ
久留野峠から右折れして紀見峠方向へ
中葛城山、大阪府側は人工林、奈良県側は笹原
中葛城山山頂、標識には標高937mとあるが地形図では950mある
次のポイントは高谷山(935m)。日本山名事典によれば山頂の座標は地形図のP935であるが、標識は200m程手前に立っていた。しかも標高934.8mと細かく表示してある。実際に計ったのだろうか。それはともかく交野市交野山のJM3GVH局と交信する。
中葛城山から五條、橋本方面の眺望
高谷山の標識
高谷山から千早峠まで急な階段を下る。千早峠から次の神福山まではほぼフラットな道で、ダイトレの神福山取り付きから山頂まで少しだけ登る。山頂には小さな社があり、傍には葛城第19経塚のお札があった。五條市移動のJF8VEU局を呼んで山ラン終了。
千早峠、幕末に天誅組が駈けた道との説明があった
神福山への取り付きに建つ案内板
神福山山頂
神福山から紀見峠の間は山ラン有効ポイントがないので、今日はここで引き返す。千早峠まで戻り五條林道に入る。ここから府道までの間に、地形図には名前の載っていない3つの山がある。
花尾山(802m)は林道を歩いているとどこからでも登れそうなピークだが、林道周辺は藪が濃いので林道支線を少し入り南側から適当に斜面を登る。山頂には山ラン各局のプレートが何枚も架かっていた。堺市のJA3WPN局他と交信する。
花尾山山頂
花尾山の下山は北斜面を下り、次の東條山(880m)に向う。東條山への登りははっきりした道があり、分岐にはテープに書いた案内もあった。JS3LOW局他と交信できた。東條山山頂から西や北にも踏み跡があったが来た道を戻り五條林道に復帰する。
東條山山頂
最後に向ったのは五百目山(819m)。取り付けそうなところを探すがもう一つよく分からない。南西尾根辺りから適当に取り付き斜面をよじ登る。山頂に到着すると東方向から作業道が付けられていた。今日始めて50Mhzを聞く。岡山県浅口市移動のJR4EUD局を呼んで本日予定の6座を終了した。北西の尾根を下り林道に降りて駐車場まで戻った。
五百目山山頂、ここは山名プレート見当たらず
2013年5月18日(土)
伊吹山の帰りに時間があればと計画していた彦根市近辺に向う。
佐和山と弁天山は彦根市の東部にあり、佐和山城址は彦根の観光スポットの一つにもなっているようだ。事前の調査ではそこまで行き届かず、東側の鳥居本方面から登山道があるとの情報で出かけた。国道8号線から大手口跡の案内板が見えたので確認する。かもう坂から登るべく農道を入って墓地の前に車を停めた。かもう坂を登ると鞍部に着く。ここが西側の龍潭寺に下りる切通しで、北に行けば弁天山、南が佐和山だ。ちなみに帰ってから分かったことだが、龍潭寺側には佐和山城址の観光案内所や無料駐車場もあるらしい。(観光協会のHP参照)
国道8号線横の大手口跡
切通しの標識
はじめに佐和山に向う。山頂(233m)は本丸跡で、ベンチなども置かれていてくつろげるところだった。24Mhzで北海道上川郡移動のJA2KFC局と交信する。
佐和山城址
山頂から彦根市外の眺望
佐和山の三角点
切通しまで戻り今度は弁天山に向う。弁天山山頂(196m)はハイキングコースの標識があるだけで山頂の表示はない。21Mhzで中国の局を呼んでここも終了、来た道を戻る。
弁天山山頂
彦根での2座を終えて最後の磯山に向う。磯山は弁天山のすぐ北に位置するが、行政的には米原市となる。湖岸道路沿いの磯崎神社から山頂まで遊歩道が付けられており、難なく山頂に立つことが出来た。430Mhzで近江八幡市のJP3CZL局と交信した。
神社入り口の遊歩道案内図
磯崎神社に駐車場はない
整備された遊歩道を上がる
磯山山頂、三角点はこの奥にあった
2013年5月18日(土)
伊吹山に行こうと思い立ち、せっかく交通費を使って出かけるのだから周辺の低山での山ランも一緒にしようと考えて、伊吹山は安直にドライブウエイを使うことにした。
金生山(180m)
岐阜県大垣市西部にある。周辺は江戸時代に始まったという石灰岩の採掘で大きく山が削られているが、山頂近くにある明星輪寺周辺とそれに登る南麓が残されている。寺まで車で登ることができる。山頂は寺の西側で、採掘で削られた斜面との境界辺りのようだ。50Mhzで可児市のJI2GVL局と交信。
明星輪寺の山門
金生山山頂
山頂の西側はこんな感じ
南側の勝山から見た金生山
勝山(53m)
金生山の南に位置する。山の西側から道があり山頂まで行ける。関ヶ原の合戦で徳川家康が本陣を置いたため、名前が岡山から勝山に変わったとのこと。山頂には「史跡 関ヶ原合戦岡山本陣跡」の石柱や、戦時中の高射砲跡などの標柱があった。7Mhzで長野県白馬村のJR0ZEW局と交信。
勝山山頂の石碑
離山(79m)
不破郡垂井町にあり、山頂は竹林の中にあった。南東側から登ると直だ。7Mhzで香川県さぬき市移動のJA5NSR局と交信。
離山山頂で見つけたリボンとプレート
丸山(55m)
離山の南にあり、田んぼの中にこんもりと浮かんでいる。山の西側から入った。7Mhzで千葉県浦安市移動のJA1EHV局と交信。
丸山の東側から
喪山(54m)
丸山の南に位置する。南側の住宅地横から登る。山頂には戦没者の英霊碑があるが、薄暗いところで余り手入れはされていないようだ。7Mhzで河内長野市のJN3IEN局と交信。
喪山の登り口
天満山(198m)
関ヶ原町の古戦場の一角にある。西軍の宇喜多秀家が陣を敷いた山で、南麓に神社がある。神社の裏から急斜面を適当に登る。山頂には古い水道施設か何かの跡があった。7Mhzで神奈川県箱根町移動のJA1MOI局と交信。
南麓の神社
天満山山頂の三角点
伊吹山(1377m)
ドライブウエイを使って登る。終点の駐車場から山頂までは遊歩道が3本あるが、真ん中の道が最も短時間で山頂まで行ける。山頂はちょうどお昼時とあって多くの登山者で賑わっていた。ぱっと見たところ、車で来た人と下から登ってきた登山者が半々くらいか。430MhzでCQを出すと、堺市のJA3WPN局や愛知県知多郡のJF2BER局から声がかかる。感謝。
伊吹山山頂
一等三角点
山頂の売店
下りかけから駐車場とレストハウス
伊吹山での山ランを終えたが、まだ時間が早いので滋賀県の彦根に向う。
2013年5月12日(日)
国土地理院の地図閲覧サービス「ウオッ地図」を見ると、兵庫県南東部の猪名川町近辺には標高の低い山が沢山ある。猪名川町には一度も足を踏み入れたことがないので、どんなところかと楽しみにして出かけた。
一本松山(301m)
道の駅いながわの臨時駐車場に車をおいて歩き始める。猪名川町の歴史街道の標識が設置されているので、銀山への道を行く。
臨時駐車場から一本松山
要所には歴史街道の標識が
銀山への道は整備されていて歩きやすい。標高が一番高くなった鞍部から東へ入る踏み跡がある。シダが生えて昨日の雨がズボンを濡らすが、道を外れないようにロープが張られ、人の手の入った道が山頂まで続く。駐車場から35分で山頂に到着。
尾根筋の道から道の駅方面の眺望
一本松山山頂
今日は関西VHFコンテストをやっており、430Mhzでも運用している局が多い。奈良県生駒市移動のJK3DDU局と交信し来た道を戻る。
丸山(217m)
一本松山の東北東にあるこんもりとした山。地形図を見ると山頂の北から東に道があるようなので、これを通って山頂の北東側から登頂する計画だったが、ゴルフ場の道は駐車禁止の表示があるので南東の集落から山へ入る。最初のうちは谷筋の道が鮮明だったがそのうちに分からなくなり、ゴルフ場の境界辺りの藪を掻き分けながらGPSとコンパスを頼りになんとか山頂に到着。山頂周辺には道があり、人の手が入っている様子だった。430Mhzで神戸市垂水区のJP3WSW局と交信する。下りは南東方向の踏み跡を下るが、途中で不鮮明となり最後は藪を抜けて麓の集落に下りた。
南側の県道辺りから丸山
丸山山頂、JS3UUU局のプレート
大谷山(228m)
丸山の東側にある山。西麓の民家の横から適当に斜面に取り付いた。途中で道がなくなり藪を掻き分けて登るが、山頂北西のP180までやってくると明確な踏み跡があった。144Mhzで兵庫県神崎郡移動のJQ3XJV局と交信する。下りは踏み跡を忠実にたどり、北田原集落に下りた。
山の西側から大谷山(真ん中のピーク)
大谷山山頂
2013年5月5日(日)
伊根町本庄宇治の浦島神社の西方に布引滝があるが、その南側の山である。地形図に名前はないが、日本山名事典に登載されている。ネット検索で登頂記は見当たらないので、山の北側から伸びる林道を使ってアプローチする。林道はゲートもなく軽四駆であれば相当奥まで進めそうであったが、途中に路肩の崩落箇所があり、気持ちが悪いので入り口近くに車をおいて歩くことにする。コンクリート舗装された林道を上がると、三方に分かれる分岐となる。地図では二方向だが新しい道か。この分岐に「No.118 滝山事業地」の標柱があった。
林道分岐にあった滝山事業地の標柱
直進しその先で地図にある右の林道に入ろうとするが、分岐がないまま終点まで来てしまう。やむなくNo.118の分岐まで引き返し、西に分岐した道へ入る。するとP310を巻くようにして滝山方面に進む。林道終点には「No.174 細谷山事業地」の標柱 が立っていた。
林道終点の細谷山事業地の標柱
その右側に造林用の山道があり、滝山の真西からP350のピークを超えてなんとか滝山山頂(357.9m)に到着。P350から滝山側の鞍部にかけて少し藪があった。歩き始めから85分を要した。144Mhzで敦賀市移動のJA9YBJ局と交信し、70分かかって車に戻った。
P350の真西から上の道に入る
滝山山頂の三角点
滝山山頂から、左から権現山、船津山、猿ヶ尾
2013年5月5日(日)
与謝郡伊根町の権現山は昨年のGWにも一度チャレンジしたが、分岐を見落として先に進んでしまい、その先の山腹崩壊地から引き返した経過がある。ネットで調べた登頂記では相当の藪漕ぎを強いられるとの報告がある。山と渓谷社の新・分県登山ガイド「京都府の山」に紹介されているが、余り一般的なコースではないようだ。
河来見集落のはずれに車をおいて歩き始める。小さな集落だが、半分くらいは人の住んでいる様子がない。登山口横の民家も今では空き家のようだ。竹林と杉林を緩やかに登る。P305の南辺りで道が分岐するがすぐに合流する。昨年の失敗を繰り返さないよう、分岐ポイントをあらかじめGPSに登録してきた。分岐は樹木にテープが巻いてあるが、笹に覆われた踏み跡は不鮮明で、よほど注意をしないと見落としてしまいそうなところだ。
権現山の登山口を示す標識は朽ちている
分岐から先はだんだん笹が深くなり、特に標高400m前後の笹薮は相当なものだ。背丈くらいの深さの上に、踏み跡は不鮮明ですぐにルートを外れてしまう。数少ない古いテープと、コンパスだけが頼りだ。標高450mを過ぎた辺りでようやく笹藪が少し薄くなり踏み跡も分かりやすくなるが、今度は急登が続き笹や灌木をつかんで登る。
深い笹薮に方向もわからなくなりそう
スタートしてから105分かかってようやく権現山の山頂に到着した。山頂も笹や灌木、葦のような草が茂り、とても腰を落ち着けるようなところではない。下山口が分からなくなると厄介なのでマークをして、三角点を探す。三角点の横には古い山名表示が1枚あった。430MhzでのCQに、麓の国道を移動中のJF3UYN局からお声掛けいただく。下山中に御夫婦の登山者と遭遇する。下山に要した時間は55分、私の車の横に停めてあった車は和歌山ナンバーであった。
権現山の山頂はこんな感じ
やっとみつけた三角点
山頂からの眺望はこの程度、正面は依遅ヶ尾山か
2013年5月4日(土)
女布権現山の南東にある山で、旧久美浜町、峰山町、網野町の境界となる。ネットで調べても登頂記は見当たらない。地図を見ると久美浜町円頓寺から山頂の南まで林道が伸びている。この林道を使い途中から尾根に取り付く計画だ。
林道は地道ながら相当奥まで行けそうであったが、あまり無理をせず途中の広くなった辺りに車をおく。円頓寺川基点の標識を過ぎると路面も荒れてくるが、歩くにはなんら支障ない。
円頓寺川起点の標識
林道の終点が近づく頃、右手の尾根筋に取り付くための踏み跡があった。尾根筋は藪もなく歩きやすい。
林道から尾根筋への取り付き
久美浜側は桧林、峰山側は広葉樹
駐車場所から65分で久次岳の山頂に到着した。すると、三角点を囲んで大勢の人垣が。まさかこんなマイナーな山で人に会うとは思っても見なかった。人数は20人近いようだ。なんでも天照大神?かなにか神話のような研究をされているグループのようで、大阪からこられたらしい。班に分かれて山頂付近の痕跡調べるという話だった。ちょっと見たところでは、山頂付近に祠も何も見当たらなかったが、三角点横にお神酒を供えた形跡は見られた。信仰の山なのかもしれない。それはさておき、ちょっと離れて7Mhzで岡山市の記念局8J4SIP局と交信する。下山は同じコースを50分で車に戻った。
久次岳山頂
下りの尾根から峰山町側の眺望
2013年5月4日(土)
京丹後市久美浜町女布の東にある山。ネット検索では、以前遊歩道が整備されていたが荒れているとのこと。女布集落の売布神社横に車をおかせてもらい林道を歩き始める。最初の分岐は左へ。その先でコンクリート舗装された林道へ進む。谷筋には木製の堰堤があり、林道はその先で行止りのようだ。倒木が邪魔なので確認せずに引き返す。少し戻ったところから北側の尾根に取り付けそうなところがあったので入ってみる。尾根筋は比較的歩きやすかった。
南西の府道から女布権現山
売布神社横に駐車
林道は行止り
尾根筋の踏み跡
主尾根(P320)に乗ったら東に向う。山頂までの中間あたりに野鳥の看板があり、そこに遊歩道が来ていた。山頂には三角点(348.4m)があり、東屋も立てられているが全体として荒れている。50Mhzで兵庫県南あわじ市移動のJO3OMA局と交信した。
遊歩道がここに合流
山頂手前の地蔵
山頂の東屋と右下に三角点
山頂から北方向の眺望
下りは遊歩道に入ってみるが、すぐに藪状態となったので止めて往路を下った。
2013年5月3日(金)
宮津市と舞鶴市の境界にあり、西は大江山連峰、東は由良ヶ岳に連なる。登山口は幾つかあるようだが、舞鶴市西方寺から登る。府道567号の西方寺分岐には、赤岩山登山口の立派な標識もあった。
西方寺最奥の集落から少しでも距離を稼ごうと車で左の林道を上がる。獣避けのゲートを開けて進むと林道の分岐があり、直進はすぐ先に赤岩小屋がありゲートが閉まっている。分岐まで戻って右の林道から登山口に向うが、林道に付けられた横断溝を越えるとき車の底が当たるので分岐付近に停めた。
集落手前にあった案内板
赤岩小屋
林道を歩いて第Ⅱ登山口に向う。後で案内の所要時間を見て思ったことだが、第Ⅰ登山口から第Ⅱ登山口までの所要時間が20分と書いてあり、無理をして林道を上がって途中に車をおく必要はないようだ。
第Ⅱ登山口の標識
登山道の途中にあった鳥居
登山道には新旧入り混じってこれでもかと言う位の標識がある。第Ⅱ登山口から45分ほどで山頂(669m)に到着。北に日本海、南に丹波の山並みが美しい。430Mhzで小浜市移動のJP3EJE局と交信し、十分に展望を楽しんでから来た道を戻った。
赤岩大権現、ちょっと標識が多すぎる
北側の眺望、丹後半島と栗田半島の間が宮津湾、左の隅に天の橋立
赤岩山山頂
山頂から南東方面の眺望