2016年3月26日(土)
京都府船井郡京丹波町と綾部市の境界にある丸山(681m)に登る。この山は2014年5月に綾部市の西側林道からチャレンジしたことがあったが、災害で崩壊した林道に山頂手前で断念した経過がある。今回はネットで地理院地図を見ながら、山頂から南の延びる尾根筋を登ってみようと考えて京丹波町上粟野に向かう。民家を過ぎると獣除けのゲートがあり、その先の道は地道の林道となる。林道の路面状態は良くどんどん先まで進めそうではあったが、あんまり先まで行くと歩き足らなくなると思い適当な路肩に駐車して歩くことにした。シュミレーションしていた尾根尻辺りは杉と桧の植林地で、急斜面ではあるが登るのに支障はない。休み休み登って植林地が終わりかけた頃、古い道が現れた。そこからは道や尾根筋を、歩きやすそうな所を適当に登って行く。
林道から植林地の尾根を登って行く
植林地が終わる頃古い道が現れる
道は尾根筋をジグザグに登っていく
途中で、和知から綾部に向かう道の標識が現れ、さらに登って行くと地蔵と多くの瓦が放置されたお堂跡があってこの道が古くから歩かれた道であることがわかった。京丹波町(旧和知町)と綾部市の境界は大栗峠と言うようで、慶應年間の文字が読めるお地蔵さんや、ハイキング道を案内する看板などが見受けられた。
和知から綾部への道標
多くの瓦が放置されたお堂跡
大栗峠のお地蔵さん
ハイキングコースを示す案内板
峠にあった古い道標、「右わち」は読めたが「左・・・」は読めなかった
丸山へはここから市町界尾根を行くことになるが、峠から北東方向に山頂を巻くような道があったので進んでみる。山頂からの距離が100mを切った頃、道は山頂に向かわずそのまま水平に延びていたので、道を離れて斜面を適当に登り山頂を目指す。丸山山頂は広葉樹の疎林が生えているが、明るく気持ちの良い山頂であった。山名プレートにはすべて「大栗山」書かれていた。430MhzでCQを出すと、福知山市のJF3NDW局から応答があり山ランを達成できた。
峠から北西に延びる水平な歩道を進む
山頂が近くなったので斜面を登る
丸山三角点
山名表示は大栗山
下山は峠まで市町界尾根を下る。明るく気持ちの良い尾根で、長老ヶ岳方向の展望があった。大栗峠からは古道を忠実に下る。登りで道に合流した植林地から先はだんだんと道が不鮮明になり、最後は脆い土質の急斜面を滑るようにして林道に降りた。降りた先の林道カーブには「ふれあいの森 散策道」の案内看板が設置されていた。
山頂から明るい市町界尾根を大栗峠に向かう
下山途中に見た長老ヶ岳
林道下山後に見つけた案内板、この道の先は確認していない