JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

平屋富士からホサビ山へ

2011-04-29 | 山と無線

4月29日(金)

 GW初日は南丹市美山の山へ出かけた。京都市内からR162を一路美山へ。深見峠を超え安掛の赤い橋の手前から右折して野添集落へ入る。平屋神社参道の橋の袂に駐車スペースを見つける。参道への橋の手前に獣避けのネットがあり、それをくぐって平屋神社へ進む。神社手前は平屋公園の名前があり、グランドゴルフの施設があるが人はいない。神社裏の桧の植林地から尾根筋を目指して道のない急斜面を上がる。そのうち尾根道がはっきりと現れるようになり、古いテープも散見されるようになる。ロープのある斜面を2箇所過ぎ、登り始めて50分で平屋富士(570m)に到着した。安掛方面の眺望が素晴らしい。430Mhzで交野市交野山移動のJM3GVHとかろうじてつながる。

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平屋富士山頂の標識

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平屋富士から安掛方面の眺望。ヘリコプターが何かの資材を何度も運んでいた

 平屋富士から先は快適な尾根道が続く。軽いアップダウンを繰り返しながら約50分で関電鉄塔の見える750mピークへ。ほぼ360度の展望が広がる。そこから右折して15分ほどでホサビ山(750m)山頂に到着した。三角点があるが、山名プレートも少なくひっそりとした落ち着ける山頂だ。430MhzでのCQに堺市のJA3WPNから即応答があった。ここで昼食とする。

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ホサビ山山頂の山名プレート

 下山は同じ道を下る。平屋富士を過ぎた先から枝尾根に迷い込みやすいところがある。2度左の枝尾根を進んでしまい、気付いては元に戻って平屋神社に下りることが出来た。この頃からごく弱い雨が降り出す。

 雨はすぐに上がってまた日が照りだす。R162を戻って杉坂から氷室へ入る。時間があれば行こうと思っていた寺山を目指す。寺山(500m)は、北区氷室の北にある山で、前に十三石山に登ったときに近くを通っていたが、山ランに有効なことを知らず無線をしていなかった。氷室神社前に車を停めて、北山トレイルの道を入り、途中から十三石山への道を進む。十字路になった峠で左折するとまもなく小広い寺山山頂だ。山名を表すプレートは一枚も無かった。50Mhzで三重県伊賀市青山高原移動のJQ2LJQと交信する。駐車場所から、登り20分、下り15分だった。以上でGW初日の山行きを終えた。

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氷室の集落から寺山をみる

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金剛山へ登る

2011-04-25 | 山と無線

4月24日(日)

 大阪府の最高峰、金剛山へ山ランに行った。京都から電車を乗り継ぎ河内長野駅へ。さらにそこから南海バスに揺られること30分。バスは15分おきに発車しているが、老若男女の登山者で一杯だ。金剛山に来るのは初めてだが、午前10時前にもかかわらず付近の駐車場もほぼ満車状態の模様。お手ごろで人気の山のようである。

 終点のロープウエイ前で下車。登山ルートも多くあるようだが、昨夜は雨が降っていたことでもあり、文殊尾根ルートを上ることにした。伏見峠へと続く林道を入り、10分も歩いた頃左手にこのルートへの取付きがあった。あとはほぼ快適な尾根道で、歩き始めから1時間であっさりと葛木神社への分岐に到着した。金剛山には山ランに有効なピークが4座あると聞いていたので、順次回ることにする。なお、大阪府の最高峰とはいうものの、これら4つのピークはいずれも奈良県御所市に位置する。 

金剛山(1125m)「五條」

 金剛山の主峰でピークは葛木神社の裏にあるが、神域のため立ち入りが禁止されている。やむなくその手前で強力サポーターのJA3WPN局ほかと交信する。

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金剛山山頂の葛木神社

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神社裏のピークは立入禁止

白雲岳(990m)「御所」

 次に大日岳に向ったはずが、道を間違えて東へ行ってしまう。仕方なくそのまま水越峠へと続くダイトレの急階段を下り、白雲岳に登った。山頂は展望も無く、植林地の地味なところである。藤井寺市のJO3TCY局と交信し、来た道を戻る。

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白雲岳山頂

湧出岳(1112m)「五條」

 一等三角点のあるピーク。隣には電波塔や展望台があるが、訪れる人も余り無い静かなところだった。天理市移動のJS3VRU局と交信する。

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湧出岳山頂

大日岳(1094m)「御所」

 葛木神社まで戻り、さらに坂道を下ると売店のある広場に出た。ちょうどお昼時とあって、混雑している。登山回数を競うプレートが掲げられた、写真でよく見る場所だ。そこから国見城址のこれも金剛山を代表する写真スポットを抜けて大日岳へ向う。大日岳では、山ランの先輩で金剛山のリピート登山を続けておられるJH3JFF局とアイボールを果たす。交信も終えて無事本日の4座を終えることが出来た。

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国見城址の金剛山看板

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大日岳山頂

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兵庫県但馬の山へ

2011-04-17 | 山と無線

4月17日(日)

 4月中旬というのに、京都北部の朝の最低気温は2度位まで下がった。しかし、日中は高気圧に覆われて快晴の予報。但馬地方の山を目指して車で出かけた。

城山(322m)「出石」

 豊岡市出石にある山。別名を有子山といい、山頂には明確な城跡がある。地図で見ると車で登れそうな気がしたので、出石町寺坂から鯵山峠へと車で進む。舗装はしてあるが極めて細い道路で、路肩を気にしながら鯵山峠に到着する。しかし、その先はゲートがあり車は進入禁止となっている。しかたなく車をおいて林道を歩く。30分も歩いた頃城山山頂の有子山城址に着いた。城跡からの眺望は素晴らしく、北側の出石市街から豊岡方面に展望が広がっている。7Mhzで佐世保市のJO6RGZ局と交信する。下りは鯵山峠から反対の出石市街方向に下ってみる。切り返しの必要な急カーブが何箇所かあるが、道はこちらのほうがマシな感じがした。ネット検索では、城山へは出石城跡から登山道があり約30分となっている。たぶん、こちらから登るのが正解な気がした。

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本丸跡にはしっかりとした石積が残っていた

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出石市街の眺望

東床尾山(839m)「出石」

 朝来市の和田山から糸井川沿いを車で遡る。途中から林道床尾線となる。この林道は豊岡市但東町日殿まで開通しており、ネット検索では、朝来市側から市境界の峠までは舗装もされており、そこから登ろうと考えていた。しかし、林道には残雪があり、何台かの車がその手前に駐車している。私も無理をせず、その辺りに車をおいて糸井の大カツラから登ることにした。

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糸井の大カツラの木、この左奥に東床尾山への登山口がある

 登山道は近畿自然歩道の標識もあり始めははっきりしていたが、途中から残雪の雪渓のようなところが何箇所かあり、中腹で道を見失ってしまう。仕方なく、それらしいところを稜線目指して直登する。稜線手前で登山道に復帰し、稜線に出てからは快適な尾根道を山頂目指して歩く。歩き出してから1時間25分で、360度の展望が広がる東床尾山山頂に着いた。430Mhzで泉南市移動のJK3ISC局と交信する。

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山頂には一等三角点があった

鉄鈷山(775m)「直見」

 東床尾山から、反対の南東方向に尾根道を下る。約40分で床尾林道の峠に着く。そこからさらに鉄鈷山目指して尾根道を登る。所々標識があり、テープも導いてくれる。718mの三角点ピークを過ぎその先で南西方向に登り返すと京都府との境界にある鉄鈷山山頂だ。峠から約30分であった。430MhzでのCQに、宍粟市阿舎利山移動のJE1KQA局、小浜市のJH9TMC局から応答があった。下山は来た道を戻り、峠からは林道を下ることにした。林道を歩くこと45分、ようやく駐車場所に戻った。

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鉄鈷山山頂

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床尾林道。真新しい舗装とガードレールだが、落石が多く通行は困難

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大津と宇治の山へ

2011-04-10 | 山と無線

4月10日(日)

 行楽日和に恵まれ、自宅近くの桜の名所は観光客で混雑している。そんな光景を尻目に、静かな山に向った。

妙見山(202m)「朝宮」

 大津市南部の立木観音の東側にある山。関津峠にある義民碑の右手から山道が延びている。踏み跡は残っているが歩く人はほとんど無いらしく、灌木の枝が道を塞ぎやや歩きづらい。山頂手前の尾根筋から瀬田川や国道が少し見えるが、山頂はまったく展望は無い。7MhzのCWで愛知のJR2FJC局と交信し直ぐに下山。

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JS3UUU局の山ランプレート

岩間山(443m)「瀬田」

 大津市と宇治市の境界にある山。山頂付近に西国三十三所、第十二番札所の岩間寺(正法寺)があり車で上がれる。駐車場は無料。本堂の手前にNTTドコモの管理道路があり、そこを歩くと直ぐに山頂だ。ここも展望は無い。430Mhzで、左京区の植物園サイドから運用している8N3Bに声をかけて終了。お参りもせずに先を急ぐ。

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山頂のNTTアンテナと何かの像

笠取山(370m)「京都東南部」

 山頂の西側を市道が走っており、路肩に駐車。道路擁壁の北端から登れる。薄い踏み跡もあるが、直ぐに山頂なので高みを目指して登ればよい。430MhzでCQを出すと、大津市のJE3DWJ局から声がかかり山ラン終了。

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笠取山山頂には3局のプレートが

経塚山(490m)「京都東南部」

 西笠取の北にある山。日本山名事典には無いが、最近山ラン有効となった。相月西と久世谷集落の間の峠付近に、関電の巡視路にある赤い「火の用心」プレートがあり、ここが登山口。道幅1mを超えるような立派な山道が続いており、峠のようなところから北西に折れてさらに巡視路を辿る。山頂直下に送電線の鉄塔があり、そのあと少しだけ藪漕ぎをすれば山頂だ。山頂の手前に木が切り払われた所があり、東側の展望が素晴らしい。今日は霞んでいて視界はもう一つだが、湖南アルプスから三上山方面まで確認できた。本日最後とあって、少し時間をかけてQSOする。430Mhzで西京区ポンポン山のJN3NPP局、八尾市高安山移動の山ランメンバーJA3JCH局、御所市葛城山のJS3VRU局と交信。50Mhzでも津市移動のJE2BVV局と交信でき、気持ちのよい山行きを終えることが出来た。

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経塚山山頂付近から東方面の眺望

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須磨アルプスで7座

2011-04-05 | 山と無線

4月3日(日)

 神戸の須磨アルプスに山ランに有効な低山が集中しているので、スルット関西の3dayチケットを使って出かけた。

 阪急と山陽電車を乗り継ぎ、須磨浦公園駅で下車。途中、高槻辺りから山登りのグループが多い。多くは六甲山方面に出かけるグループのようだ。駅を出て右の展望台方面に行くと、すぐに鉢伏山への遊歩道がある。コンクリートで舗装された遊歩道を登る。

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須磨浦公園登山口の案内

鉢伏山(240m)「須磨」

 ロープウエイの山頂駅の辺りが公園になっている。430MhzでCQを出すと、早速堺市のJA3WPN局から応答があった。

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鉢伏山山頂

旗振山(253m)「須磨」

 鉢伏山からすぐ。山頂には茶屋があり、お馴染さんらしき人達が談笑している。熊取町移動のJO3WSP局と交信。大阪南部は雪がちらついているとのこと。

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旗振山山頂の茶屋

鉄拐山(234m)「須磨」

 山頂にはベンチなどがあるが、ここからは展望は無い。しかし、たまたま他の登山者がなく落ち着けた。金剛山移動の山ランメンバーJH3JFF、JS3LOW局ほかと交信する。金剛山も積雪がありアイゼンを着けたとのこと。

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鉄拐山山頂

高倉山(212m)「須磨」

 鉄拐山から高倉台への案内に沿って進むと、途中に見過ごしてしまうくらいの小ピークがある。池田市から運用しているハムフェスティバル記念局の8J3Aと交信。

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高倉山の三角点

栂尾山(274m)「須磨」

 高倉山から現在は休業中のおらが茶屋を通り、急な階段を下って高倉台の団地を抜ける。高倉台は、ポートアイランド埋め立てのために山を削って造成された住宅地とのこと。栂尾山へも斜面に付けられた急な階段を登る。山頂は展望台もある。先ほど通ってきた須磨浦公園の展望台から運用しているJP3ADM局と交信する。

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おらが茶屋辺りから眺めた明石海峡大橋方面

横尾山(312m)「須磨」

 須磨アルプスの中では最も標高が高い。ちょうどお昼時とあって、狭い山頂一杯にグループが昼食をとっている。賑やかというか騒がしい。スペースを見つけて無線機を取り出し、交野市交野山移動のJN3NPP局と交信する。その頭の上から別の登山者が神戸港を覗き込み、ついには先ほどのグループの記念撮影がお構いなしに始まった。急いで先に進む。須磨アルプスの核心部である「馬の背」だ。その入り口辺りに、「水野町」への標識があった。地図で確認すると本日最後の高尾山に近い。しかしここは高尾山への分岐ではなく、間違いに確信したときは上り返す気力も無くいったん下山する。

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須磨アルプス「馬の背」

高尾山(181m)「須磨」

 本日予定していた最後の山。馬の背から道を間違えて下ったところは天井川の広場のようなところ。車道を左に進むと高尾台の住宅地があり、その北東の集合住宅の北側に高尾山への道があった。関電の巡視路にもなっているようで、高尾山山頂にも鉄塔がある。金剛山を下山して車で移動中のJH3JFF局が富田林から応答してくれ、ここも山ランを終えることが出来た。

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高尾山の山名表示

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ついに高嶽へ登頂

2011-04-04 | 山と無線

4月2日(土)

高嶽(416m)「福知山東部」

 先週に続き、京都府北部へ出かけた。綾部市と福知山市の境界にある高嶽(たかだけ)だ。

 実はこの山、登頂を志してから3度挫折した経過がある。一度は秋のマツタケ止山、もう一度は福知山の多保市から登り出して道を見失い、先週は綾部の2座のついでに登りだしたものの時間が足らず途中で引き返している。そんなわけで、低山ではあるものの早く征服しないと気がすまないような気持ちになっていた。

 先週途中で引き返した後、別の登山口を探索しながら地元の方に聞いていたので今回はそこから登り出す。今まで他のルートでは見たことも無かった「登山口」示す案内板もある。道もやや藪がかっているもののはっきりした道だ。今日こそは大丈夫だろうと歩いていると、途中から道が不鮮明になり、ついに見失ってしまう。結局、当初予定していたルートと思しき辺りの斜面をよじ登り、ようやく登山道らしきところに復帰することが出来た。その先はまたはっきりした道で、所々案内板も出始めた。稜線に出てからは迷うことなくついに山頂に到着した。

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JR高津駅から南に突き当たったところ。右側の民家の間を進むPhoto_2

その先には登山口を示す案内板があった

 山頂は人工林に雑木が混じったようなところで、三角点のそばには朽ちかけた山名表示もあった。7Mhzのアンテナを張って、JH0IMM局他6局と交信し下山する。

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ついに到着した高嶽の山頂

 下山は途中まで来た道を辿るが、登りで道を失った辺りで歩きやすそうな尾根筋があり、違うなあと思いながらどんどん下る。すると、先週上りかけた林道の支線の終点に下りることが出来た。今回も予定していたルートから外れたが、ようやく高嶽での山ランを完成することが出来た。

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