2023年9月24日(日)
移動二日目の目的は燧ヶ岳に登ること。尾瀬は福島県・群馬県・新潟県にまたがっているが、燧ヶ岳は福島県南西部の檜枝岐村に位置する。前夜泊まった新潟県魚沼市の大湯温泉から、この日はナビが示す国道352を通って登山口の御池ロッジに向かう。この辺りは初めて来るので、奥只見シルバーラインの素掘りトンネルの連続や、奥只見湖沿いにくねくねとカーブする幅の狭い国道には驚いた。
ようやく御池ロッジに着くと隣の広い駐車場は大方車で埋まっていた。登山準備をして駐車場奥の登山口から入山する。初めのうちは樹林の中の道だが、木道は古くて腐った所が多く、急な登りも岩がゴロゴロしたり泥濘んだりで緊張が続く登山となった。
御池ロッジ横の駐車場
登山口は駐車場の奥にあった
いきなり雰囲気のよい森
燧ヶ岳は分岐を左へ
登山口から標高で250m程登ると最初の高層湿原である広沢田代に着く。池塘の数はそんなに多くないが展望が開け大きな池塘に写る雲や空に心癒やされる。そこから更に200mほど登ると二つ目の熊沢田代となる。ここには休憩できるベンチもあったのでザックを下ろして小休止した。
広沢田代
広沢田代を過ぎた登りに5合目の標識
熊沢田代から1時間余り登り一つ目のピーク爼嵓(2346m)に到着。ちょうどお昼時とも重なり山頂はとても混んでいた。ここでの無線は帰りにすることにしてお隣の柴安嵓に向かう。柴安嵓(2356m)が燧ヶ岳のピークで福島県の最高峰にもなる。幸い人もそんなに多くないので腰を下ろし展望を楽しみながら無線をする。144MHz・FMで長野・埼玉・福島各県の4局と交信しSOTAと山ランを達成できた。
熊沢田代が広がる
ベンチで休憩
熊沢田代を後にする
賑わう爼嵓山頂
爼嵓から尾瀬沼
爼嵓から柴安嵓を見る
柴安嵓山頂
尾瀬ヶ原の先に至仏山
尾瀬沼
柴安嵓から爼嵓
帰りの爼嵓は時間も1時を回っていたので大分人も減っていた。沼田市の赤城山に登っている局と交信して二座目の山ランを済ませ軽く昼食を食べた。下山は来たルートを戻るだけだが、岩場の下りや傷んだ木道は結構足にくる。ようやく駐車場に戻ったときには車もほとんどなかった。
再び爼嵓
ゆっくりと展望を楽しむ
下山後は今日の宿七入山荘で風呂に入り、ビールを飲んで久しぶりの本格的登山を無事終えた充実感に浸った。
七入山荘の夕食はイワナの刺身と塩焼き、この他に山菜の天ぷらや陶板焼と蕎麦も