2015年8月9日(日)
前夜京都の自宅を車で出発し登山口となる夜叉神の森に着いたのが11時前。駐車場に停まっている車は半分以下のようだ。仮眠し翌日の登山に備える。
早朝の夜叉神の森、南アルプス林道のゲートはすぐ先
翌朝は薄暗くなった4時過ぎに起き出し、トイレや洗面も済ませてゆっくりと登山準備をする。駐車場の真ん前にある登山口を入ったのが5時5分、いよいよ今日の登山が始まる。樹林帯の中の広い道をゆっくりと登っていく。標高で400mほど登ったところが夜叉神峠の分岐、ここから鳳凰山とは反対の高谷山に向かう。1座目の高谷山(1842m)は芦安の桃の木温泉から登ってくる道でもある。430Mhzを聞くと富士山の剣ヶ峯から7M1PKZ局が出ていたのでお声がけする。
登山口は目の前、東屋に登山届が準備されているが私はインターネットで提出済み
登山口には山小屋案内もある
夜叉神峠の高谷山分岐
高谷山山頂
夜叉神峠まで戻って小屋前で小休止、ガスがかかって周りの山は見えない。次の目標は大崖頭山(おおがれあたまやま、2200m)。ピークは杖立峠の100mほど西にある。山頂は三角点ピークからも外れていて何も目印がない。50Mhzで千葉県館山市のJL1FUQ局と交信できた。杖立峠の標識まで戻ると休憩中の登山者から「ピーク行ってきたんですか」と珍しそうに聞かれた。
夜叉神小屋前の展望地、あいにくのガスで何も見えない
この花は?
花の名前はとんとわからない
ガスががかって幻想的な雰囲気
杖立峠の標識、ここから大崖頭山に向かう
大崖頭山のピーク、目印になるものはない
苺平までの道も樹林帯の中の道で日差しが遮られて助かるが、疲れも出てきて休み休み登っていく。何とか苺平に到着して小休止の後、辻山(2585m)に向かう。辻山までの道は一般の登山者は余り歩いていないが、踏み跡はしっかりとしている。展望のない三角点から430Mhzで茅野市移動のJN3BME局と交信。BME局とは滋賀県移動の時に何度か交信している。登山ガイドでは辻山の西側に展望の良いところがあるようだが、ガスが出ているのでパス。苺平まで戻らず近道を下って南御室小屋に向かう。
途中の山火事跡辺りから白峰三山が見えた
ようやく着いた苺平
辻山山頂の三角点
南御室小屋は標高2435m辺りにある。ちょうど昼時となったので小屋前のベンチを借りて昼食とする。ここには豊富な天然水があり、満タンに補給する。今日泊まる薬師岳小屋へはここからさらに300mほど登り返さなければならない。標高2650m辺りでようやく森林限界を超える。ちょうどガスも消えて白峰三山や仙丈ヶ岳などの展望が広がっていた。薬師岳小屋のすぐ手前に砂払岳(2740m)のピークがありここも山ラン有効。430Mhzで町田市のJI1CBP局他と交信できた。
南御室小屋前の広場は昼食に最適
小屋の周りにはいろんな花が咲いていた
森林限界を過ぎた
砂礫の中に咲く花、タカネビランジと言うそうです
砂払岳から薬師岳と観音岳、すぐ下に小屋が見える
北岳もこのとおり
薬師岳小屋は砂払岳の下に見えており、山頂から5分ほどで到着。受付を済ませて指定された寝床でザックを置き、小屋前のベンチでビールを飲んで一息つく。着替えを済ませて寝転ぶが時間はまだ早くすることがない。薬師岳はすぐ目の前であり、ここも今日のうちに山ランを済ませておこうと思い立ってハンディトランシーバーだけ持って登る。10分ほどで縦走路の途中にある薬師岳の標識に到着。ピークはそこから100mほど離れたところにある。430Mhzで相模原市のJP1VNA局と交信できた。
薬師岳小屋
薬師岳の標識
薬師岳山頂からは甲府方面の街がよく見える
薬師岳山頂から縦走路の標識
コースタイム(休憩、無線の時間込み)
5:05 夜叉神峠登山口 → 5:55 夜叉神峠分岐 → 6:12 高谷山 6:25 → 6:43 夜叉神峠 → 8:07 杖立峠標識 → 8:15 大崖頭山 8:45 → 10:36 苺平 → 10:58 辻山 11:10 → 11:40 南御室小屋 12:15 → 13:40 砂払岳 13:55 → 14:00 薬師岳小屋
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