注目の天皇賞のゲートが開く。スタート良く飛び出したのはセイウンスカイとキャストオフ(821)。最初の3コーナーに先頭で飛び込んだのは、コーナーワークを利したキャストオフ(821)だった。ブラックシャドー(805)はいつもの定位置である先頭ではなく先行2頭の直後のラチ沿いにつける。断然人気で直線失速した2年前の春の盾、そしてダービーでの相棒(805)の姿を知る中舘。そんな彼故に下した判断であろう。その直後に古豪ビフォーユーゴー(784)、内ラチ沿いにナリタトップロード、やや遅れてアディクトトゥラブ(801)とテイエムオペラオー、マンハッタンカフェと、このあたりまでが中団の馬群を形成する。
が、一週目の坂で早くもレースは動き出す。マンハッタンカフェが馬群を縫って徐々にポジションを上げ、1週目の直線でブラックシャドー(805)、セイウンスカイをかわし先頭を行くキャストオフ(821)に並びかけるとそのまま1・2コーナーで先頭に立ってしまったのだ。絶対的な逃げ馬であるはずのブラックシャドー(805)が控えたために各馬がハナを切るのをためらったが為のスローペース。それをいち早く察知しレース前半にして早くも仕掛けた蛯名正義。
しかし、先団にあって微動だししないブラックシャドー(805)と中舘。絶対的な実績を誇る凱旋門賞馬(805)を破り現役最強の称号の奪取を狙うアディクトトゥラブ(801)とテイエムオペラオーは、激しい先団の攻防をよそに唯一のターゲットが動き出す瞬間を虎視眈々と待つ。
3コーナーの坂を迎え、一向に動き出さない凱旋門賞馬(805)をめぐって膠着状態に陥った中団の有力馬をよそに、前を行く馬達が動き出す。
淡々と先頭を進むマンハッタンカフェの手は依然動かないが、2番手を行く池添は、キャストオフ(821)の手綱をしごく。一向に動く気配を見せないブラックシャドー(805)と併走するセイウンスカイと横山典弘も、シビレを切らして前を行く2頭を追い始める。
4コーナーを回りながら、ようやく動き出した中舘の手綱。しかし凱旋門賞の直線で後続を寄せ付けずに突き放したブラックシャドー(805)の脚に火がつくことは無かった。一向に動き出さないライバル(805)を見限ったアディクトトゥラブ(801)とテイエムオペラオーが猛然とスパートを掛けた時点で、すでに先頭を争う2頭との差は決定的なものとなっていた。
直線半ばの2頭の攻防はあっけなく方がついた。前半脚を使っていたマンハッタンカフェはすでにそこから伸びる余力を残していなかった。池添の手綱に答えてマンハッタンカフェに7馬身の大差をつけたところがキャストオフ(821)にとっての初のG1戴冠のゴールであった。
緊迫感が伝わってきて、すごく面白かったです。実績馬をマークして、有力馬のしかけが遅れる。その間に先行馬が抜け出してしまう。
実際の競馬みたいでしたね!
でも、やっぱりワン・ツーじゃなかった…。
私の本命ブラックシャドー号は残念でした。逃げ指示ならまた強い姿を見せてくれると期待しています。
画像があるとやっぱり臨場感が伝わってきますね。
>クリームキャスト産駒キター!!
自分もそんな気分でした。
後継種牡馬が高松宮記念馬だけだと、さすがにサイアーラインが残るか不安だったんで。
とはいえ、手前ミソですがいい競馬だったでしょw
シンタさん
>画像があるとやっぱり臨場感が伝わってきますね。
お褒めにあずかりうれしい限りです。ただ、これでまたプレイ時間を削る要因が...orz
次は逃げた時の強いBシャドーを倒せるかどうか、ですね。次回は逃げ指示に戻します。