ストリート甲子園１回戦：川崎代表：美萌さん

川崎のラストは美萌（みほう）さんです。出身は横浜で、もちろん横浜も大好きなのですが、普段路上ライブを行なっているのが川崎なので、この日は川崎代表として参加です。

暗めの照明のせいかこんな感じで神秘的に見えます・・・

１曲目「空模様」です。きれいな旋律の曲ですね。美萌さん、低音でも割としっかり響く、広がるような声です。だから高音もきちんと出るのですね

前に演奏した浅羽由紀さん、待良さんは２人ともMCで「実は昨日は朝まで飲んでいた」という話を暴露していました（笑）。まあ、我々にとってはあまり珍しい話でもありませんが・・・（爆）。

美萌さん「私は飲まずに来ている！」と宣言してました（笑）。美萌さんは「音楽の街川崎の代表」なのです

２曲目「listen」です。「私の心の裏側を聞いてほしい」とうったえかける曲です。なんとなくキラキラした感じのいい曲ですね。なんといいましょうか・・・氷とか水晶とか、冷たく暗い場所に光があたってかすかに輝いている、みたいな印象をうけました（よくわからないかな・・・）。

MCでは先週のかわさきFM「浅羽由紀 Four-leaf Clover」に出演したときの話もしていました

この日配られたフライヤーの中には、日本動物愛護協会：緊急災害時動物救援本部さんのチラシも含まれています。３月１１日の大震災では、人間だけでなく、多くのペットも被害を受けました。そういったペットや飼い主を支援するために義援金を募集しています。

美萌さんは元トリマーさんということもあり、この活動を積極的に支援しています。本日もみなさんへ募金を呼びかけていました。また、美萌さん自身は今後、震災で非常に大きな被害を受けた宮城県石巻市にボランティアに行く予定です。

３曲目はカバー曲でした。もともとは男性の曲ですが、女性の美萌さんが歌ってもきれいな曲です。川崎代表のアンカーとして堂々と歌い上げていました

音楽の道を目指してトリマーを辞めた美萌さん、さすがにお父様からは大反対を受けたそうですが、それを押し切っての決断でした。でも、最近はお父様も応援してくれているようですね

４曲目、５曲目は続けて歌います。「心証-remark you made-」と「．．空を見上げて」です。

「心証-remark you made-」・・・前奏の速いテンポのあとのしっとりとしたゆったりな歌い出し、出だしで割とシンプルな作りの曲かな・・・とおもいきや、いろいろ転調がはいったり、と展開が多く、いい意味で予想を裏切られる曲でした後半、さらに声もしっかり出ていますね。

「．．空を見上げて」・・・最初は軽いタッチで若干ネガティブな歌詞ですが、サビの部分では前向きな歌詞で曲も盛り上がっていきますラストにふさわしい曲です

ノンダクレチーム川崎（？？？）で唯一のしらふである（笑）美萌さん、しっかりとしめてくれました

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ストリート甲子園１回戦：横浜A代表：西村俊祐さん

横浜Aチームの２番手は西村俊祐さん。これまではデュオで活動していましたが、今年の４月２０日から正式にソロとしての活動をスタートしました。

最初の曲は「ステップ」です。出だしの爽やかな歌声で最後まで続くかとおもいきや、力強いハイトーンボイスに圧倒されます

２曲目「輝けるはず」です。歌詞も全体的に前向きで爽やかな印象でしたねそれに、曲のメリハリ（強弱）の付け方もうまいです。だからサビが一層引き立つんですね

ご本人がおっしゃるように最初２曲はアップテンポでノリのよい曲、会場も手拍子で盛り上げます

「前の２曲はアップテンポでしたが、次はしっとり系の歌です」おっと、どんな曲でしょう？

「遠くに離れてしまうファンの人がいて、その人のために書いた曲」だそうです。曲名は「忘れないで」です。最初はささやくようにはいり、後半は力強く歌います素敵な曲ですね。こういう曲をセットリストに含めてくるというのはいいと思います

おっと、歌のモデルになった方もこの日いらしているんだそうです

４曲目、再びアップテンポな曲に戻ります。「エール」です。この曲でももちろん手拍子、特に盛り上がってたのではないでしょうか。横浜Aチームの応援団の結束を感じました

そして、最後は「笑顔の輪」でフィナーレを飾ります。笑顔の輪がもっと広がるように、と・・・

「１つ１つの出会いを大切にしたい」とおっしゃっていた西村俊祐さん、そんな西村さんの人柄を表したような心地よいステージでした

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ストリート甲子園１回戦：川崎代表：待良さん

川崎チーム、２番手は待良さんです。ええと、なんでしょう、最初に「帽子をとったほうがいいか、つけたままのほうがいいか？」って会場にアンケートとってましたよ（笑）。そして、その結果、帽子はとって演奏することになりました（笑）。

司会をつとめていたお笑いコンビの八福亭さんも「こんなアーティストははじめて」とおっしゃっていました（笑）。やっぱり川崎チーム、というか待良さんって破天荒だな・・・

１曲目は「カメラ」です。割と普段しっとりとはいる待良さんですが、この日は最初から気合を感じます。どんどん前へ前へ出ている印象でした。もちろん曲自体はしっとりとしているんですけど、いつも以上にパワフルでしたね

MCです。「前に出てきた浅羽由紀さんは”酒の街かわさき”と言っていましたが・・・」

ん？何が言いたいのかな？

「全くそのとおりです！！」

否定せんのかい！！（笑）これには会場も大爆笑でした

最初に川崎に来たのは「東京よりも家賃が安そうだから」ですが、それでも家賃が払えずにピンチ・・・ということがあったようです。そして、そんな時期にちょうど福井のツアーがあり、そこで「あーあ、実家に帰りたいなぁ・・・」と思ったそうです。

はい、もうおわかりですね（笑）。続いては代表曲「実家へ帰ろう」です。ノリのよい爽やかなリズムに会場からは自然と手拍子、会場が一体となった瞬間ですね

次のMC「自分は教会の牧師の息子」という話をします。教会の教えとしては「最後までひとりの女性だけを愛し続けなくてはいけない」なのですが、モテてしまったがために（笑）なかなかそうはいかなかった待良さん、「そっか、嘘をつけばいいんだ・・・」とばかり学生時代は自分を取り繕っていました。しかし、川崎に来て川崎の仲間と会い「何をしてもお前のことを嫌いにならないよ」と言ってもらい、救われたそうです

「高校時代に１番を作り、川崎に来て仲間に出会ってから２番を作った」、なるほど・・・だから１番は「想い出を消せる消しゴム」で２番が「明日を描けるえんぴつ」なんですね

そう思って聴くとより感慨深いです

「今日は勝負のために来ているけど、これ言ったら負けなんじゃないか・・・」というセリフが「そんなもんやろ」かも知れませんが、待良さんはこの言葉を前向きに捉えています。

英語でいうと「It's all right」、ってなわけで、ラストは「It's all right」です。いつもよりもさらにアップテンポで攻めに攻めます川崎チームも浅羽由紀さんを中心に大盛り上がりでした

３番手、美萌さんにも期待です

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ストリート甲子園１回戦：横浜A代表：CAREN(歌憐)さん

対する横浜A代表、チーム「浜風」のトップバッターはCAREN(歌憐)さんです。かわいらしい女性ボーカルは凪（Miss.Honeybee）さん、いかにもヒップホッパー（？）なラッパーさんはYANMA（Mr.Dragonfly）さんです。普段はサラリーマンとOLのお二方、特にYANMAさんはけっこうおかたい職業のようですね。凪さんはステージ途中でメガネをかけ「あ、みんなきてるー」とはしゃぐマイペースな人のようです（笑）

１曲目「carnival」です。最初からノリノリで会場を盛り上げていきます

もう結成して７年になるそうです。それは長いな・・・。ラップとポップを織り交ぜた曲ですが、基本にしたいのは「会場のみんなの笑顔」です。コンセプトはすごくいいですね

２曲目「Precious People(大切なみなさまへ)」です。YANMAさんが最初に書いた曲のようですね。

凪さんのやさしくて伸びのあるボーカル、けっこう好きですよ

そこにYANMAさんのラップが加わり、不思議、でも素敵なハーモニーになってます

いきなり見ただけだとなかなか言葉とか聞き取りにくいところはありますが、でも、伝えたい言葉、というのを大事にしているんだな、というのは伝わりました。

３曲目「smile」、４曲目「etenally」と続きます。

「愛、夢、希望があるからハッピーになれる」、ほんとうにそのとおりだと思います。そんな気持ちを込めて、精一杯歌います

ラストはCAREN（歌憐）さんの代表曲「The 22th century」です。全員参加型の歌、最後はやっぱり盛り上げていきますよー

全体的に、何か伝えたいものがあるんだ、というのは非常に伝わってきました。そして、伸びのあるボーカルの声とテンポのよいラッパーの組み合わせ、よくぞ出会ったな、と思いました個人的には、これからもっと、言葉を大事にして、伝えたいことをはじめて聴く人にもわかりやすくストレートに伝えてもらえるようになれば、もっとみんなで楽しめる演奏になるのではないか、と思います

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ストリート甲子園１回戦：川崎代表：浅羽由紀さん

ついにやってきました、ストリート甲子園の一回戦です。この日のために、前日まで月～金と毎日路上で歌い続けていた浅羽由紀さん、好調子を維持したままの本番でございます♪

司会はお笑いコンビの八福亭さんです。最初から最後まで、軽快なしゃべりと笑いで進行してくれました。

お二方からは何度もストリート甲子園のルール説明がありました。いくつかの基準でポイントがはいるのですが、最終的にポイントが大きいのはいらしたお客様の投票数、ということになります。そして、その投票用紙のかわり（？）が、この1.8cm（ここ重要（笑））のスーパーボールになります。

こちらをなくしてしまうと投票権がなくなってしまうのですが、なくさない秘訣、というのを八福亭のみずほさんが説明してくれました（笑）。って、本当にやる人はいないでしょう・・・

トップバッター、おっと、いきなり川崎代表の浅羽由紀さんですか・・・普段はトリが多いですが、ここだと勝手が違いますね・・・。

チーム名は「やめられねぇー！川崎ラヴァーズ！」です

こちら本番前のリラックスした由紀さん、ちょっと写真ボケけてるけど一応あげておきました・・・。

この日はメインとなる曲をどんどんぶつけていきます。対戦相手の横浜Aチームさん相手に本気モードです

１曲目、「自分は心の病気にかかった、なんで病気になったんだろう・・・」といろいろと考え、その末に学んだことをもとに作った歌、由紀さんの代表曲「鎖」です。

ほんとだ、毎日歌ってるせいか、調子がいい感じがしますね・・・気持ちよさそうに歌っているように見えます

曲もすごくメリハリつけて歌ってますね。こういう演奏がお客さんをグッとひきつけるのだと思います。鳥肌ものの演奏でした

MCでは、「チャイナ服を来てきたのは横浜を意識したわけではなく、勝負服は赤だから」という話をしてました。あと、川崎の紹介については「音楽の街川崎」ではなく（というか、それも非常に重要なんですけど・・・）、「ノンダクレの街、川崎」を強調していました（笑）。いいんでしょうかね・・・

２曲目、「子供の声」です。ああ、この曲、照明を駆使して暗いところで歌うとより雰囲気でるんですね・・・。普段ライブをよく聴くThe Throbさんとはまた違った情景のもと聴くことができました。最近ちょっとのどの調子がよくなかった由紀さんですが、この日はかなり調子良く、サビの力強さ、そしてラストの高音もしっかりあたってました

３曲目、そろそろまきがはいってましたので、割とすぐに曲にはいります。次は「毛布」です。

おっと、最初のはいり、いつもより音量をおとしてきましたね・・・でも、由紀さんは「調子が悪くて声が出ない」のではなく、「サビで一気に攻めるため」にここはあえてピアニッシモなのです

ラストは「藤色の風」です。由紀さんも最初からバッチリ力強い響きの声、高音だけでなく、低音もしっかり聴かせます

サビはもちろんみんなで大合唱、川崎チームが一体となって頑張るため、会場からも精一杯歌いますよ

由紀さんさすがです、最初からインパクトを与えてくれました。勢いがつきますね、あとに続く待良さん、美萌さんにもこの勢いを続けてほしいです

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