2012/4/30：第7回藤枝音楽祭：後半（ピアノ弾き語り）：椛島恵美さん、高橋涼子さん、浅羽由紀さ

第7回藤枝音楽祭後半はピアノ弾き語りアーティストさんが3名登場です。まずは今回初参加の椛島恵美さんです。初参加なので緊張してる、とのことでしたが、リハーサルを聴いていて「あ、きれいな声だなぁ・・・」と思っていたので、恵美さんのステージも楽しみにしていました。

最初の曲はお母様への感謝の気持ちを込めた「母」という曲です。まず感じたのはピアノのタッチがやさしくてきれいな音を奏でている、ということですかね。間奏には力強さも感じました。歌のフレーズもやさしく、ふわっとした声も出るけど、カツーンと突き抜けるような強い歌い方もうまく使えるんだな、と感じました

MCでは「静岡の人は穏やか、暖かさを感じる」と伝え、そこから「みなさんへの感謝の気持ちを伝えたい」とつなぎ、次の曲は「メッセージ」という曲です。

曲の構成いいですね、Bメロが特にきれいでそこからのサビへのつなぎも心地よいです

3曲目、「アップテンポな曲を歌います」と選んだのが「天邪鬼」です。あまのじゃくな女の子の心をひらすらかわいく歌います曲調は本当に終始アップテンポ、曲調は最初から最後まであまり変化はありませんが、ピアノは小柄な体には似つかないほどダイナミックでした。音域もめいっぱい広く使っていたように思います歌も高音の伸びがよかったな、と感じました

MCでは蓮華字池公園内の出店藤枝名物の朝ラーメン（朝ラー）を食べた話をし、「朝ラーメンさいこー！」と叫んでいました（笑）。

4曲目は「君のとなりで」です。前奏はそれこそこのままインストゥルメンタルでもよいくらい気持ちよい感じでした。歌にはいってからもゆったり聴けましたね

最後の曲前のMCではボルヴィックさんの「1L for 10Lプログラム」について話しました。このプロジェクトに共感した恵美さん、ボルヴィックさんのお水を一生懸命（？）飲んでいたそうです。そして、テレビの映像で（？）アフリカのこどもたちが喜んで飲んでいるのを見て、思い立って作った曲が、最後に歌う「地球の裏側のお話」でした。

おお、こういう壮大なテーマの曲もかけるのですね・・・歌聴いて鳥肌たちましたよ・・・おっと、最後は合唱はいるのか・・・心の準備してなかったな・・・

まだ20歳だからどんなものかな、となめていたわけでは決してありませんが、等身大の自分を表現した歌から非常に大きなテーマの歌まで幅広く歌える本格的なアーティストだな、と感じました椛島恵美さん、将来さらにどうかわっていくのか楽しみです音楽祭終了後もT-1さんからいろいろとアドバイスを受けていました。それをどういう形で昇華していくのかにも期待したいです。

続いては高橋涼子さんです。

最初は「夢ガム」からはいります。元気で爽やかにキメますね

MCでは涼子さんもこの地：藤枝のみなさんへの感謝の気持ちを伝えます。そして「未来は自分で描く」という意味も込めて、2曲目に代表曲「ありがとう」と持ってきました。曲自体は「失恋ソング」なわけですが、そこにいろいろな人への感謝、未来を自分で描くというようにさまざまな意味が加わってきます。だからこそ、涼子さんがこの曲を歌うたびにどんどん深みがでてくるわけですね

MCでは前日のたけのこ堀りの話などをしていました。続いての曲は「過去・足跡」です。「過去を忘れちゃいけない」という気持ちで作った曲です。昔作った曲、ということもあり、現在歌っている曲とは曲調もだいぶ違いますが、曲からは若さと元気を感じます

そういえばぢろーらものうしろに座っていた人が「コード進行が面白いな・・・」とつぶやいていました。確かに・・・

4曲目、こちらも代表曲「一人歩き」です。若干前奏が普段と違って「お？」と、思ったりします。はいりもいつもより小さい声ではいり、そこからどんどん盛り上げていく感じでダイナミックさを表現しているように思いました軽快なリズムで楽しいな・・・。雨あがりの澄んだ空気の流れを感じるようでした

屋外の無料ライブということもあり、演奏中でもお客さんの出入りがけっこうあるため、涼子さんもあえてこのタイミングで自己紹介します。自己紹介ソング「Early Moon」を歌った後、最後の曲「守ってください」につなぎます。「本音を言えるようになったら楽になった」「時には休もう、そして甘えよう」こういった気持ちを伝えることは大事なんだよ、と教えてくれる歌ですね。

普段とは違うセットリストの組み方でけっこうこれはこれで面白いな、と感じました。もちろん、涼子さんが伝えたいメッセージがたくさん詰め込まれたステージでした

ラストは浅羽由紀さんです。満を持しての登場です

藤枝音楽祭がはじまるきっかけについて話していました。藤枝を音楽で盛り上げたい、今までこんなに立派な野外音楽堂があるのにあまり有効に使われていないように思う、じゃあ由紀さん自ら立ち上げよう・・・と考えたんですね

「自分にしか歌えない曲を歌いたい」と、最初は自己紹介の曲でもある「私へ」を歌います。お、出だしから好調ですね・・・いつも以上に全体的に声がしっかりしているように思います

MCでは昨年の藤枝音楽祭の話をしていました。昨年は雨のため、蓮華寺池公園内の博物館でやらせていただきました。もちろんそのことは大変ありがたいことなのですが、博物館を観にいらしたお客様はやはりひいてしまう人もいらっしゃったようでした。

今年は野外でできてよかったね・・・という話なのですが、由紀さんが出てきたので（？）雲行きが怪しくなってきました・・・と「雨女」っぷりを公表（？）していました

2曲目は「大好きだったあなたへ」です。由紀さんの力強く、鋭さがある声で、自分の気持ちをストレートにぶつけているようでした。ある意味「怨念」も必要なのかも・・・

3曲目、由紀さんのことをずっと支えてくれている、由紀さんのおばあちゃんの畑の歌「ナカンタ」です。

出だしはスピーディーに、途中はたっぷりため、おばあちゃんと女の子が畑に帰ってきたときにはパッと明るくなります。長調で三拍子、もともと曲調自体は曲中であまり大きく変化せず全体的に明るい曲なのですが、その中でも由紀さんはナカンタの気持ちの変化を歌い方を替えて表現していました。それこそ、まるで移調するとかそれくらいの変化があったかのように声色とかもかわってました

次のMCでは由紀さんのおじいちゃんにやさしくしてもらった想い出などを語った後、4曲目の「毛布」につなぎます。１つ１つの言葉を丁寧に、感情表現豊かに歌います

ちなみにこの日はもちろんCDやDVDなどの物販もやっていました。物販にいるのは目の細いこちらの男、「みょうちん」さんです（笑）。なぜかMCで彼が紹介されていました

ラストは「藤枝は特産品を作ったりして頑張っている。私も音楽で藤枝を盛り上げたいので応援歌（？）を作った」という話から、「藤色の風」を歌うことになります。もちろん会場と一体になっての合唱を予定しているわけですが、今回は最初に練習を行います。

「みんなが大きい声を出すまで終わりにしませんからね（笑）」という由紀さん・・・ええ、大きい声出しますってば・・・多分、知っている人がある程度大きい声で歌ったほうが、まわりの人も声出しやすいと思いますので・・・

え？本日出演したアーティストさんとかみょうちんさん、はっちゃんらがステージ上に呼ばれてるぞ・・・

で、こうなるわけです

ラストの合唱ではいつもよりも繰り返しの回数も多いですね・・・それに、ぢろーらもがいる逆サイドとかからも大きな歌声が聴こえてきます・・・すごいな・・・。

そして、大盛り上がりのフィナーレをむかえます

で、なぜか最後は「いっぱい、いっぱい、またいっぱい！」でしめくくります

今回も全アーティストの力のはいった演奏をたっぷり聴かせていただきました

ちなみに、待良さんのステージに間に合わなかったお客さんのために、音楽祭終了後に特別に1曲演奏していました。確か「消しゴム」だったかな・・・もちろん近くにいた人達も聴いてましたよ

・・・。

次のブログ、どうするかな・・・。蓮華寺池公園内の様子や帰路の話とかを書く予定ですが、先に昨日の利き酒会のことを書くかな・・・ちと考えます

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