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2012/4/30:第7回藤枝音楽祭:前半(ギター弾き語り):牧野憲人さん、Momocoさん、Sing-るさん、待良さん

2012-05-02 02:38:27 | Taila

2012年4月30日、我々の静岡ツアーのメインイベントである、第7回藤枝音楽祭(藤ON!)が行なわれました。会場は静岡県藤枝市蓮華寺池公園音楽堂、公園ではちょうど「藤まつり」も開催されています。だとすると、けっこうな人通りが期待できるね。それに、売店もたくさん出てるからそこをまわるのも楽しみだぞ・・・♪

昨年は運悪く雨に振られてしまったからなぁ・・・でも、今回は大丈夫そうです

ええと、「前半」「後半」というのはあくまでこちらのブログ記事の便利上でわけていますが、実際「前半はギター弾き語りアーティスト」「後半はピアノ弾き語りアーティスト」としっかりわかれています。なるほど、これであれば一回ごとにキーボードしまわなくていいから、次のアーティストへの引き継ぎもスムーズですよね

藤まつりのイベントスケジュールの中に、きちんと藤枝音楽祭も組み込まれてます。

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第5回の藤枝音楽祭では雨で博物館を借りて開催していたので、ぢろーらもは音楽堂を見るのははじめてなのです。うん、確かに立派なステージですね

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「こんなに立派な音楽堂があるのにあまり使われてないな・・・藤枝でもご当地の名物を作ろう、街を活性化させよう、って動きがあるなら、私は音楽で藤枝を盛り上げたい。」と思い立った浅羽由紀さんの強い想いからはじまった藤枝音楽祭も7回目、今ではすっかりおなじみになりましたね

「建物での開催」だとどうしても「最初から音楽祭に来るつもりの人」以外はなかなか来ないものですが、屋外のステージだと通りがかったたくさんの人に聴いてもらえ、気軽に足をとめてもらうことができます。やっぱりこの差は大きいです。

(もちろん、昨年の博物館の方々の対応には非常に感謝しておりますが)

タイムスケジュールはこんな感じです字はてっちゃんが書いています

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トップバッターは牧野憲人(まきのけんと)さんです。藤ONだとお馴染みの方ですね。

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1曲目は手拍子のはいるノリのいい曲からスタートです。お、昨年よりも声が良くなっている気がするね・・・まだ21歳、成長過程まっさかりですね

MCでは「趣味はサウナと銭湯、好きなものはさきいか」と、自分のことを「オヤジ」と言い切ります(笑)。ま、いいんでないかい?

「メジャーの脚光を浴びているアーティストもいるけど、日のあたらないところで頑張っているアーティストもたくさんいる」と、次の曲は日陰をテーマにした曲でしたね。

おお、牧野さんはバラードも得意なのですね・・・寂しげな雰囲気が出てますね・・・さらに年を重ねると、もっといい味が出せそうだな、と感じます

ええと、今日も自分で「牧野憲人」の名前をいいまくります(笑)。「第5回藤枝音楽祭:前半」のときもそうでしたね。とにかく「名前だけでも憶えて帰ってほしい」という気持ちは誰よりも強いのだと思います。

3曲目は「おやすみ」という曲です。寝る前にいろいろと考えちゃうときの悶々とした(?)雰囲気もありますが、「明日への希望」という感じで、前向きな曲に仕上がっているように思います。

ラストは「幸せ下暗し」です。もとになる言葉はもちろん「灯台下暗し」ですね。「幸せなときはそのことに気がつかない」という意味ではよくありそうなシチュエーションですが、曲の雰囲気的には「あ、ふと思ったけど、気が付いてみたら僕はこんなに幸せなんだね」という、明るく楽観的な感じがしました。こういう切り口は牧野さんらしいといえるかも

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21歳という若さもあってか、全体的に非常にさわやかさを感じだステージでした。自分のステージが終わってから、お客さん1人1人に「ありがとうございました」とあいさつしていました。好青年ですね

2番手はMomocoさんです。横浜からいらしたアーティストさんです。高速バスでいらしたようですね、おつかれさまです・・・m(_ _)m

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1曲目「春風とともに」です。リハーサルも少し聴かせていただいたのですが、ギター演奏の力強さは、どちらかというと「男性的」な印象を受けました。Aメロはふわっとした声からはいる感じですが、サビになるとけっこうガンガン出していく、というように、声のふり幅も大きいです

2曲目は「ひつじ雲に乗って」です。迷ったときはひつじ雲にのって・・・か・・・なんか、思い切ってはっちゃけたほうが合いそうな感じがしました。3曲目、「愛のうた」という三拍子の曲でした。ひなたぼっこをしている眠そうな猫の気持ちを表しているのかな?曲の中での変化は少ないですが、なんだかほんわかと聴けますね4曲目は「約束」です。この曲は1、2年後とかにさらに声に深みが増すともっとよくなりそうな感じもします。

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5曲目、Momocoさんが落ち込んで、音楽をやめようかな・・・と思った時に書いた「あめだま」という曲です。悩んでいた時もいろんな人に励まされ、「やりたいことをやりたいようにやればいい」と言ってもらえたそうです。確かにこの曲、一番思い切って、いろんなものを吹っ切って歌っているという感じもしました。

ラストは「りょうて」です。等身大の愛を描いています。「全力投球ではうまくいかない」、そうですね、無理をしないことも大切ですね・・・。今までの曲は高音はファルセットでうまく処理していましたが、この曲は地声でしっかり出していました。どちらもうまく使いこなしています

今回は割と音的な部分に集中して聴きましたが、次回機会があれば歌詞もしっかりきいてみたいと思います。

3番手、Sing-る(しんぐる)さんです。

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T-1さんの仕掛けのおかげで、ぢろーらものブログでも、Sing-るさんがブログ更新するとそれが反映されるようになりました。由紀さんのブログとかでもたびたびお名前はうかがっていたので、どんな方かな?とは気になっていました。

ぱっとみちょっと怖そう(すみません・・・)かな、と思ったのですが、とてもやさしくて礼儀正しい方です。この日、自分の出番以外は、通りがかりの方々を積極的に呼び込む「宣伝マン」を進んでやっておられました

この蓮華寺池公園に感動した、という気持ちを伝えた後、1曲目「夢は逃げない」を披露します。やさしくて聴きやすい、癒し系の声を持つSing-るさん、曲のメッセージも「(夢は)いつもそこにある」「今でも遅くない、気持ちがあるのなら」とストレートでわかりやすいです。1つ1つの言葉を大切に歌うので、言葉も聞き取りやすく、Sing-るさんが伝えたいメッセージもしっかりと伝わってくるようです

ええと、おてんとさまのほうですが、ちょっと雲行きが怪しいですね・・・でも、「みんなのパワーで天気をもたせましょう」とSing-るさんは呼びかけます。

2曲目、地球温暖化について書いた「それは遠い未来ではなく」という曲です。温暖化によって、とある島が将来水没してしまうだろう、ということ、非常に重要なテーマをストレートな形で伝えています。大声で叫ぶように歌うのではなく、Sing-るさんのようにやさしく、しっかりと語りかけるように歌う、というのが効果的なのかもしれません

3曲目、「エール」です。

Sing-るさんのおっしゃるように、「頑張れ!」という言葉、心の病気になって「もう私は精一杯頑張っている」という人には逆効果だ、というのは割とよく言われることですね。Sing-るさんもそれをよくわかっているから、「頑張れ!」とエールを送るのではなく、「大切な人を見守りたい。いつまでも味方でいたい」という形で応援しているのですね。

「何もできなくても恥ずかしいことじゃない」か・・・、認めてあげることが重要なんだな、と改めて考えさせられました

ラストは「ありのままの自分で」という、明るい曲で締めくくりました。「君は1人じゃない」・・・なんです。

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声やギター演奏のやさしさももちろん素晴らしいのですが、Sing-るさんの考えや経験をもとにしている、1つ1つのメッセージがとても素敵ですシンプルでわかりやすいのもとてもよいと思います

ギターステージ(?)の最後は、お馴染みの待良さんです。藤枝音楽祭に関して言えば、浅羽由紀さんを除くと唯一の「皆勤賞」なのです

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1曲目「カメラ」からはいります。待良さんの「ヒーロー」だったお父様がある失敗をしたときに、ヒーローだったお父様の像が崩れたときに「逆にもっとさらけだしてほしい」という意味を込めて作った曲です。

リハーサルでも少し歌っただけで自分で「全く問題ありません」と言い切った待良さん、自信観満ち溢れた演奏でした

MCでは、この地、藤枝の方々に今日来ていただいた感謝の気持ちを伝えます。

続いては「実家へ帰ろう」です。自分の不手際(?)で電気やガスが止められて辛かったとき、「実家へ(逃げ)帰りたいな・・・」という思いでつくった、ということもさらけだします。この日も通りがかりのお客さん含め、大勢の方の手拍子をもらってました

ちなみに待良さんの足元にコップがあるのにお気づきかもしれませんが、こちらはビールですせっかくなので普段のライブバーのように(?)、途中でビールもいただいちゃってます(笑)。

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なんか、ぢろーらもの前に座っていたお子さんが「ビールだって!ビールだって!あはははは・・・」と、妙にビールに反応してました。この子の中でなにがツボだったのかはよくわかりませんが、とにかく面白かったようですよ(笑)。

この日、お子さんも多くけっこう会場内もザワザワしている感じはありますが、「不特定多数の人も聴いてくれる」「子どもも騒ぎつつでもなんとなく見てくれている」と考えると、それはそれでいいのかな、とも思います。

続いてのMCでは、待良さんが自分の出番前に呼び込みをしていたときの話をしてくれました。ギターを持ったまま呼び込みしていたら、ある人に「このギター、いいね」と声をかけられたそうです。「あ、わかりますか?」と待良さん。このギブソンのギター、もらいものなのですね。

この流れで、続いての曲は、ギターをくれた友人に向けて作った「ナクペンダ」です。ギターをくれたあと天に召された友人にはこの曲を聴かせることはできなかったけど、大勢の人に聴いてもらっているし、JOYSOUNDでのカラオケ配信も決定しました。

この日もやはり「ナクペンダ」では特に会場を魅了していました

次のMCでは、由紀さんの実家のみかん畑で、待良さんが「携帯も財布も忘れて翌日電車でとりに行った」という「忘れもの伝説」についても話します

4曲目・・・「そこにまた花は咲く」です。ルームシェアをしていた友人が待良さんのもとを去っていく際に、なんらかのけじめをつけなきゃ、という想いで作った曲です。そうですね、他の曲にはない切なさを感じますね・・・待良さんの曲1曲1曲、それぞれ違った色があるわけですが、これもまた他の曲とは違っている感じですね。

最後のMCでは、「僕(待良さん)のイメージは?」と会場に問いかけます。え、「好感度(が高い)」というイメージがあるですって?(笑)

待良さん「今からその好感度をみるみる下げていきます」と宣言します。

「僕のイメージ、いろいろありますが、”かっこいい”を除くと全部ウソです!」とのたまってます(笑)。はい、また好感度下がりました(笑)。

まあ、ジョウダンはさておき・・・

これまでかっこつけるために、いい子供を演じるために嘘をつき続け、自分の歩いてきた道を後悔して生きてきたという待良さん、でも、浅羽由紀さんはじめ新丸子のrapportな仲間と出会い、「そんなに嘘をつき続けて大変だったね。でも、人間なんてそんなもの。そんな待良を俺(私)は嫌いにならないよ」と言ってもらい、(言葉だけでなく行動や態度でも)時間をかけて示してくれたそうです。本当に素敵な仲間に囲まれてます

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そんな中でできた待良さんの代表曲「道」でこのステージをまとめます。ギター部門の最後を締めくくるのにふさわしい、堂々とした演奏です。目を閉じてじっくり聴いている人も多かったと思います。ア・カペラ前ではいつもよりもしっかり間をとって、祈るように歌います

ギターステージは4人ともそれぞれの個性を発揮した演奏を届けてくれました。この勢いを後半のピアノ弾き語りの3人にもつなぎます


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぢろーらもさん♪ (Sing-る)
2012-05-12 10:09:21
ぢろーらもさん♪

コメントが遅くなり申し訳ありません。 <(_ _)>
簡単なご挨拶して出来ていないにも関わらず
このような記事を書いてくださり、本当にありがとうございます。
ちと見てくれは怖いといわれますが…た、確かに。 (^ ^;)
サングラスを取れば…とよくいわれるのですが、
基本が小心者なためビビッてしまうので取れません。(恥)
そんな自分のことを温かい目で見てくださり、
音楽もキチンと受け止めてくださったこと、
心から嬉しく思います。本当にありがとうございます。
まだまだ足りないところがたくさんありますが、
これからもひとつひとつのことを大切にしながら
より良い音楽に尽力・精進してまいりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
また気軽に声をかけてくださいね~♪ (^o ^)/
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>Sing-るさん (ぢろーらも)
2012-05-12 10:40:25
>Sing-るさん
藤枝音楽祭ツアーおつかれさまでした。
おだやかな曲調と暖かくわかりやすいメッセージが印象的でした。また、始まる前の準備や呼び込みなど、率先して行なっていた姿も素敵でした(^^)

「歌のメッセージと実生活での行動がずれているアーティストは説得力がない」というようなことを以前T-1さんからお聞きしたように記憶していますが、Sing-るさんはきちんと一致しているんだな、と感じました。

当ブログの内容のとおり、私は2年ほど前から浅羽由紀さんを応援しており、時期によってばらつきはあるものの、定期的にThrobさん等にも足を運んでいます。

今後お会いする機会も多くあるかと思います。こちらこそよろしくお願いします^^)
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