矢萩の東京都社会保険労務士政治連盟 台東支部会長としての年始の挨拶を掲載させていただきます。
東京都社会保険労務士政治連盟
台東支部会長 矢萩大輔
あけましておめでとうございます。
台東支部の皆さまにおかれましては、平素より東京都社会保険労務士政治連盟台東支部の活動に日頃からご理解ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
今年こそはコロナが終息することを願いつつ、台東支部政連活動を皆さんと進めていけたらと願っています。
昨年より続いているコロナ禍、皆さまは何を思いお過ごしでしょうか?
私は今の時期ほど改めて私たちにとって国とはなにか?会社とは何か?を問い直す。
昨年はそんな時期だったのではないかと思うのです。
私たちの地域は、マスコミでも医療現場の崩壊で真っ先に話題になった地域です。地域の医療現場が崩壊していく様をまざまざと私たちは見てきました。また、国の対応では、マスク一つすら私たちの下に中々届かないという現実も私たちは体験しました。
そして私自身、このコロナ禍の中、企業と社員そして地域の関係が変化していくのを感じる場面が多々ありました。
それは、多くの失業者であり、メンタル不全の社員の増加であり、ハラスメントなどの労務トラブルの多発であったりしました。
国や企業はあてにならないそんなことが巷で公然と言われるそんな不安な状態が社会を覆っています。
国はあてにならない!
会社はあてにならない!
このような時代の転換点の中、地域社会にとって労働福祉の向上を掲げる私達社労士は未来に対してどんな役割を求められているのでしょうか?
私は今年は、「参加型民主主義」というキーワードを掲げて活動していきたいと思います。
参加型民主主義とは、
参加民主主義 (さんかみんしゅしゅぎ、英語: participatory democracyあるいはparticipative democracy) は、政治システムの方向性と運用において有権者の広範な参加を重視する、民主主義のモデルの一つと解説されてます。
私は、まさに国や企業があてにならないと言う時代に私達はただ嘆くだけでなく政治に関与する、行動を示すときではないかと思いのです。
支部会員の皆様と対話の場をもち行動すべきことは何かを問い、私達の業界に理解ある議員の先生方を選出し区政により参画しこのコロナ禍の時代に「働く」分野に於いてより未来に希望を持てる社会へと、政策の転換や社会システムの変更をもとめ具体的に動き出す年にしていきたいとおもうのです。
その背景にはこのコロナ禍にも関わらず支部の先生から支部政連活動に関する期待を頂きました。それは、台東支部の先生が企業の声を受取り、それを政治に反映し企業のため市民のために動く誇りある職業人としての社労士の姿でした。具体的には皆さんに昨年来ご連絡をさせていただいたように雇用調整助成金の社労士署名の撤廃・労働保険の年度更新提出期限の延長そして、雇用調整助成金の制度拡大の期限延長の要望など企業からの声を支部会員皆さんの意見として要望書として東京政連を通して提出するという動きがありました。
そして全面では無いですが政治は動いたのです。
そこには、参加型社会への一つの実践の形があると思うのです。なにか大きなものにすがる時代から私たちの手で政策の転換や社会システムの変更をすすめる力をもつ、いや取り戻す。
そんな希望を感じる私にとっては出来事でした。
私達は、労働福祉の担い手としてこのような企業や市民の声を集合知として結集させコミュニティをつくり、つなぎ役として社会に貢献していくやり方があるのではないかと思うのです。
具体的には、昨年、本会との共同でSDGsのセミナーを開催しようという動きが延期となりましたが、産学官民の対話会を開催できたらと思っています。また、地域の議員の先生と私たち支部会員の先生との懇談の場を開催していこうと思います。そして、このような働くことへの不安が蔓延している中、引き続き学校教育に関しては本会と協力して学校教育に対してより関与していきたいと思います。
それは働くことの豊かさ魅力を伝えていけるような職場体験の場を勤務社労士の先生方にも政連の活動に関心をもっていただき一緒になって会員の先生方の地域貢献活動を応援していきたいとおもいます。
最後になりますが私は先にあげたマスコミで報じられた病院へ足を運んだ際に素晴らしい光景、区民と企業のつながりの風景を目にしました。
そこには「頑張れ、〇〇病院(地元有志一同)」と横断幕が区民の手でかかげられていました。
あらためて素晴らしい地域で仕事をみなさんとさせていただいてるなあと。今年も
そんな感謝の思いでスタートしていきたいと思います。
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