中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

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職場に動物!? 〜 オンラインだからできるES向上策

2020-05-20 15:58:42 | 組織開発・社風改革
この1〜2ヶ月の中で、リモート、オンラインによる働き方への変化が加速しているのは、皆さんも実感しているところだと思います。
私自身、以前から「職場の自分のデスクでパソコンと向き合わないと集中できない」というタイプでは全くなかったものの、いざこのような状況が続いてみると、「その場にいる人といない人とのコミュニケーション量に差が出る」「オンラインミーティングが続くと脳が疲労して集中力が低下する」「ジョギングや自然との触れ合いなどオフラインの過ごし方を工夫しないとオンラインでの業務の生産性に影響が出る」といった傾向を認識しています。
今のこの困難な状況を機に、新しい働くかたちへといかにシフトしていくか、自らを実験台に試行錯誤している感覚でいます。

そんな中、このような記事を目にしました。
https://buzz-plus.com/article/2020/04/15/goat-2-meeting-zoom-news/?fbclid=IwAR1ifb5I-4jE3dgCTv-08X0v075IsHBCQJjgdpDZ7WaB_UFmlbMuspllZVA

これは、海外の小さな牧場が始めたサービス「Goat 2 Meeting」です。
一見、牧場にいる動物たちを紹介しているのかと思いきや、実は、羊をはじめとした動物たちを、世界各地で行なわれているオンラインミーティングの参加メンバーとして”派遣”し、ミーティング中の癒しの存在として役割を発揮してもらおう、というものです。

今回の新型コロナの影響でリモートワークが進み、Zoomを始めとするオンラインサービスや職場環境のデジタル化が急激に浸透しました。
それに伴い、上述の通り、他者とのコミュニケーションの取り方や、自身の時間・エネルギーの有効な使い方などに課題意識をもち、より良い状態へシフトするために試行錯誤している人も多いと思います。
この牧場が打ち出したサービスは、動物が苦手な方にはなかなか理解しづらい面もあるかもしれませんが、実は、「職場に動物を連れてくる」ことについては、既にさまざまな研究によって、組織のES・健康に好影響を与えるといことが実証されているのです。

●アメリカのランドルフ・ベーカー教授(バージニア・コモンウェルス大学)を中心とした研究チーム「職場に犬がいると、犬が”ストレスに対する素晴らしい緩衝材”となって社員の生産性が向上し、欠勤を防ぎ、やる気を高める効果が生まれる。

近所の工務店の社員犬・ゴンちゃんは、職場だけでなく地域のつながりも豊かにしてくれる存在でした。

●セントラル・ミシガン大学の研究チーム:職場のグループの中に犬がいると従業員相互の信頼が高まり、共同作業がよりうまくいく。

しつけや動物アレルギーなどの問題を踏まえると、リアルな職場に犬などの動物を連れてくることは容易とは言い難い面もあるかと思いますが、この牧場のサービスのように、オンラインの場に自身の動物を登場させ、職場のメンバーと共有することで、職場のコミュニケーションやESの向上にも好影響を与えることができるのではないかと思うのです。


弊社の会議には猫が登場。

幼い頃から犬と共に育ってきた私自身も、デジタルの世界で少しでも”動物がいる職場”を体験できればと思い、日々Zoomの画像に取り入れています。
距離が離れているからこそ、あるいはお互いの背景が見えづらくコミュニケーションがとりづらいからこそ、デジタルを活かして笑顔で働ける職場を創りあげていければと思います。

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