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Jordan(ヨルダン)へ旅をしてきました!!!

2018-10-29 20:19:43 | 日記
Jordan(ヨルダン)へ旅をしてきました!!!


訪れた地は、Amman(アンマン)→Madaba(マダバ)→Mt.Nebo(ネオ山)→Umm Al-Rasas(ウンム・アル・ラサース)→Petra(ペトラ)→Wadi Rum(ワディ・ラム)→Dead sea(死海)

紀元前から続く巨大遺跡では、たくさんの民族の歴史と、小さな小さな人間が創り出す、果てしもなく大きな力を感じます。広大に続く砂漠では、自然の力が創り出す地球の美しさ、自分の小ささを痛感します。人々とのその生活に触れ、生きることは「命をいただいていること」という現実を目の当たりにしました。1日5回流れるコーランの響きも私にとっては魅力の一つ。

ただ、残念なことに、多くの途上国といわれる国では、あてはまることかもしれませんが、町にはゴミがあふれています。町中に公共のゴミ箱はあるのですが、分別は全くされていません。道のいたるところには、更には畑と思しき道路沿いの敷地にも、ペットボトル、空き缶やゴミ・タイヤなどが散乱しています。そのゴミはやがて市などに雇われた清掃員の人が掃除をしてくれるらしいのですが…
特に目につくのは、タバコの吸い殻です。ヨルダン(中東の国)ではタバコに寛容で、ほとんどの男性がタバコを吸います。そしてポイっと…

左:町中のゴミ箱。ゴミ箱があるというのにその周りにはタバコの吸い殻が散乱
右:遺跡にもポイっと…ちょっと腹が立つ!

  

ポイ捨てすることが悪いことだという価値観がないのです。
もっと言うならば、このポイ捨ては、清掃員の人の仕事をつくっているという考えを持っています。
彼らは、自身の国に誇りをもち、家族や先祖をとても大切にしています。またイスラムの教えを忠実に守り心の支えにしています。
なのに、何十年後先の環境(自分の子供たちが暮らすであろう未来の環境)については、ほとんどの人が口にしません。「今」を生きることが精いっぱいの国だからなのでしょうか。
彼らにとって仕事とは、生きることに直結していることであり、家族を守る糧なのです。
だから、彼らはお金のために必死です。何十年も先の過ごしやすい地球よりも、「今」が大切なのでしょう。
今、ヨルダンでも国が深刻なごみ問題について動き始めたという話を耳にしました。まずは子供の教育から変える取り組みをしているそうです。
「地球温暖化」「地球を守ろう」と叫んだところで、彼らにはピンとこないのだと思います。それは自分の生活に直結していないから。
でも、ヨルダンの人々は自分たちの町や国を愛しています。先祖や先人を敬う気持ちは大きなものです。その先人たちが残した歴史や暮らしが崩れると知ったら、きっと彼ら自身が一番悲しむのだと感じます。だからきっと、その側面から、ゴミ問題に取り組むことができたら、きっと一歩はとても力強いものになるような気がします。
今までの価値観を変えていこうとするとき、理想や意義を伝える以上に大切なこと。それは、その人たちの価値観に寄り添って、合った形で考えていくということなのではないかと強く感じました。
私たちの会社には、若いスタッフが増えました。趣味や目にするものすべてが違います。
文化を伝えながらも新しい風を取り込んでいくためにも、こういった視点は仕事においても大切だなと感じました。

ゴミの話を長々と書きましたが、それはヨルダンの一面です。
本当に魅力的で、親日的でとても温かい人々が暮らす国ヨルダンの魅力を紹介します!


Petraペトラ遺跡:人間がこんなにも小さい。




Petraペトラ遺跡:超巨大な古代遺跡。これらの神殿はすべて大きな岩を上部から削りながら創っていったらしい。

  

Petraペトラ遺跡:タクシーがわりのドンキ―やラクダのたくさんの「落とし物」を掃除するおじさん



こんなに小さな子供たちも生活のための大事な稼ぎ手。自分で拾ったペトラの綺麗な石やポストカードを売っています。


  
Wadi Rumワディ・ラム:キリスト教時代初期にアラビア半島から移り住んできたとされる人々が描いた壁画。広大な砂漠の中に、こういった絵や文字がたくさんあります。描かれているのはラクダでしょう。



Wadi Rumワディ・ラム:私の存在も悩みもすべてがちっぽけに感じる!



国土の大半が砂漠地帯なのに、豊富な野菜や果物もたくさん



ヨルダンの人々:親日で、とってもフレンドリーで温かい!だけどちょっと気が短いところも…




DEAD SEA(死海):立ったままの体勢でもプカプカと!誰でも浮くって本当だった!!天然の泥パックはやり放題です。



超巨大な遺跡や、砂漠そこで暮らす人々に触れ合い、地球・自然・そして人間の持つ命の偉大さを感じました。本当に素敵な国です。シュクラーン(ありがとう)!ヨルダン!
そして、不在の間、私の分まで頑張ってくれた事務所の皆さん、シュクラーン!



Warmest greetings from Mayuko.k