実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

瀬越の北前船主と北海道・小樽の大鳥居

2013年05月05日 | 日記

隊員NO.4まこで~す(^_^)v

 

4月27日(土)に行われた加賀市観光ボランティア大学第2回講座で

瀬越町を訪問して、瀬越北前船の関係について勉強しました。

瀬越を代表する北前船主といえば、明治時代に活躍した

五世・広海二三郎(1854~1929年)と四代・大家七平(1865~1929年)

の2人です。不思議なことに2人は同じ日に亡くなったそうですよ。

2人はいち早く北前船に汽船を導入し、優れた洞察力と実践力でつぎつぎと

新しい事業にチャレンジしました。

そして2人の活躍の証が、なんと北海道の小樽市に残され、いまの小樽の

人びとに親しまれています。それが小樽住吉神社の大鳥居です。

Image小樽住吉神社の大鳥居(Googleより)

1898(明治31)年に、広海二三郎大家七平の2人が、船1艘を買い上げて、

広島県尾道から御影石を運んで、下関の石工を使って作らせ、寄贈しました。

明治のはじめ、北海道の開拓が始まり、多くの開拓移民が移住してきました。

北前船は、大阪と小樽の往復の間の寄港地で商売をしていました。

このため、海運の安全祈願と商売繁盛を願い、小樽で一番の住吉神社に

この立派な御影石の大鳥居を寄贈したのです。北前船では、大阪に荷物を運び終え、

帰ってくる時に荷物が入っていないと船が安定しないので、よく重たい御影石を

積み込んでいたそうです。

加賀と小樽はすごく離れているのに、北前船によってこんなに強く結ばれていたんですね。

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