隊員NO.4まこで~す(^_^)v
4月27日(土)に行われた加賀市観光ボランティア大学第2回講座で
瀬越町を訪問して、瀬越と北前船の関係について勉強しました。
瀬越を代表する北前船主といえば、明治時代に活躍した
五世・広海二三郎(1854~1929年)と四代・大家七平(1865~1929年)
の2人です。不思議なことに2人は同じ日に亡くなったそうですよ。
2人はいち早く北前船に汽船を導入し、優れた洞察力と実践力でつぎつぎと
新しい事業にチャレンジしました。
そして2人の活躍の証が、なんと北海道の小樽市に残され、いまの小樽の
人びとに親しまれています。それが小樽住吉神社の大鳥居です。
←小樽住吉神社の大鳥居(Googleより)
1898(明治31)年に、広海二三郎と大家七平の2人が、船1艘を買い上げて、
広島県尾道から御影石を運んで、下関の石工を使って作らせ、寄贈しました。
明治のはじめ、北海道の開拓が始まり、多くの開拓移民が移住してきました。
北前船は、大阪と小樽の往復の間の寄港地で商売をしていました。
このため、海運の安全祈願と商売繁盛を願い、小樽で一番の住吉神社に
この立派な御影石の大鳥居を寄贈したのです。北前船では、大阪に荷物を運び終え、
帰ってくる時に荷物が入っていないと船が安定しないので、よく重たい御影石を
積み込んでいたそうです。
加賀と小樽はすごく離れているのに、北前船によってこんなに強く結ばれていたんですね。