実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

山中温泉・森光子一座記念館オープン!!

2013年05月01日 | 日記

隊員NO.2ゆきちで~す(^_^)v

4月30日(火)の課題研究の時間、4月27日に山中温泉本町2丁目に

オープンしたばかりの森光子一座記念館を見学させていただきました。

ゴールデンウィークなのもあって、わたしたちが訪れたときにも、

観光客の方々がぞくぞくと記念館に来場されていました。

そして実高ふれ愛隊のために、この森光子一座記念館を設立するために

大変ご尽力されてきた元山中町長の田中實さん自ら、本当にご丁寧に館内を

ご案内いただきました。田中さん、ありがとうございました。

森光子さんは皆さんよくご存じのように昭和を代表する大女優です。

「日本のお母さん」と言われていました。また2009年には国民栄誉賞を

生前授与されています。

森光子さんの代表作は何といっても、『放浪記』です。演出家の菊田一夫に

見出され、初めて主役・林芙美子役を演じました。劇中の「でんくり返し」はとっても有名です。

『放浪記』は1961年の初演から86歳になった2006年まで、計2017回も演じられました。

森光子さんは本名村上美津。京都生まれで、東京で仕事をしてきた方で、

山中温泉とは関係の薄い方でした。しかし、日本に数ある民謡の中で、『山中節』が

もっとも好きだったことから山中との縁ができたのです。

2002(平成14)年に山中温泉の中心に山中座を作る際、当時山中町長をされていた

田中實さんは「誰に名誉館長になっていただくといいかなぁ」と悩んでいたそうです。

そんなとき、ラジオから森光子さんが「日本の民謡の中で一番好きなのは、

とても唄うのが難しいけれども山中節です!」とおっしゃった言葉が耳に飛び込んできました。

田中さんはすぐに山中の温泉たまご50個と娘娘饅頭50個を持って、森光子さんの下へ

山中座の名誉館長をお願いします。」と依頼に行ったそうです。

でも、田中さんは多忙な森光子さんにお会いすることはできませんでした。

こんな田中さんも4回目の訪問で、初めて森さんに会っていただくことができたそうです。

それでも森さんは、「わたしには日本中に応援して下さる方々がいます。山中座のお話を

引き受けることは、他の皆さんにとって不公平になります。」といって、断られたそうです。

しかし、田中さんの6回目の訪問で、田中さんの熱意にほだされ、ついに森さんは

山中座の名誉館長を引き受けられたそうです。

森さんは10年以上にわたって山中座の名誉館長を務められました。

そして昨年11月10日に多くのファンに惜しまれながら、亡くなられました。

森さんとのこのような縁から、今回山中温泉に大女優だった森光子一座記念館

オープンしたのです。

記念館には森さんが芸能生活で使われた貴重な衣装や国民栄誉賞・文化勲章などの

貴重品が数多く展示されています。(明日、館内の様子をレポートさせていただきます。)

みなさん、このゴールデンウィーク森光子一座記念館は必見ですよ。

ぜひ山中温泉にいらして下さいね!!お待ちしてま~す!!

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