メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

Headbangers Ball、魂の座

2014年03月16日 11時22分28秒 | ロック

ケーブルテレビでMTVをやっている。
80年代は民放でも(まあ、深夜枠だったけど)放送していて
ここぞとばかり凝ったビデオ・クリップが流されていたワケだ。
ジェネシスやYESなんかもPOPになっていて、ヘビーローテーションでながれていたっけ。
そんな中でも、LAメタルと呼ばれていた若手のビジュアル系(?)のバンドは
ちゃんとハードロックで上位を独占していたから流行り廃りって面白い。

で、とりわけ“ヘッドバンガーズ・ボール”というメタル専門の回が週一ぐらいで特集されていて
ちょいヘヴィでマイナーな楽曲を流していた。なんと司会がモーターヘッドのレミー御大だぜ。
(あ、ちなみにメタリカやジューダスなんかはこの番組じゃなくて通常枠扱い!)いい時代だったよなあ。
そんな番組がタイトルそのままに、今思い出したかのようにたま~にやっている。
ところが番組表には「ヘビメタ特集」とか、当時を知らない人向けと思われる説明タイトルで載ってたりする。

ワクワクして観てみると
なるほど、フィンランドとか北欧系のメタル排出国の勢いのあるバンドが結構網羅されていて
ディレクターもなかなか見識が高いと感心してしまった。
が、残念ながら自分はそのテのバンドはあまり好きじゃない。
理由は単純で、大抵キーボードがいるからだ。そしてメロディ主体の楽曲になっているものが多い。
但し、ヴォーカルがデス声だったりエクストリーム系になっていて一見では“ヘヴィ&ハード”に
感じさせる味付けになっている。80年代とは違いビジュアルも酷い。デブはあまりいないが
大体はむさくるしいオッサンである。

いいんだけどさ、もっとフックの利いたガツンとくる曲やれないのかよ?などと思ってしまうが
そこはしょせんTV放送可能なビデオ・クリップの範囲内であるからして
どうしたってある程度は馴染みやすい仕様の曲になってしまうのは仕方ない。
自分の好きなパンテラ系の音を出すバンドのクリップにはなかなか出会えない。
ヘルイェーなんて結構キャッチーだし、もっと露出しないかな?現状では一番好きなバンドだ。
特に1stは最高だね。パンテラの「悩殺」と同じぐらいの頻度で聴いてるぞ。

アーチエネミーも嫌いじゃない。ヴォーカルがアンジェラになってからのファンだったりする。
基本的にはデス声で歌うスタイルは嫌いなのだが、ハイトーンで歌いまくるってよりかはマシだ。
それにビジュアルもカッコ良い。やはり美人ってのは得だね。
但し、最近あの妙に泣きメロなフレーズが鼻についてきて、曲をあまりいいとは思えなくなってきた。
いつも思うのだが、アンジェラはあの声でいいから、少しはデス歌唱スタイルから離れてはいかがなものか。
デス・ヴォーカルの人って歌ヘタじゃね?みたいな感覚が自分にはあるのだ。
フィリップ・アンセルモとかトム・アラヤとか“怒鳴り系”“吐き捨て系”への移行を期待。

でも、マイナーなものを好きというのも
こうして自分の範囲内に入ってくる番組なりを見つけると、その時のワクワク感がたまらない。
これが日常のアクセントになっていたりする。

ちなみに写真のアルバムはコンピレーションで、メジャーからマイナーなバンドまで
40アーティストがぎっしり詰まった2枚組だ。
このジャンルに限らず、一般的にこうしたコンピレーション・アルバムというシロモノは
中古市場では殆ど価格がつかないぐらい安売りされているものだ。
2枚組というのに1枚500円で買えてしまった。なんか悲しいぐらいだぞ。
選択されたバンドや曲は、まあ個人によっていろいろツッコミもあるだろうが
ドライブあたりで流すには十分な価値はあるだろうし、このジャンルのリトマス試験紙にもなるだろう。
北欧に限らず、アメtリカのチョイ昔のラウド系まで網羅されてるので逆に飽きさせない所も買いだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿