メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「謎の彼女X」感想

2012年07月05日 05時04分43秒 | アニメ
原作は続いているかどうかもわからんがアニメは終了した。
これはチョット期待ハズレな方向で終わった感はあるものの
まあ、着地としては非常にマトモな恋愛モノだったな。

前にも書いたが
第1話をみたカミさんが「凄く嫌なアニメ」とか
「非常にキモチ悪いアニメ」とかいった嫌悪をもって
この作品の視聴をやめてしまっていた。
自分はその「キモチ悪さ」こそがこの作品の肝だと思って
その傾向が加速するのを密かに期待すらしていたのだが、
3話以降急速にフツーの感触のアニメになってしまった。

そうはいっても
キャラクターはそれなりにエキセントリックで
ヒロインに”謎の”という形容詞が冠につくのはいささかも問題はない。
しかしながら、年頃の少年少女が恋愛に対して抱く不安や喜びが
ストレート過ぎるぐらいに描かれていて
そこが他のアニメとは一線を画するものとなっている。
そう、これは純愛もののアニメだったのだ!

当然、主人公は肉体関係に興味を持つし
なかなかそういった展開に進まないもどかしさもストーリーの要だ。
この気恥ずかしい内容をコメディ側に味付けしているギミックが
”唾”であったり”ハサミ”であったり。
自分は”ハサミ”で引いてしまったが。
そう、気持ち悪い生々しさが”ハサミ”で薄れてしまった感があるのだ。

ところで、最終回のお行儀の良い佇まいを観て
古いアニメで恐縮だが「めぞん一刻」を思い出してしまった。
墓参りのエピソードとか…。
そこんところがTV放送の落としどころだったのかもしれないな。
「もっとエロに!」という希望はともかく
総じてナカナカ面白い作品だった。


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