メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「アカメが斬る!」感想

2014年12月28日 21時29分19秒 | アニメ
原作は知らないので、このアニメがここまで面白くなるとは思わなかった。
最初は“キャラデザが古臭く、しかもありがちなキャラ設定。
展開もコメディだかシリアスだがよく判らない中途半端なアニメ”
という感想を持っていのだが、話数が進むにつれてドンドン引き込まれていった。

思い返せば1クール目は主人公の成長を中心に展開し、
じっくりと他の登場人物と絡めていくといった
後半(2クール目)に向けての下準備をタップリと貯め込んでいたんだな。
もちろんヤバそうな敵の描写も怠りはなく、
「このままバトったら負けそうじゃん?」という
期待感を高めるアオリも非常に良かったと思う。

果たして主人公らと対をなす敵の一味との局地戦では
“大バトル1回につき、双方いずれかの1人が死ぬか大怪我”という事に。
ここでまた死亡フラグが比較的判りやすい感じで立つもんだから
ますます見逃せない展開になるという。
この頃には、敵側のキャラにもそこはかとない感情移入をしちゃってるもんだから
結構やるせなかったりするのだけれど。

ここで効いてくるのは“どちらも自分側が正義と考えて戦っている”という
戦争の兵士としての立ち位置だ。
「俺様が貴様らを倒して天下とったる!」みたいな野望系で動いていないので
“悪役”として認識出来るのは“歪んだ正義感”とか“趣味が異常(キモ!)”とかの
キャラ固有のものだ。そういった性癖めいたものがない場合、
主人公達の討つべき相手は、自分達と“等価”になってしまう故に
決着(死んだり)が着かないという公式が導き出される(←ケッコー無理矢理)。

そこでいうと、まだほんの子供で、大臣に操られていただけの王様が斬首されるというのは
チョイとかわいそうだが、まあ最後に街を壊しまくったんだから仕方ないか。

それにしてもナイトレイドのメンバーが死んでいくのは悲しかった。
特にマインやシェーレな。マジ涙流しちまったぜ。
それだけキャラクターに感情移入させられていたのだろう。
なんだ、やっぱ萌えキャラに弱いのか自分。

これは大変恐縮なのだが、主人公のタツミが最終回の1話前で死んでしまった時は
「あらら、まだ来週があるのに?」とポカーンとしただけで
別に悲しくなかったんだよなあ。
どちらかというと群像劇の色合いが強いこのアニメでは
主人公の存在はステレオタイプで際立つものがなかったからかな。
レオーネさんの片腕が吹っ飛んだ時も気が気ではなかったくせにな。
男にはキビシイ自分。

オープニングも良かった!
2クール目なんかはどことなく暗くてな。
1クール目のイケイケ感がなくなって残念!と思っていたら
これがまたじっくりと効いてくるのよ。
メンバーが少なくなっていく度に…。

面白かった!

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