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メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

Black Sabbath 「13」 感想

2014年01月06日 03時04分33秒 | ロック
感想としてはビミョーである。
「昔のサバス?今でも再現できるよ。ほら。」といって作られたのが本作だろうか?
ファンの望むカタチを音にしたらこうなったのだろうか?
いずれにしても、オジー・サバスの再現を目論んだ作品には違いないと思う。

同じような“周りからのプレッシャー”を感じ取って再現したのが
この間CDになったレッド・ツェッペリンの再結成ライブだったと思う。
ジミー・ペイジ自信、かなり練習を重ねて臨んだらしい。
“ファンの望む、最もバンドが輝いていた頃の音”を再現(再演)する“という
ベテラン・バンドには避けて通れない
ナニか挑戦項目になっている事へ真っ向から挑んだものだ。
結果、ツェッペリンの場合は成功したのだと思う。

さて自分はサバスの新作にどういう音(方向)を望んでいたのだろうか?
オジー時代の3~5枚目あたりの雰囲気を持った作品であればいいなあと
漠然とは考えていたが・・・・。
1曲目から「黒い安息日」まんまで展開される“ドゥーム・メタル”。
正直だるい。スロー過ぎる。ROCKに期待するワクワク感がない。
確かに昔のサバスの再現性は高いと思うが
自分があまり好きではなかった部分を提示されてしまった感じだ。

「N.I.B」「ウィザード」「トゥモロウズ・ドリーム」「スーパー・ナートー」
「パラノイア」「スノー・ブラインド」「サブラ・カダブラ」
などが好みの自分にとって、7分を超えるスローな楽曲はちょっと…である。
いや、決して悪いわけではないが今の自分の好みからは外れているのだ。
それに一聴して心に残る楽曲やリフがないというのも寂しい。
普通、「お!」と思うモノが1曲ぐらいはあるものだが…。
好きなバンドなだけに、良い感想を書きたいのだが残念だ。
曲の並び順も疑問だな。のっけからスローな曲の連打ってさ。
これって、何回も聴きなおすようなアルバムにはならないな。憂鬱で。
昔のサバスはどこか明るい(?)トコがあったもんだし、
もうちょっとリフもキャッチーだったよなあ。フックが利いてるというか。

ところが!である。
輸入版のデラックス・エディションを「安いから」という理由で購入したのだが
ボーナスCDの3曲がイイ!なんで本編に入れなかったのか?
本編最終曲の後にボーナス曲が始まった途端「キターーーーー!」ってな感じよ!
まさしくこれこそが自分が今のサバスに求めていた音だった!
「Pariah」なんて最高じゃないか!自分にとってのキラー・チューンだっ!
でもさ、デラックス・エディションじゃなかったら聴けなかった訳でしょ?
こりゃあ勿体ないというか、全貌が見えてないというか。

さっきも触れたが、スローな楽曲が続く曲の並びが気に入らないので
このキャッチーなボーナス曲(3曲)を本編に埋め込んで再構築したら
アルバム全体の印象・感想も違っていたと思う。
そもそも自分はサバスの再結成など望んではいなかったし。
そりゃあ、再結成してアルバム出すと言われたら
やっぱり少しは期待しちゃうじゃない?
(余談だが、ゲスト・ドラマーの“ビル・ワードぶり”には感心した!)

同時にアマゾンで注文したオジーの「ブラック・レイン」(中古)の方が
今となっては期待度が高い。早く来ないかなあ。

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