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SiriusとAldebaranとPolaris

識者は

2018-01-04 11:21:32 | 日記

経済や政治に関し識者は資本主義経済に危惧を抱いている。

マルクスの資本論を研究し、現在の資本主義をグローバル化したゆえに地球規模で格差を広げていると。

一昨年の米大統領選で自らを社会主義者と言い選挙を戦ったサンダース氏に共感を覚えた国民も少なくないと。

彼が言う社会主義がどのようなものか。

聞いた限りでは今の格差を何とかしなければの範疇か?

 

まず、社会主義の定義そのものが未だ定まっていないのが大方の識者の常識だ。

かつて、社会主義・共産主義について端的に語られた時代もあった。

しかし、いまそれを語る者はいない。

 

世界で中国を除き発達した資本主義国で活動を続けている日本共産党をもってしても

社会主義・共産主義について語られることはない。

あるのは現在の歪になり富めるものとそうでないものの格差の広がりを縮め本来の

資本主義の姿に戻す、と。

 

とにかく、一握りどころか一つまみの人間がその国の富みのほとんどを占めている。

若者の雇用不安、高齢者や弱者に対する社会保障の切り捨て。

資本家は金を貯めることしか考えていない。

それが目的化している。

雇用している労働者に回そうとはしない。

 

言うまでもないが労働者も消費者である。

生産するだけでなく消費もする。

が、生産は低賃金で追い立てられるが自分の許に賃金という名で入って来ることはない。

 

日本の政治家、特に自民党はおのれの政治資金獲得のために財界優先の政治をやっている。

最近は春闘でベースアップをと言っている。

その限りにおいては正しいだろう。

が、賃上げを行えば法人税を下げると。

それでも財界はウンとは言わない。

それはなぜか?

金を貯めこむことが目的になっているから賃上げで多少の税をまけてくれても嬉しくない。

税をまけてくれ、」もっと。だが、賃上げはゴメンだ!

これが本音だ。

 

正月三が日が開けて放送も通常に戻った。

早速知らされるのは「今年も値上げの年に」だ。

カロリー換算で食料自給率は下がる一方だ。

そして、国の財政は来年度予算歳入の30%強が国債という名の借金だ。

 

最悪なことにこの借金を減らそうとする気が全くないことだ。

減らす考えをひとまず置いて、これ以上の借金を止めよう、という気もない。

前年より少ないからいいじゃないかと胸を張って?いる状況だ。

 

相次ぐ年金の支給減。

 

それで良しとする国民、か。